「カントリーな風景と独特の恋愛観」パリ、テキサス いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
カントリーな風景と独特の恋愛観
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詩を見ているような感覚を受ける映画。
感情や風景の描写はセンスが溢れているが、
世界観自体が独特なので好みが分かれそう。
「愛しすぎて別れた」とか「失意から何年も世界を放浪し続けた」
とか、そういう世界観。
個人的には一人息子の扱いが気になった。
母にも父にもポイポイ捨てられては拾われる、ということを繰り返されて、
それでも最後の最後まで無条件で親を受け入れる子ども。
そして、一目見るなり、お互いに抱き合い涙する親子…。
子どもはそんなに都合のよいものではないと思う。
育児放棄は子どもを傷つけるという自覚が足りないというか、
親のエゴに目をつぶって、綺麗にまとめようとしたところが共感できなかった。
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