「追悼ジョナサン・デミ」羊たちの沈黙 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
追悼ジョナサン・デミ
"Talking Heads"を撮った映画しか観たことないが随所にニュー・ウェイヴな音楽が好きなんだなぁと。
不穏な雰囲気と緊張感が一切途切れずに物語は進んで行きやはりA・ホプキンス演じるレクターが異様な存在感で全てを掻っ攫う。
派手なアクション描写よりも心理的にジワジワと描き何かが起こりそうでハラハラして興味の持続力を維持したままラストまで。
ハンニバル・レクターという魅力的なキャラと物語の中心になるバッファロー・ビル事件に感情移入出来るタイプのクラレスと巧く描かれていて最後の締めにレクターを持ってくる辺りに不穏感が増す。
今やハンニバル・レクターってキャラだけが有名になっている感もありリアルタイムで観ていたらラストの余韻に浸れたのでは。
政治家の娘が救助され犯人の愛犬を抱きしめているのには違和感が!?
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