劇場公開日 2025年1月3日

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パリ、テキサスのレビュー・感想・評価

全98件中、1~20件目を表示

4.5顔を合わせる

2024年4月19日
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鑑賞方法:その他
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まぬままおま

4.0「そこにありながら、ないもの」が生み出す情景。

2022年8月11日
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鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

5.0見る/見られる、見せる/見せられる

2022年4月30日
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鑑賞方法:映画館

覗き部屋と映画は似ている。映画は観客が一方的にスクリーンを見る。見る主体としての観客と見られる客体としての映画。覗き部屋は、マジックミラーのようになっており、客からは女性が見えるが、女性側は客を視認できない。見る主体としての男性客と見られる客体としての女性。映画研究者ローラ・マルヴィの「視覚的快楽と物語映画」の影響があるんだろう。映画がなぜ魅力的なのか、それは「のぞき見る」快楽があるから、そしてハリウッド映画においては大抵、男が女をのぞき見る構造をしているとローラ・マルヴィは言ったわけだけど、彼女が言ったことがそのまま映画の中で再現されている。 「見る/見られる」という関係において、確かに男が女を見ることの方が多かっただろう。しかし、「見る/見られる」は何かの拍子に「見せる/見せられる」という関係に反転するのではないか。この映画を久しぶりに見てそんなことを思った。主人公の男はかつての妻を覗き部屋の鏡越しに見たくなかったのか、背中を向けて話し始める。しかし、最終的には見なくてはいけなくなる。彼はあの時、主体的に「見た」のか、それとも「見せられた」のか。

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杉本穂高

4.0アメリカンロードムービーに隠れた洒落たカメラワーク

2024年12月8日
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鑑賞方法:VOD

何故か観ていなかったシリーズ 若かったゆえ、人生のいたずらがゆえ、原因があって結果があるものの、時間だけは経っている。消せない過去を後悔しつつも、引くに引けない一線がある。 登場人物の少なさかとロードムービー的な撮影から自然と作中に引き込まれていく。何かと言いたくなるストーリーもあるが、多分そこを突く作品ではないだろう。

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Iwarenkon

2.5ナスターシャ・キンスキー

Kさん
2024年11月6日
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鑑賞方法:VOD
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K

5.0強すぎる愛は相手を理想化し、コミュニケーションが成立しなくなる。

2024年10月13日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

テキサスを放浪していたトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)は弟のウォルト(ディーン・ストックウェル)に引き取られる。 ウォルトと妻のアンはトラヴィスの息子ハンターを育てていた。 トラヴィスはウォルトの家でしばらく生活していたが、アンから彼の妻ジェーンの消息を知らされ、探しにいくことにする。 ジェーンを演じているのが絶頂期のナスターシャ・キンスキー。それだけでもうなにも言うことがないのだが、ヴェンダース作品としても、上位のクオリティだ。 強すぎる愛は相手を理想化し、本当の意味でのコミュニケーションは成立しない。 これは映画についての映画であり、コミュニケーションについての映画でもある。 ウォルトが編集した8ミリには理想的な家族がうつされていて、ハンターはそこにうつっているジェーンが本当のジェーンではないと語る。 トラヴィスはハンターに認められようとして、父親らしい服装や立ち居振る舞いを演じようとする。 場末の風俗店で、トラヴィスはマジックミラー越しに女と話す。客から女が見えるが、女から客は見えない。女はそれぞれの役割を演じ、客の要望に応える。 その店で働いているジェーンを演じているのは何度も言うように、ナスターシャ・キンスキーであり、超絶美人だ。マジックミラーを挟んだ会話は、スクリーンに映し出される女優のように遠い。 ジェーンもそうだが、息子のハンターも賢く、ものわかりがいい。 この映画じたい、構図も考え抜かれており、映像も美しい。 すべてが美しすぎて、理想的だ。 そう、この映画は映画的であるからこそ成功していると言える。

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あふろざむらい

男の傲慢さと身勝手な怒りを覚える

2024年10月7日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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kio

2.5訳の分からないトラヴィス

2024年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ハリーディーンスタントン扮するトラヴィスは荒野をさまよっていたあげくガソリンスタンドで倒れた。 弟がトラヴィスを迎えに行ったものの得体の知れない展開だね。突然息子を連れて妻捜し。その上、この訳の分からないトラヴィスの妻がナスターシャキンスキーだというのも不思議だ。やっぱり育ての親より産みの親なのかな。ラストシーンもちょっと理解に苦しむよ。

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重

3.5貴婦人て何?

