ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌のレビュー・感想・評価
全4件を表示
ちょっと火薬の量多過ぎじゃないの?www
ジョン・ウー、ツイ・ハーク、チョウ・ユンファの3人が香港映画界最後に組んだハードアクション。
序盤からラストシーンまでこれでもかと言うくらい銃撃戦の連続。でもそんな荒々しい中でもしっかりとストーリーは描かれており潜入捜査官の苦悩や葛藤を描いていた。タイトルに新男たちの挽歌となっているがこれは配給会社の方で邦題を付けた為男たちの挽歌シリーズとは関係はないがそのテイストは活かされている。冒頭の飲食店での銃撃戦では日本人俳優の國村隼さんが殺し屋に扮した潜入捜査官で出演しているが実はブラックレインを観たジョン・ウーが直々に出演依頼をしたそうで一言も喋らない役なのだがそれが逆にインパクトがありその後國村さんは香港映画やハリウッド映画でも活躍する機会が増える。
そしてなんと言っても見所はラストシーン近くの病院でのカメラ長回しの銃撃戦。そして最後には病院全体を爆破さてユンファが窓からダイビングして脱出、でも普通に考えれば大火傷する事を当たり前にするのが香港映画の真骨頂、実は日本公開版では上映時間を短くして公開したそうだが海外版だともっと銃撃戦シーンが長いそうだ。
無国籍であるということは世界で普遍的に鑑賞に耐えうる作品であるということ その上、撮影、美術、俳優、演出までが世界レベルであることを目指しているのだ
素晴らしい!!!
もう惚れ惚れするような映画だ!
というか香港映画であって日本映画でないことに嫉妬を覚えたほど
なんでこんな映画を日本で撮れなかったのかと悔しい
前作と違い、本作では序盤から舞台が香港で在ることを意識的に強調する
しかし、中盤以降はやはり無国籍
派手なガンアクションを徹底的に展開してみせる
カンフーアクションがガンアクションに置き換わっているわけだ
これも無国籍の為の一環であるのだと気がついた
時代劇がマカロニウエスタンになったこと似ている
無国籍であるということは世界で普遍的に鑑賞に耐えうる作品であるということ
その上、撮影、美術、俳優、演出までが世界レベルであることを目指しているのだ
序盤の殺し屋に日本の國村隼を招聘して配役しているのもこの一環に違いない
撮影は抜群に上手く、なんども唸った
病院のクライマックスは壮絶だった
観客の予想の上のさらに上をいく
地下の秘密兵器庫のセット美術はチープさは微塵もなくハリウッドレベルだ
悔しい
アジア的チープさは微塵もない
むしろ日本映画の方にチープさが残ったままだと
映像で監督から揶揄されているようにすら感じてしまう
これほどの徹底した娯楽アクション映画はそうない
間違いなく、見事な傑作だ
世界レベルだ
とにかくど派手
とにかくずっと銃撃、爆発のど派手な演出と、ジャズやボートとかやりたいことを突っ込んだ映画 笑
ストーリーはおまけみたいなものかな。突っ込みどころは多すぎたけど。
見る限り、合成的な映像はなかったので、全部スタントや実際に爆発を起こして、撮っているのはスゴいの一言。感服します。
トニー・レオンがカッコよかった。チョウ・ユンファは劇団ひとりに見えて仕方なかった 笑
まるでシューティング・ゲーム
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 65
この「男たちの挽歌」シリーズの特徴でもあるのだろうが、とにかく銃を撃つ。撃って撃って撃ちまくる。いったい何発の弾丸が発射されたことだろう。それによって名前も登場しないようなエキストラが次々に倒れていく。それはゲームセンターにあるシューティング・ゲームを見ているようで、実に軽く人が死んでいく。拳銃はもちろんのこと軽機関銃も何百発という弾丸を吐き出し、さらには手榴弾やバズーカ砲まで登場し、最早犯罪活劇という範疇を超えている。そういうとにかく派手でゲーム感覚な撃ち合いと、ハード・ボイルドな男くさい雰囲気が見たければいいのではないか。
しかしこの撃ち合いはやはりやりすぎだよ。犯罪者と警察というより、武装テロリストとSWATの戦闘といったほうがいい。いや彼らでもここまで撃たないか。
全4件を表示