「より濃密に…深みを増した愛と郷愁」ニュー・シネマ・パラダイス 3時間完全オリジナル版 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
より濃密に…深みを増した愛と郷愁
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Blu-ray(デジタル・レストア・バージョン)で鑑賞(字幕)。
大好きな本作の完全オリジナル版を今回初めて鑑賞した。追加シーンによってドラマが深まっていて、トトの青年期のエレナとの恋模様は切なさの極みだし、トトとエレナの時を超えた再会に胸が締めつけられ、全体的な感動が弥増した。
物語にそっと寄り添うエンニオ・モリコーネの劇伴は、やはり心にじわりじわりと沁みて来る。ラストシーンは必ず号泣してしまうのだが、アルフレードとトトの約束が最良の形で果たされる最高のクライマックスに、今回も滂沱の涙が流れた。
いやはや全く、映画って素晴らしい。
~2024年の映画の日に観て~
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しゅうへいさんのコメント
2024年12月7日
私も驚きました。他にもあからさまなシーンがあって、お茶の間じゃ観れないなと思いました。映画館で致すカップルが映るシーンはインターナショナル版にもありましたね。
エレナのシーンは仰る通り、かなり苦くて胸が締めつけられました。出来れば時を戻したい。でもあの別れがなければ手にした「今」はないかもしれない。もどかしいです。
名画座の2本立てって私は経験が無いので憧れます。
トミーさんのコメント
2024年12月5日
童貞喪失も映画館で・・どこまで徹底してるんだ?!と思いましたが、イタリア映画としては必要なんでしょう。妙齢のエレナとの遣り取りは現実の苦味が強く、映画としては編集版の方がほっとします。
初見は名画座でなまいきシャルロットと二本立て、映画繋がりの上映にワクワクする事とか少なくなりましたね。