「デニーロがデニーロだった頃」ヒート 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
デニーロがデニーロだった頃
劇場公開時に観てから20年近く経って久々にDVDにて鑑賞。
当たり前の事なんだが今と比べて
アルパチーノ、デニーロともに現役感バリバリでそれだけでも何だかありがたい気持ちになる。
(デニーロが、記憶の中のデニーロよりも数段カッコ良くて驚いた。)
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何といっても銃撃シーンの躊躇のなさが素晴らしい。
アルパチーノ、デニーロともに現役バリバリと言いつつも50歳以上な訳だが、オッサンらしからぬ反射神経はさすがであった。
そして銃を構えるバルキルマーがイイ。銃を持ってない時の彼は半端なくカッコ悪くて、そのオンとオフの使い分けが良かった。
この三人の撃つ弾は一個たりとも無駄弾が無いので、マイケル・マンはそういう所が凄いと思った。
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アルパチーノとデニーロ、
刑事VS犯罪者で対立関係にありながらお互い認めあうプロ同士、二人とも「自分、不器用ですから」的な生き方で、「あいつを理解できるのは俺しかいない」という強い連帯感で結びついていた。
もう、そんなに分かり合っちゃってるんだったら、女なんて要らないのでは?とも思うんだが、それぞれの女性関係、家族関係も描かれていた。女優陣の中では大人になる前のナタリー・ポートマンが峻烈で、オッサンに勝てるのは少女しかないのかなあと思ったりもした。
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この映画観といて何なんだが、アルパチーノ派でもデニーロ派でもなく、ジョン・ボイト派の私としては、彼の肌が異常に荒れてたのがちょっと気になった。何だったんだ、ジョン・ボイト。
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