「「ホームシックだが、帰るべき家はない。」」ブレードランナー 百花斉放さんの映画レビュー(感想・評価)
「ホームシックだが、帰るべき家はない。」
レビューの表題は、人造人間 レプリカントのリーダー役のルトガー・ハウアーの台詞。
全く別のSF小説でも見かけた問題提議「故意に造り出されたものは、粗末に扱われても当然の存在なのか?」
2年後の2019年に設定されている、ということに驚いた。
こんな世界には(今のところは)成っていなくて良かった。。
子供の頃は、映画を身近な娯楽として楽しんでいたので、人が死んだり、悲しいこと、恐いものなどをわざわざ映画で観たくはないと思っていた。
少し成長した今は、映画の起こす問題提議が波紋のように人の心に影響を与えて、不安を解決し未来をよりよいものに創り変えうるのだと思っている。
などと、何だか真面目ぶったことを言ってみたけれど、構えずに観ても楽しい作品だと思う。
CGを使わない映像がとても素晴らしくて、純粋に感動!
視覚効果の工夫がとても美しくおもしろく、見応えのある作品。
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