赤い手のグッピーのレビュー・感想・評価
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結束する田舎の小金持ち一族
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ジャック・ベッケルの1943年の映画で
原作はピエール・ヴェリーの1937年の小説
フランスのシャラント地方で暮らす一族に起こった事件を
赤い手(ルドゥー)が推理し終息させてゆく
原作者はここで生まれ、パリで織物商になったあと
古本屋を開業し、作家になっていったらしい
導入部のパリから戻ってきたムッシューの感じる
地域と一族に対する異質感と
(ちょっと、おどろおどろしい感じ?)
それに敏感に反応する赤い手、なんかが面白かった
ムッシューと共に観てる側もだんだん
彼らに馴染んでゆく感じがする
吝嗇や強欲で事件が起きるが
一族を結束させるものは、勤勉と財産と愛の他には
事件をうやむやにする共犯関係など、か
そこに罪悪感はない…笑
やっぱり赤い手役のフェルナン・ルドゥーが印象的
財産持ちの閉鎖性っていうのはあるなぁ
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