「孤独な主人公のクールさに痺れる、傑作SFアクション映画──」ニューヨーク1997 オキシジェンマンさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独な主人公のクールさに痺れる、傑作SFアクション映画──
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ジョン・カーペンター監督らしい、B級感がたまらなかったです。
まず冒頭のテーマ曲から最高。
独特なリフがクセになってしばらく頭から離れなかったです。
同監督が曲を担当した『ゼイリブ』、『ハロウィン』のリフとは少し違い、複雑なメロディであるところもまた良い。
あとはやはりカート・ラッセル演じる、主人公スネーク・プリスキンのクールさ。
めんどくさそーな、だるそーな表情をしながらも、なんだかんだ大統領救出を成功させているところがカッコいい。
それからアクションも素晴らしい。
銃声とかB級感丸出しなのですが、そこがまた良いのです。
良くなかった点は、後味が悪かったところ。
ラスト、スネークと大統領のやり取りが締まり悪い。
結局中盤で出会った仲間は全員死に、大統領だけ助け出し、その大統領からは「多くの人が死んだが、それは名誉なことだ」みたいな風に片付けられて、なんだか腹立たしかったです。
まぁ、そのなんとも言えない後味も、この作品の魅力なのかもしれません。
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