真昼の死闘のレビュー・感想・評価
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クリント・イーストウッド
2023年6月23日
映画 #真昼の死闘 (1970年)鑑賞
ハリウッドで製作された西部劇であるが、フランス占領下のメキシコを舞台としており、西部劇よりはマカロニ・ウェスタンの色合いを感じさせる作品である。
確かにそのとおりな感じだったな
#シャーリー・マクレーン が出るとコメディになるね
異色ウエスタン
ガンマンと尼僧のコメディ・タッチなロード・ムービーとあって、イーストウッドに女には目もくれぬ (イーストウッド本人は女性好きですが…) 孤高のヒーロー像を求める向きには不向きな作品かも知れません?ヒロイン役のシャーリー・マクレーンは演技派として上手く演じているものの、イーストウッドの相手としては不釣り合いで空回りな感じです。
それまでの米西部劇にはあまりなかった風変りな設定とメキシコが舞台だつたりで、アメリカン・マカロニ・ウエスタンといった風情の作品です。加えて、エンニオ・モリコーネの音楽が一層のマカロニ感を醸し出していますが、この音楽こそがこの映画の最大の価値だと言えます。
イタリアからアメリカ帰還から「ダーティハリー」によるブレイクまでのイーストウッドとドン・シーゲル監督のコンビネーション模索中の1本といった作品でしようか。
どこが真昼?
いやあ、西部劇にありがちな雑な邦題。クライマックスは夜だし、その後もないし、笑うしかない。こういうのは許される時代だったのかなあ? センスないけど自分なら「ガンマンと十字架」かな。
ドン・シーゲルとイーストウッドはダーティーハリーより前に巡り合っていた? これからゴールデンコンビになる相性の良さを感じた。タイトルではシャーリー・マクレーンが先。この時代は、彼女が格上だったということなんだな、きっと。
映画は、しっかりできている。西部劇らしくラストの銃撃戦はすごいし、列車の爆破も結構お金使っている感じ。ドン・シーゲルの作風がほとばしる。フランス軍とメキシコというちょっと外した設定も悪くない。エンニオ・モリコーネも西部劇の定石通り心地よい。
ということでなかなかの掘り出し物、佳作でした。
西部劇はこうでなくちゃ!
ドル箱三部作
荒野の用心棒
夕陽のガンマン
続・夕陽のガンマン
これらを三つとも観てもっとイーストウッドの西部劇を観たい!と思ったなら本作を観ない訳にはいかないでしょう
名無しの男そのまんまのキャラクター
エンニオ・モリコーネの音楽
それを本物の西部での撮影で、ドン・シーゲルが監督する
もちろんマカロニ・ウェスタン風味に仕上げた作品
予算もたっぷり、見せ場も十分
どうです早く観たくなったでしょ!
期待を裏切らない面白さ
西部劇はこうでなくちゃ!
BS-TBS吹替版鑑賞。こんな作品あったんですね、知りませんでした...
BS-TBS吹替版鑑賞。こんな作品あったんですね、知りませんでした。C・イーストウッドとS・マクレーンの共演。おまけに監督はドンシゲだ。
主演2人のロードムービー調でなんとも楽しい。やや食われちゃってるぞ、イーストウッド(笑)
西部劇らしいドンパチもしっかりあります。肩の力を抜いて、お気楽に楽しめる良作でした。邦題の意味がさっぱり分かりません(笑)
尼さんのなりきり衣装
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
イーストウッド主演の西部劇だが真剣な場面ばかりではなく、シャーリー・マクレーン相手の旅道中における掛け合いに愉快さがある。最初は敬虔深さを示しつつも、命の危険のある場面で何度も強さとたくましさと機転の良さを見せるマクレーンの尼さんはすぐに身元に怪しさが出てきて、その背景に何があるのかと疑問を抱かずにはいられない。それがもともとは仕事上のなりきりのための衣装だったとは思わなかったが、大儀のために命懸けで行動する勇敢さと同時に緩い部分があって存在感を示した。また陸橋の列車に陣地の潜入・襲撃にと派手な見せ場もあり、やや古さも感じつつも悪くなかった。
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