「You may get shot, you may get kill, but you go have to the fight. 戦車映画じゃなかった・・・」パットン大戦車軍団 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
You may get shot, you may get kill, but you go have to the fight. 戦車映画じゃなかった・・・
先週「T- 34」という映画を観て「戦車かっけー!」となって以来、何かと戦車が気になり出した今日この頃。「世界の戦車パーフェクトBook 」を読んでみたり、「ガールズ&パンツァー」というアニメを観てみたりと戦車を追い求める日々です。そんな中「パットン大戦車軍団」という題名の本作を観てみたのですが・・・あれ?本作ってパットンさんの映画であって戦車の映画じゃないやん!
流石のコッポラ脚本でこれはこれで面白かったんですけど、ちょっと期待と違った感じでしたね。序盤の北アフリカの戦車の戦闘シーンでは車種とかよくわかってなくても戦車が沢山出てきて「おおー!スゲー、CGもない時代にどうやって撮った?全部本物かぁ!?」っとなりましたが、その戦闘自体は劇中ではフワッと終わってしまい、こういう戦闘シーンがもっとあるかと期待していたら残りは進軍してるシーンがほとんどで。まぁ、そうですよね、戦車いっぱい使ったらお金いくらあっても足りないもんねぇと大人の事情も理解しつつも、やっぱり残念です。
第二次世界大戦は大まかに歴史の流れがわかってるぐらいで何処の部隊がどうとか全く知識がなかったので、パットンさんの事も全く知りませんでしたし、そういった意味では目新しく面白かったです。パットンさんは「軍とはこうあるべき」ってのが強くって、ある意味理想主義者でロマンチストでしたね。アイゼンハウワーやロンメル、マッカーサー等歴史の教科書で習う名前が出てきて、激動の時代を生きた軍人なんだなぁっと感じました。
観賞後に検索してみて有名な軍人だったという事を知ったのですが、戦車の事を知るのはこういう歴史に名を残す軍人を知る事なんだなっと改めて気が付いた作品でした。勉強になるなぁ。