「こういう映画を素晴らしいと言えるといいんでしょうね」八月の鯨 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
こういう映画を素晴らしいと言えるといいんでしょうね
どういう作品かというと、
・岩波ホールで長期上映
・淀川先生が大絶賛
・キネ旬ベスト10 (評論家4位、 読者10位外)
と並べればわかるでしょう。
老姉妹が海辺の別荘で語り合って、それ以上の展開はなく、難解さもないので話の内容や主題云々ではなく、ひたすら低徊的な画面設計に特徴があると言えましょう。その意味では小津的といえるかもしれません。
よくも悪くも大衆小説的要素のない「純文学」的作品なので、淀川先生のように絶賛する人も多い反面、全く面白さがわからない、という反応も正常でしょう。
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