バットマン リターンズのレビュー・感想・評価
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ティムバートン×ヒーロー
ティムバートンによるバットマン2作目。
ティムバートンの作品か、アメコミ作品と見るかで評価が変わるだろう。
ペンギンという異形の者の哀しさや、エンディングに向けての畳み方は見事。
アクションとしては残念。ヴィランの恐ろしさもあまり感じれなかった。
衝撃的なヴィラン!
まずバットマンは活動範囲が夜だったり黒いコスチュームだったりあまりアイアンマンみたいにジョークなども言わないし結構地味なキャラなだけにさらに敵キャラが目立ちます!(かっこいいけど)
今まで見たなかでもかなり上位にランクインするぐらい強烈的で衝撃的なヴィランでしたww
バートンらしさも出ていたし少しストーリーが雑な部分もありましたが最後まで楽しめる映画だと思います!
期待感を煽るのが映画の正しい始まり方
いやぁ、オープニングがすごい素晴らしくて、始まる瞬間からワクワクしてしまいましたね。ゆっくりと揺り籠が流れていく時とか、これから始まる映画への期待がいや増しに増していきました。
最近はクリストファー・ノーランのリブート作品への評価が高いですが、やっぱり私としてはバットマンはティム・バートン版の方が好きですね。だって、悪役もなんだかファニーだし、それにこの作品では、キャット・ウーマンまでいるしね! 彼女の身軽な動きを見てるだけで、なんか嬉しいじゃないですか!
バットマンリターンズ
バットマンのスマートさがとてもよかった。
007バリの秘密武器を使いこなせる人は、やっぱり影のある主役の名演技があってこそ成し得る事が出来たと感じます。
一方、怪人ぺんギンと対称的なキャットウーマンの奇抜なパフォーマンスも目に焼きついて離れません。
バットマンがシリーズ化されたのも頷けます。
これが本当の《ダークナイト》
『シザーハンズ』『スリーピーホロウ』『スウィニートッド』・・・
ティムバートンの創造するファンタジーワールドは
みな世界が繋がってる様に思える
この『バットマン リターンズ』は
《クリスマス》が舞台のダークファンタジー
そして マイケルキートンとミシェルファイファーによる大人のラブストーリー
しかし主人公を含めた主要キャラは全員
過去の出来事により心に深いトラウマがあり
完全に精神が分裂している
そんな 社会からドロップアウト ”させられてしまった”
マイノリティ達の群像劇
そして彼らの《アイデンティティ探し》がこのダークファンタジーの
主軸である
この作品の重要なポイントは
主役であるブルースウェインでさえも幼い頃の事件により
マイノリティ集団と同じ境遇に置かれており
1人の悩める人間であるというところ
その消せない傷の矛先が
善と悪に分かれているだけで
基本の原動力は皆同じという悲しみの連鎖
深々と雪が降るプロローグとエピローグや
プロローグ後のメインタイトルが出る絶妙なタイミングと
同じく絶妙なタイミングで始まるダニーエルフマンの
重厚でいてドキドキするメインテーマ曲や音楽たち
すべてが静かな中に力強さがあり
ゴシック調のプロダクションデザインを含めて
オペラの様な重みと美しさを感じる
1作目も同じ雰囲気で
語るべき名場面ばかりだが
2作目の今作はさらにティムバートンのセンスに磨きがかかり
洗練されていて《アマデウス》に匹敵する素晴らしさ
最新のクリストファーノーラン版《ビギンズ》と《ダークナイト》も
素晴らしいが
この《リターンズ》に降る悲しい雪が
今もずっと忘れられない
毎年クリスマスになると1人で観たくなる
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