フルメタル・ジャケットのレビュー・感想・評価
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完成度高いです
非常に完成度が高く、前半 後半 と一気に進みます
かなり面白いです
ただリアリティにはやや欠けます
傑作なのは間違いないです
私は何度も観ていて本当ならもっと高い採点を与えたいですが、あえて正当に採点評価しました
『プラトーン』に始まったベトナム戦争映画ブーム、ここに極まれり。
オリバー・ストーン監督の出世作『プラトーン』に始まった何度目かのベトナム戦争物、ここに極まれりだ。
この『プラトーン』に始まったベトナム戦争物のブームの特徴は、本国が舞台ではなく、敵国であるベトナム、ジャングルを舞台にしてあることが大きな特徴である。
しかし、その多くが、ジャングルが舞台であるが、この『フルメタル・ジャケット』の舞台は、市街戦である。
そして、その描き方は、鬼才・キューブリック監督らしく、それまでの映画にあったヒューマンなところは、一切、ない。
死亡している敵兵士に、米軍のヘルメットを被せ、おどけながら記念写真を撮る米軍兵士。
おそらくは、実際の多くの兵士は、バーンズ(トム・ベレンジャー)とエリアス(ウィレム・デフォー)との間で、生真面目に“善”と”悪”とに揺れるクリス(チャーリー・シーン)などではなく、こうであったのだろう。
そういうリアルな様子を、キューブリックは、手持ちのカメラでリアルに演出する。
ただ残念な事に、この映画は、訓練基地と戦場と2部構成になっているのだが、その第1部である訓練基地でのいじめは、あまりにも図式的で、どこかで観たような感もある。
しかし、ストーンズ等の音楽の配し方、最後のビルディングでの攻防など、やはり、キューブリックだ。
余談ですが、アメリカの戦争映画では、必ず味方兵士がやられると、まだ、攻撃を受けていない兵士が、助けに行く。
どうも、これは事実のような臭いがする。
優秀な兵士などいくらでもいるさと言わんばかりに、次々、見捨て、最後の方では、まともに操縦できるパイロットもいなくなった国とは、大違いだ。
ベトナム戦争映画の最高峰
たぶんテレビ放送が難しい作品だと思う。
放送禁止用語乱発の前半、訓練所シーン。
陽気なんだけど、後半のリアルな戦場シーン。
きれいごとでは終わらせない。
戦場の日常をここまでリアルに描いた作品は
他にはないと思う。
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