2024年10月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.0テキサス州のパリ

2024年9月27日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

主人公(ハリー・ディーン・スタントン)はテキサスで行倒れ、病院から弟に連絡が入る。 兄は死んだと思っていた弟はカリフォルニアから駆けつける。 4年前に兄の子を預かった弟夫婦は、子供を連れ去られるのでは心配していた。 案の定、主人公と幼い息子は、母親(ナスターシャ・キンスキー)を探すため旅に出る。 主人公が少しずれているのが、観ている側の不安を煽り、ナスターシャ・キンスキーの美しさと共に映像に釘付けだ。

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いやよセブン

4.5見て良かった

2024年7月20日
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鑑賞方法:VOD

この日は、なんだか遠い、広大な景色が見たくなってこの映画をチョイス。 まず一言、「見て良かった」 マイリストに入れてるけど、もしかしたら一度も再生しなかったかもしれない。その日の気分でいつも見る映画を決めてるけど、ずっとこの作品を見る気分にならなかったかもしれない。サムネだけで。 でも、クリックしてみて良かった。再生ボタンを押して良かった。 こういう、思わぬ感動に出くわした時、すごく嬉しくなる。 ロードムービー、とだけ知っていてあらすじなどは知らなかった。 だから作品がスタートしてからすぐに、主人公の行動に釘つけ。 どういうことなんだろう?どうなっていくんだろう?って ほんと冒頭からすぐに、惹きつけられていった。 ずっと興味を惹かれたまま、最後まで駆け抜ける。 そうだったんだ、そういうことだったんだ、と視聴者が知っていく方法も、なんだか今まで見たことない手法だったから、惹きつけられちゃったなあ。 そういう過去があったんだね。 息子ハンターが愛らしい。 息子とだんだんと距離を縮め、二人で車の旅のシーンはよかったなあ。 叔父叔母の心境、息子の心境、実母の心境、そして父の心境。 どれも、切なくて。でも皆シンプルに「大切に思っている」という気持ち。 そのパズルが上手くはまらない時に、すれ違ったり。 みんな「大切に思ってる」だけなんだけどね、、、。 父トラヴィスの行動、そして思いに 最後の最後まで惹きつけられる作品だった。 ハンターが母にゆっくり、近づくシーン。 近づいて、抱きつくシーン。とても、とても良かった。 音楽、ギターの音色がこの映画の雰囲気をさらに際立たせていた。 ロードムービー感。切なさもあり、広大な大地に呆然としているような、そんな雰囲気を掻き立てる音楽だった。 見れてよかった。

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cris

3.0夫婦って

2024年7月4日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

元ダンナなんて、声や話し方ですぐわかるじゃないか!長々話して気づくなんて映画的ウソの極まり。流石難解で知られるカンヌ受賞作🤗。で、星3つ留まり。ナスキンは演技達者というのはわかった。流石80年代の世界的人気の女優。

