「エンタメ映画としては最高」ファイト・クラブ 盲田里亭さんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメ映画としては最高
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ストーリー:主人公は睡眠障害であるが薬が貰えない、他にもカスみたいな環境で病むので病人の集まりに行って自分の心を慰めよる習慣の中で女とであう。
同時期に出会ったタイラーという男とファイトクラブという無法ボクシングクラブみたいなものを作る。徐々にそのクラブは武力などを持ち始め暴走する、といった話。
まず、大人しい方の人格(名前ほとんど出ないので覚えてない)は始めナレーターである。思えばこれも伏線で、働くタイラーを尻目に説明をしており、どちらかが存在する時どちらかが居なくなるんだなと。
それになによりコメディーが上手い。「無駄は犯罪だろ?」というセリフに対して抜け落ちて血だらけになったボロボロの口内をニッと気味悪く笑みを浮かべるだけで言葉を添えない。テンポ、センス、上手いんだよなぁ。
精神病んだら関係の無い病人の集いに行ってみようと思う。ヒロインは正直不快。二重人格の片割れが暴走するというのはありがちな設定。前半のワクワク感が凄いものなだけに、後半は少しよくあるシナリオだったかなと。
前半のワクワク感、なによりファイトクラブという概念は素晴らしい設定で、フォレストガンプのオマージュがあったり、コメディーのさり気なさとセンス、銃殺されてしまった乳おじの名前を何度も言うなどの印象的なシーンのおかげでこの評価をつけた。
そこまでグロくない暴力、ユーモア、印象的なシーン。エンタメ映画として、かなり高い評価を得れると思う。
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