「最後の敵は自分」ファイト・クラブ すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の敵は自分
大どんでん返し映画には絶対に驚いてしまう良い視聴者な僕が、
塾の先生にオススメされた大どんでん返し映画その2
ファイトクラブ
真相が明らかになる前と、
明らかになった後、それぞれで全くちがう面白さが楽しめるすんごい作品。
前半のファイトクラブ立ち上げから成功、そして2人が袂を分かつまでを描く濃厚なストーリー
後半のすべてもうひとりの自分(ブラピ)にお見通しになっている中で、動き始める主人公を描くハイテンポなストーリー
思い返してみれば、
同じカバン、
同じ生い立ち、
不眠症、
上司の前での一人芝居、
などなど嘘みたいに伏線だらけ。
うぁああ!と叫びたくなるような超大どんでん返し映画てした。
さいごのさいごに立ちはだかるのは、スペースモンキーでもなんでもなく、もうひとりの自分…!
ずっとブラピに先を行かれていた主人公が、さいごのさいごに、わざと急所を外してブラピを看破「したからこそ」ブラピは消え去り、真の漢になれたのだと思います。
さいごにビルが崩れゆくのも、大切なのは肥大化した欲や格式ばった建物、金やイケてる家具や服、奥深そうな美術品、頭の良さ諸々…そんなことじゃないんだぞというメッセージが込められているのかも。生きる喜びとは、極限の状況に陥ってこそ得られるもの。
特大パンチ👊を食らった気分になりましたが、それはそれ。わたしの勉強を頑張る気持ちに変わりはございません笑
「ファイトイッパツ!」で明日からも頑張ります笑
作中でブラピが映画フィルムに性器やポルノをサブリミナルで挿入していたように、
今作にもブラピがサブリミナルしてます。それは二重人格の伏線のひとつ。
でも僕としては、ブラピが頭に刷り込まれてしまい、今後数週間は忘れられないかもです…
大どんでん返しにも驚いて、ちゃっかりサブリミナル効果にもかかった僕は、やはり良い視聴者なのかも!
最高でした!また観たいです。