フルメタル・ジャケットのレビュー・感想・評価
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さすがキューブリック!!
二度目の鑑賞にして、またもや衝撃。
初めて見たのは多分10代終わりかハタチそこそこ。
さすがキューブリック作品だなと思いました。
前半での訓練学校はひたすら卑劣な言葉を楽しむことができます笑
あのデブの人の狂っていく様子もまたよし。
後半の舞台が戦争となってからの銃撃戦なんかでは緊張感もあり、集中力が高まりました。
音楽の使い方も素晴らしくて、なんか、もっとキューブリックの映画が見たいって思いました。
最後のシーンであの歌を使うあたりもいいですね。
そして、カメラワーク。
奥行き感。
臨場感てゆうの?ホント、どこで撮影してるの?ってゆう。
これは戦争映画ってゆうか…あくまで兵士たちの映画って感じだったけど、すごく面白かったです。
キューブリックはやっぱり面白い!
彼の視点
ようやく見ました
結構、キューブリックは見て来たつもりだけど、なぜかこの作品は見てなかった… いわゆる戦争の狂気系を感じて避けてきたのかなぁ。
いざ見てみると、訓練中のシーンはやっぱり良いね。整列してジョギングしているところとか。むしろこの訓練シーンだけで1本の映画が撮れたのではと思う感じでしたね。
ただ、戦闘が始まると、まぁ大事なところで分かりやすいスローモーションとかズームがあったりして、はたしてこれで良いのか、迷ったですよ。
なぁんか、どこか、いま一歩という感じがあるなぁ。なんか、長すぎる気もするんだよなぁ。
ただ、最後に炎をバックに歩くシーンは良い絵だったね。
と、まとまらない書き方になる映画…ということで、はい。
完成度高いです
『プラトーン』に始まったベトナム戦争映画ブーム、ここに極まれり。
オリバー・ストーン監督の出世作『プラトーン』に始まった何度目かのベトナム戦争物、ここに極まれりだ。
この『プラトーン』に始まったベトナム戦争物のブームの特徴は、本国が舞台ではなく、敵国であるベトナム、ジャングルを舞台にしてあることが大きな特徴である。
しかし、その多くが、ジャングルが舞台であるが、この『フルメタル・ジャケット』の舞台は、市街戦である。
そして、その描き方は、鬼才・キューブリック監督らしく、それまでの映画にあったヒューマンなところは、一切、ない。
死亡している敵兵士に、米軍のヘルメットを被せ、おどけながら記念写真を撮る米軍兵士。
おそらくは、実際の多くの兵士は、バーンズ(トム・ベレンジャー)とエリアス(ウィレム・デフォー)との間で、生真面目に“善”と”悪”とに揺れるクリス(チャーリー・シーン)などではなく、こうであったのだろう。
そういうリアルな様子を、キューブリックは、手持ちのカメラでリアルに演出する。
ただ残念な事に、この映画は、訓練基地と戦場と2部構成になっているのだが、その第1部である訓練基地でのいじめは、あまりにも図式的で、どこかで観たような感もある。
しかし、ストーンズ等の音楽の配し方、最後のビルディングでの攻防など、やはり、キューブリックだ。
余談ですが、アメリカの戦争映画では、必ず味方兵士がやられると、まだ、攻撃を受けていない兵士が、助けに行く。
どうも、これは事実のような臭いがする。
優秀な兵士などいくらでもいるさと言わんばかりに、次々、見捨て、最後の方では、まともに操縦できるパイロットもいなくなった国とは、大違いだ。
ベトナム戦争映画の最高峰
たぶんテレビ放送が難しい作品だと思う。
放送禁止用語乱発の前半、訓練所シーン。
陽気なんだけど、後半のリアルな戦場シーン。
きれいごとでは終わらせない。
戦場の日常をここまでリアルに描いた作品は
他にはないと思う。
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