「思い出故の贔屓、ただ映像美は掛け値なし」ベッドかざりとほうき 思いついたら変えますさんの映画レビュー(感想・評価)
思い出故の贔屓、ただ映像美は掛け値なし
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幼稚園の頃夢中になって観てた一本。普通の映画なら子供がダレそうな会話パートも、ソレ自体が御伽噺じみた街並みとデヴィッド・トムリンソンの独特なオーラで持って間が持つのが不思議。とにかくベッドでの移動を初めとしたビジュアル的な快楽が矢継ぎ早に来るセンスオブワンダーな魔法描写が見どころで、服や甲冑のこと細やかな動きはディズニー御家芸のアニメパートが霞む感動。コレにやられた自分は小さい頃、無機物フェチというか、物が一人でに動き出すというシチュエーションに並ならぬロマンを感じる性分を得てしまいました。
…最もコレは、難しい言葉もよくわからない幼稚園の頃の記憶による贔屓目もあるかもしれませんね。大人になるまでは戦争を背景にしていることすらよくわかっておらずに観てたくらいですから。
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