「死神の天国旅行」ビルとテッドの地獄旅行 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
死神の天国旅行
ビルとテッドの大冒険、“時空旅行”から“地獄旅行”!?
遥か未来、ビルとテッドは英雄として崇められ、その音楽は“思想化”すらしていた。
それを疎ましく思う大悪党デ・ノモロスは、ある計画を実行する。
過去に戻り、2人を殺害。
2人そっくりのレプリカントを過去に送り込んだのであった…!
(アレ、どっかで聞いた事あるような設定…?(^^;)
そんな事とは露知らずのビル&テッド。
前作で出会った中世時代のプリンセスとは関係順調。
でも、バンド活動の方は…。
近々ロック・バンドの大会があり、そこで何としても優勝したい!
と、そこへ現れたレプリカント!
果たして2人は逃げ切れるのか!?…って、そうなったらタイトルの意味が無い。
序盤であっさり殺される2人。
ある意味、ここから物語スタート!
死んでも悲壮感に暮れないのが、この2人。
何とかして生き返る方法を見つける!
現世をさ迷ったり…。テッドの父親の身体に乗り移って、笑える!
そして地獄へ落ちて…。この地獄の描写がなかなか不気味なダーク・ファンタジー調。2人にとっては本当に地獄…!
さらには天国にまで…!
奇想天外、いや、悪ノリ全開!
と言うか、ビルとテッドと言えば、これこれ!
前作のフレンドリーな偉人たちも良かったけど、キャラはこちらが最高!
2人の強敵のレプリカントだけど、見た目も考えてる事もほとんど同じだから、何だか何処か憎めない。
そのレプリカントを倒すには、こちらもロボットを造る! そんな事が出来る発明家は彼らだけ、ステーション! 見た目はキモカワだけど、チョー天才! そして驚きのフュージョン!?
そのステーションが造り出した“メカビル&テッド”! ショッピングセンターの材料で造ったレトロな感じだけど、その威力は…!?
でもでもでも! 一番サイコーのキャラは言うまでもないでしょう。
2人が死んですぐ現れた不気味な人影…。
白い顔、黒いフード、大きなカマ…。
そう、死神…!
ただ者ではない…!
曰く、彼に勝てば生き返らせてやるという。
しかし、未だかつて勝って生き返った者はいない…。
他に方法はない。やってやるぜ!
若者ゲームで勝負だ!
…あら、あっさり勝っちゃった。
そしたらメチャクチャ往生際が悪いこの死神。自分が勝とうとするまで勝負を挑んでくる。
でも、俺たち全勝、死神全敗。本当に負けた事ないの…??
ようやく決着付いて(?)、生き返らせてくれる事に。おまけに俺たちの子分に。
急にいじられキャラになっちゃった死神。
コスプレさせられたり、死神なのに一緒に天国旅行まで! 最後は“ビル&テッド&死神”で、ノリノリ♪
もう、映画史上最もサイコーにナイスな死神♪
遂に生き返った2人。
レプリカントはプリンセスたちを狙っている。
さあ、反撃開始だ!
そしてバンド大会は…?
勿論今回も最後は。
チョー分かり切っててベタだけど、やっぱり、
ラブ&ミュージック&ハッピー!