「変だけど楽しい」ベスト・キッド2 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
変だけど楽しい
クリックして本文を読む
ジョン・G・アビルドセン監督はミヤギさんや日本人の謙虚さに対してとても誠意をもって描いてくれているのだが、悪者のサトーがひどすぎて、あんなのがのさばっている日本ってどうなの?というちょっとした矛盾を感じる。沖縄では氷の板を割る博打があるなど、ヘンテコ描写はあるものの楽しい映画だった。
サトーは師匠のことを尊敬していたはずなのに死んだ途端、道場を破壊しまくるし、ミヤギが育てているわけでもない農作物を荒らすし、嫌がらせのポイントが変で、頭がおかしいのか?
サトーの弟子のあいつは、台風で梯子の上に取り残された子供を助けるのは怖がってトーチカから出て行かないくせに、サトーに「卑怯者」と罵られると、走って飛び出していく。台風が怖いんじゃなかったのか?
タムリン・トミタはとんでもない美少女といった印象だったのだが、改めて時代を経てみると、実にイモっぽかった。
それにしても決闘が、死ぬまで戦うというのはとんでもないし、警察はまったくいないも同然のようだった。
コメントする