「初っぱなの身勝手なケイレブに呆れる」ニア・ダーク 月夜の出来事 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
初っぱなの身勝手なケイレブに呆れる
そもそもナンパで引っかけで帰らせない手口を使う時点であらすじは分かっていても、そりゃやられて当然と思ってしまう
しかも卷属になって早々日光に焼かれそうになってる(笑)
朝陽から逃げ出すワゴン車の吸血鬼達は不良少年少女の逃避行っぽい。
所々、吸血鬼の不死身っぷりを見せてはくれるがそこまで派手ではない。
むしろ、日光に焼かれる事を恐れ逃げ惑っている弱さと夜の無敵に酔って昼間の弱さを紛らわせている感じ。何百年もこの生活だとイヤになってしまうものだろうか?
吸血鬼家族にランス・ヘンクリセン、ジェニット・ゴールドスタインが出てくると「エイリアン2」を思い出す。手を握りしめて散っていくシーンが「エイリアン2」のバスクェス(Jゴールドスタイン)の自爆シーンに重なってしまうのはご愛敬かな?
そしてよく顔を見るとハドソン役のビル・パクストンも居て「エイリアン2」の共演者が三人もいるとどうなん?とか思うが、ランス・ヘンクリセンはともかく他の二人は髪や顔の汚れ、暗さで原型が確認しずらく照明の明かりに顔がハッキリするまでよく解らなかった。
作品全体として低予算B級であることは否めないがそれなりに楽しめるし、見る価値もないほどの作品ではないと思う。
ラストに吸血鬼から人に戻る過程がかなり雑ではあるが透析治療のように治る説をもってきた力業は面白い。これで治る設定をもってくるとはエライ根性だ。
コメントする