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コーヒービート

5.0テキサスにもパリがあるらしい。

2024年6月10日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

南房総の勝浦市も、 北海道の北広島市も同様のいきさつだ。そして そもそもアメリカ東部の「NEW〜」という地名は、どれもおしなべてヨーロッパからの入植者たちが名付けた、彼らが元いた故郷の名だ。 帰らない故郷を、遥かに乞い想う名前だ。 テキサスには、かつてはフランス領だった時期があるのだ。 ・・・・・・・・・・・・・ 広告看板を作っている弟が、行き倒れの兄を迎えに行って、 二人で失われた四年間と、兄弟として育った生い立ちを、それぞれ記憶を取り戻しながらの、車の旅をする映画。 お邪魔虫の居候が、放浪癖は治るはずもなく、兄は再び弟の家を出る。 その理由も告げずに。 僕には家族に10年を超える行方不明者がいる。 僕は彼の事を探す心と、彼を諦める心。そしてもしも再会が叶ったときの自分の心の持ちようについて いつも考えている。 年間8万人の捜索願が出される日本。 出ていくまでの本人の心持ちや、その後の双方に流れる空白の時間を考える。 大都会LAで弟が手掛ける「巨大な広告看板」と、 砂漠の空き地に「ポツリと立つ兄の所有地の立て看板」の対比が 印象に残る。 心の拠り所を、遥か遠い街に残して、人は皆、流浪の人生というものをきょうも生きているのかも知れない。 いつか彼はその土地に到達するのだろうか? いつかそのふるさとに、人は帰れるのだろうか? ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ 冒頭でバーブラ・ストライサンドの出演作「愛のイエントル」の看板が映ったことと、ジム・ジャームッシュ映画の常連ジョン・ルーリーの顔が見られたことは、少し嬉しかった。 弟夫婦の優しさと戸惑いが本当に素晴らしい。 そして、子役にやられてしまうのは勿論。 一緒には暮らせないのに、ガラス越しや背中合わせならばようやく語り合える男女の悲しさを魅せる。 パルム・ドール受賞 ✨

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きりん

2.5新作だと思って

2024年6月6日
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ふらんすぱん

5.0名作

2024年6月3日
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kazu565

4.0これも良作

2024年5月31日
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ふわり

4.5これはロードムービーなのか?

2024年5月29日
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鑑賞方法:映画館

ナスターシャ・キンスキーはなんて美しいんだ! ナスターシャ・キンスキーはクラウス・キンスキーにそっくりなのになんで美しいんだ!! あんな若くてきれいな奥さんいたらおかしくなるのわかるけど、無責任。 弟夫婦とハンターの将来のことを考えてしまうから無責任なトラビスに共感できない。 レインマンやスケアクロウやオレンジロードエクスプレスみたいに旅の途中で主人公が成長していく、変化していくのがロードムービーだと思ってます。 これはロードムービーなのかな?

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大吉

4.0テキサスの蒼い空とキンスキーの赤いセーター

2024年5月27日
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ヴィム・ヴェンダースの代表作のロードムービーで、どこかで観たような気がしたら、後年の作品『アメリカ、家族のいる風景』も子供を探しに行くロードムービーで脚本も同じサム・シェパードでした。冒頭、どこまでも広がるテキサスの蒼い空と荒野の地平線を背景に一人の男が放浪しているシーンは、西部劇のように美しく惹き込まれます。四年間行方不明だった彼を弟がロスの自宅に引き取り、主人公の過去がポツリポツリと語られていき、生き別れの息子との関係修復がされていきます。善人である弟夫婦、ぎこちなくも実の父を慕い始める息子との関係は、寛容さと慈愛に満ちています。そして、息子と別れた妻を探す旅、妻との再会は教会の懺悔室での告解のようです。ミケランジェロ・アントニオーニなら愛の不毛を強調するかもしれないけど、余韻のある幕切れが人生のほろ苦さがあっていい感じでした。役者では、ハリー・ディーン・スタントンが味わいのある演技でした。何よりも、出番が少ないのに画面をさらってしまう、ナスターシャ・キンスキーの美しさにハッとしました。

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シネマディクト

4.5ナスターシャ・キンスキーが綺麗

2024年5月27日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

午前十時の映画祭で鑑賞。 カンヌでパルム・ドールを受賞したのが頷ける作品。 「嫉妬」は本当に怖い感情。嫉妬心で関係がギクシャクしてしまい、結果、修復不能になる。お互い、もっと信じ合うことができれていれば、こんなことにはならずに済んだのに。 でも、その感情を抑えることができないのが嫉妬。 久しぶりにナスターシャ・キンスキーを観た。本当に美しい女優。 二度と子供を手放すことはないと信じたいが、はたして、ちゃんと育てられるのか。 何かアンが気の毒に感じました。

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koji

3.5映画終活シリーズ

2024年5月27日
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鑑賞方法:映画館

1984年作品 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞 我が息子のイチオシの映画鑑賞 難しい映画好きやな〜 育ての親が、可哀そ過ぎやわ ライ• クーダー懐かしいなぁ

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あきちゃん