パンダコパンダ 雨ふりサーカスのレビュー・感想・評価
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手紙を読んだおばあちゃんは何を思うのか
前作、「パパができました、子供もできました」
今作、「泥棒さんがきました」
と手紙を受けた、幼い少女を一人置いて家を空けてしまったおばあちゃん。
正気でいられるのかなと気になった。穏やかな顔をしてたけど…
こういう純粋なお話を素直に見る力が無くなっている^^;
動物がたくさん登場し、前作よりスケールが大きい。 水の底から見上げ...
動物がたくさん登場し、前作よりスケールが大きい。
水の底から見上げたアングルが美しい。
走る機関車は猫バスのように無敵。
ドキドキ、ワクワクの連続で常識破りの楽しい作品。
すてきな洪水
監督は『パンダコパンダ』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』の高畑勲
脚本は『パンダコパンダ』『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『君たちはどう生きるか』の宮崎駿
サーカスから抜け出してミミちゃんたちが住む一軒家に忍び込んだ虎の子トラちゃん
なんやかんやでトラちゃんはサーカスにいるトラちゃんの母と再会しサーカスに戻る事に
しかし洪水による水位上昇で取り残されたサーカスの動物たち
ベッドを船として活用し動物たちの救出に取り掛かるミミちゃんたち
サーカスの動物たちを乗せた蒸気機関車は線路がなくてもどこまでも
ミミちゃんはテンションがあがると逆立ち
スカートだからパンツ丸見え
なぜかパンちゃんの声担当者が変更
パンダのお父さんは力持ち
走行する汽車を体一つで止めるなんて新幹線を止めたテリーマンみたい
虎の子トラちゃんのデザインがちょっとな
やっぱり動物2匹に小学生1人だけの家庭生活って不味くないか?
配役
パンダ父子と一軒家で暮らす小学生のミミ子に杉山佳寿子
人の言葉を喋れるジャイアントパンダのパパンダに熊倉一雄
パパンダの息子でやはり人の言葉を喋れるパンちゃんに丸山裕子
サーカス団から抜け出しミミちゃんと暮らす事になった虎の子供でやはり人の言葉を喋れるトラちゃんに太田淑子
サーカス団長に和田文夫
サーカス団員に山田康雄
おまわりさんに安原義人
ミミちゃんが通う小学校の友だちのナナに弥永和子
ミミちゃんが通う小学校の友だちのカヨに松金よね子
歌を歌うようになりました
こちらも「パンダコパンダ」と同時での親子鑑賞。
降り出した雨が洪水となって、やがて町は水の中に沈んでしまう。
そんな中、ミミ子たちがサーカスの動物達を助けに行くという冒険活劇です。
ベッドのいかだや汽車を何ともダイナミックに使ってたりと、こうゆうアイディアや演出が好きでした。
作品は尺は短いものの、物語には豊かなアイディアと起伏があって大好きです。
あと息子さんですが、小さい頃に観たのですが今がちゃんと楽しめる年齢になったようです。
観てからずっと「ぱんだこぱんだこ ぱんだ!」と主題歌を歌うようになりましたよ。
何処かで上映してたら、是非また家族で観にいきたい作品です。
前作と続けて放送視聴。虎との意思疎通や水没した街等、更にファンタジ...
前作と続けて放送視聴。虎との意思疎通や水没した街等、更にファンタジー味がパワーアップ。トラの子のビジュアルがちょっと残念。おばあさんが帰ってこないのは療養の為?今回もそこはかとなく歪さを感じた。とはいえやはりジブリファンタジーは良かった。
ジブリ
2023年3月25日
映画 #パンダコパンダ #雨ふりサーカスの巻 (1973年)鑑賞
#高畑勲 監督、#宮崎駿 演出のシリーズ第2作目
#東宝チャンピオンまつり の1本
#崖の上のポニョ を彷彿とさせる大洪水
ポニョ!?
前半の内容からガラッと後半話が変わり、ポニョみたいな不思議な洪水シーン、洪水も楽しめちゃうたくましいプラス志向の主人公やパンダコパンダ親子に感心しました。最後までワクワクドキドキしました!
