「現代から見ればまだまだ可愛い時代だった」ネットワーク ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
現代から見ればまだまだ可愛い時代だった
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アメリカの巨大TVネットワークによる視聴率競争、報道モラルの崩壊、TV番組の低俗化などとともに、株式会社の利潤追求の矛盾と場当たり経営、オイルマネーによる企業買収による弊害などを描いています。
当時のアカデミー賞を4部門で獲っただけあって、それなりに面白い映画だけれど、TVがメディアの専制君主の座から転落した現代から見れば、まだまだ可愛い時代だったと思いました。
今、webを主舞台にしたメディアの状況は、当時を拡大再生産するに留まらず、社会の隅々まで情報操作が蔓延っている訳だから。
ある意味、時代劇を観ているような感覚を覚えました。
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