「移民、格差、同性愛と社会問題が詰め込まれた一本」マイ・ビューティフル・ランドレット yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
移民、格差、同性愛と社会問題が詰め込まれた一本
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ジャーナリストである父は息子を大学に行かせたい。
その息子のオマールは叔父のもとでビジネスの世界に入り、そこでのし上がるという野望を持つ。
親子よりも叔父と甥の方が似ていることってあるよなあと思った。
ダニエル・デイ・ルイス演じるジョニーが美しくて、ちょっと影があってセクシー。
オマールの父からはナチだと言われるような、白人の若者。
オマールとの個人的な関係もあって、仲間たちよりもオマールと一緒にいることを選ぶ。
オマールとジョニーの関係は純粋な友情でも、恋愛でもない。
オマールの中にはやはり学校で移民ゆえにいじめにあったというのがあり、その白人を今度は自分が雇い、こき使う立場になったんだぞという屈折した思いが感じられる。
それに最後の騒動でもあったように、ジョニーのような若い白人が移民に雇われて働き続けるのは簡単ではない。
オマールのこれからが心配。
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