とてもよかった
監督は高畑さんだけど脚本は宮崎さんで、大雨で洪水が起こり家が水没するところは『崖の上のポニョ』につながる。水没しても水がきれいでリスクがあまりないところが同じだ。大震災の大津波や近年の台風の洪水を見聞きしていると、こんなものではないぞと思う。猛獣もとても大人しい。蒸気機関車が水中を走る。
しかし、このような野暮なことを気にしても仕方がない。子どもが楽しむファンタジーなのでいいのではないだろうか。実際、子どもが楽しんでいたので正解だ。
50周年の期間限定上映2作目
9月23日からの期間限定上映の2作目です。
サーカスが舞台で、新たにトラちゃんが登場します。
こちらの作品も飽きることなく、観ることができました。
子供向けですが、ミミ子ちゃんやパンダに癒やされます。とても良心的なアニメと感じました。
スーパー小学生ミミちゃんと怪力パパンダ
実は高畑、宮崎アニメは70年代に確立されていたことを実感させてくれる楽しい作品。
その後の日本アニメーションによる「アルプスの少女ハイジ」やスタジオジブリによる「となりのトトロ」に通ずる原点的作品でもある。
特にサーカス団員たちが悪者というわけではないが、大雨による極度の床上浸水によって逃げ遅れた動物たちを放置するという描写は展開上仕方ないのかもしれない。
その分終盤のパパンダの発揮するまさに魔法的な怪力は、その後のトトロをより彷彿とさせる。
そしてゾウやキリンはともかく、ライオンやトラにまったく臆することないミミちゃんはまさにその後のハイジそのものである。
とにかくキャラクターが全部かわいい!
日本一つよい女の子の、とびきりゆかいな物語!
1972年公開の中編アニメ『パンダコパンダ』の続編。
大雨による洪水で孤立してしまったサーカスの動物たちを救おうとするミミ子たちの活躍を描く。
監督は高畑勲。
原案/脚本/画面構成は宮崎駿。
前作から僅か3ヶ月後に公開された続編。
作画監督の大塚康生さんによると、僅か40日で作り上げたらしい。…アニメって40日で作れるのか!?
最も脂の乗り切っていた時期の高畑・宮崎コンビだからなし得た偉業と言って良いでしょう。
今や大巨匠となった宮崎駿も、亡くなってしまった高畑勲も、当時はまだ30代。小さな子供を持つ若きパパだった。
あまりの多忙さからほとんど我が子と接することが出来なかった彼らにとって、『パンダコパンダ』という徹頭徹尾子供向けの作品を、どのような思いで作っていたのだろう。
宮崎駿の息子で映画監督の宮崎吾朗は、本作を父親に連れられて映画館で観賞したらしい。
父親の思い出を聞かれて「家にいない人」と答えた宮崎吾朗が、本作のことを嬉々として語っているインタビュー映像を見て、つい目頭が熱くなってしまった。
リアルタイムで経験した人間の心にいつまでも居座るパパンダとコパンダ。
後追いで観たいい歳した大人があーだこーだ言う作品ではないのだろう。
短い製作期間で作ったとは思えないハイクオリティなアニメーション。
物語は相変わらず牧歌的でのんびりしていてちょっとシュール。何度も寝落ちしかけたけど、まぁそれもしょうがないかな、と思えるような心地よさ。
山田康雄至上主義者の自分にとって、山田さんの声を聞くことが出来る本シリーズは堪らない。もっと声を聞いていたい…☺️
ミミちゃんの声を演じる杉山佳寿子さんは高畑勲のお気に入り。本作での演技に惚れ込み、『アルプスの少女ハイジ』ではハイジ役に抜擢した。
少女役だからといって可愛すぎる声を作ろうとする声優が多い中、杉山さんは自然な声色で素晴らしい、とのこと。
このままTVシリーズ化しても良さそうな雰囲気の作品だと思うが、当時そういったオファーは全くなかったらしい。多分映画の成績があまり良くなかったのだろう。
もしオファーがあればやっても良かったと高畑さんは語っており、もしそうなっていたならば日本のアニメ史にとって貴重な作品がもう一つ増えていただろう。
まぁ、そうなっていたら『ハイジ』も『トトロ』も生まれていなかったかも知れないけど。
ジブリファンなら一見の価値がある本作。
たまにはこういう緩い作品も良いかな☺️
※
DVD特典の、1994年に行われた高畑勲×宮崎駿の対談映像が面白すぎる。
ジブリって、スタジオで作られた作品よりも監督たち本人の方が面白いんじゃないかと最近思っている。
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