「タイラーダーデンというカリスマ」ファイト・クラブ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
タイラーダーデンというカリスマ
初めて見たのは18.19の頃。
思想的な事よりタイラーダーデンのファッションや行動、見た目に感化されて古着を買い漁ってた事を思い出す。
30を過ぎて見てみてもやはりタイラーダーデンはカリスマだった。
そして社会への反発や縛られてる物事からの解放を促す名言が多い事に驚いた。
22歳くらいに見てたらもっと思想も感化されてヤバイ大人になってた気がするほどの
オーラを発していた。
ブラピのビジュアル、ファッション、言動行動、佇まい全てが格好良いのは周知の通りだけど、
エドワードノートンの不眠による精神の不安定を見事に表した演技も見事である。
アメリカンヒストリーxのようなカリスマ性も発揮出来るのに、タイラーダーデンだって一人二役出来たはずなのに冴えない男に徹したのが凄いと思う。
大オチである部分も後出し的に実は!ではなく、最初からヒントを与えてるデビットフィンチャーの演出も憎い。
これぞ名作。しかし中毒度が高いから多感な時に観るのは…
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