劇場公開日 2002年1月26日

「アン・ハサウェイの魅力だけが…」プリティ・プリンセス うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5アン・ハサウェイの魅力だけが…

2023年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

良く出来たシンデレラストーリーだと思います。

詳しくは知らないのですが、アン・ハサウェイのキャリアがここからスタートしたのなら、まさに彼女こそリアルなシンデレラ。女優としてキャリアを積んで、実力も評価も不動のものにしていくのです。
この時に彼女がまだ10代で、プリンセス・ミアにダブらせてストーリーが進んでいきます。彼女が奔放に画面上でやらかすハプニングもコミカルで、天然っぷりが炸裂していきます。

ところで、、、
観客が期待するのは、普段の生活のブサイクっぷりと、プリンセスになった時の落差だと思うのですが、その差がそれほど強調されていません。
大きな目と、派手な顔立ち、長い手足など、隠しきれないアン・ハサウェイのチャームポイントが、前半から出てしまっていて、演出が生きてきません。
他にも、こうすればもっと面白いんだろうな、と思う残念なポイントがたくさんあって、エンタテインメントとしては、詰めが甘いなと感じます。
特に、クライマックスの舞踏会でのキス・シーンはもっときらびやかに、ディズニー作品らしくキメて欲しかった。伏線も弱かったので効果もイマイチ。

いい映画ですけど、観る前の期待が大きくなりすぎた。
続編が制作されたのでヒットしたのでしょうが…正直、中身の無さにがっかりしました。

うそつきカモメ