マウス・オブ・マッドネスのレビュー・感想・評価
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覗くな、狂うぞ。恐怖の洗脳小説!
保険調査員のトレントが失踪したホラー小説の作者サター・ケインを追跡するうちに、徐々にはまり込んでいく世界観や異常さが観ていてびっくりするのですが、どこか無限ループに陥っている感覚を持ち、異界へにでも飛び込んでしまったのではないかと終始不安な気持ちにさせられます。
そんな不気味な展開の中に、いたるところに伏線が散りばめられています。さすがカーペンター監督と言いたいところなのですが、つながりそうでなかなかつながらない、理解できそうで全く理解できないのが本作です。監督の奇才っぷりをふんだんに入れ込んでいますが、正直、私には???が常に付きまといました。
ただ、全く理解ができないかというと、これから起きようとする物語の軸は理解できているのです。物語が進むにつれ自分なりの解釈もできる映画なんです。ただ、その意味不明な世界観が難しくさせています。おそらく観る人によって、解釈も異なってしまう映画だと思います。
ものすごいストーリに負けじと、登場するクリーチャーも見どころ満載です。まさにカーペンター監督が好む造形は非常に注目で、想像を超えてくる異様な不気味さがたまらない出来栄え。不気味なのはクリーチャーだけでなく、あのカルトホラーの名作『エクソシスト』の体がブリッジ状態で歩くスパイダーウォークまで登場するという、ある意味笑ってしまうようなシーンも。
ラストでは、まさに映画自体を表すがごとく、意味が難しく解釈がなんとでもできるような状況でした。いや~、やっぱり難しい!迷宮に入ったかのような映画でした。
オチが秀逸
この作品自体がおかしくなる原因という
映画内映画というか、マウスオブマッドネスを見てる自分たちがその原因のモノを見せられていたというオチには心底ビックリした覚えあります。
カーペンターの隠れた名作ですね。
今ならA24でこういうの大量にありますねーしかし
ここまで本に影響されたことないので...
夜道を走行中、変人と数人遭遇。そしてトンネル?抜けたら、いきなり朝。誰も居ない静か~な街並みが妙に美しく見えた。何か日本の田舎の現状を見ているように感じたのは私だけだろうか・・・。
前半はそれくらいしか印象に残らなかった。
「ここが本の街か」そんな感じでしばらく謎解きしてるような二人。怖い場面は少なく進むので、ホラーというよりミステリーなノリに感じたかな。
中盤はお化け屋敷。 連れの女は逆エビ+逆顔!なんじゃこりゃ。でもこの部分はリピートしたくなるかも。。。とにかく色んなゾンビが出てくるので気に入ったキャラでも探すために観ているのか・・・。エイリアン?が出てきてSFぽい部分もあるけど、私はもうストーリーを考えるのを辞めました。本の内容もわからないし。
こんなに洗脳される本があったら恐ろしい。映画や音楽、宗教やスポーツ何でもいいが、もし世界的に洗脳されたらというテーマがあるのでしょう。
まぁ、あの世に行ってたのに、なかなか受け入れられない人の話しってことで自分はまとめちゃいました。
さすがにチャールトン・ヘストンは予想通りチョイ役だったなぁ。
私にとってはテーマ曲と、静か~な街しか印象に残らなかった。
JCらしさが良く出ている秀作
予備知識無しで観ました、演出もカメラもJCらしさが随所に出ていて切れてます、JCファンなら必見です。リアリティに少々欠けるところは無くもないですが現実とはなんだろうという問いは押井守的でスンナリ受け入れられますし、コメディー要素が少ないのも個人的には〇です(これでJC監督作品はほぼ観終わってしまった、残念)。
マウス・オブ・マッドネス
人気ホラー作家の行方を追う内に、
有史以来存在する邪悪なものと自身の運命を知ってしまった保険調査員の恐怖を描いたサイコ・ホラー。
ジョン・カーペンター監督が、
「遊星からの物体X」「パラダイム」に続く、
“黙示録3部作”と呼ぶうちの1つ。
H・P・ラヴクラフトの“クトゥルー神話”をモチーフとした作品。
サム・ニール演じる保険調査員が、
突然失踪したホラー作家の調査を進める内に、
現実と虚構の世界が融合し、
狂気と悪夢の世界にとらわれていく姿を、
カーペンター独特の映像で描かれています。
現実の世界と空想の世界の区別がつかなくなっていくサムニールの演技が素晴らしい。
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