「脇に目が行ってしまった」幻の光 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
脇に目が行ってしまった
能登半島地震・輪島復興支援上映に参加しました。是枝裕和の監督デビュー作に当たります。
幸せな家庭だと思っていたのに夫が予想もしなかった自死を遂げ、後悔と割り切れない思いを抱えたまま再婚の為に輪島へ移り住んだ女性の物語です。その喪失感は分かるのですが、彼女がなぜ再婚しようと思ったのか、新しい夫にはどんな思いなのかが僕には十分に見通せませんでした。
そして、「ああ、この朝市の光景もなくなり、街並みや石垣も全部潰れてしまったんだろうなぁ」「浅野忠信さん無茶苦茶若いな」「江角マキコさんはもう復帰する事もないのかな」と、申し訳ないが物語以外にばかり目が行ってしまったのでした。
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