劇場公開日 1984年8月

「最高のカタルシス!」ナチュラル あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高のカタルシス!

2018年9月20日
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最高の野球映画でした
画面に頻繁に挿入されるスポーツ新聞の見出しやマンガが気分を盛り上げます
ラストシーンでの草むらでの子供とのキャッチボールで更に胸が熱くなり素晴らしい余韻が残ります

ロバートレッドフォード本作主演時47歳
冒頭の登場シーンは19歳を演じますが違和感なくさすがの男前ぶりです
そして復帰後のシーンは36歳の設定と思われます
それなりに年を取った感じで再登場しますが、お話しが進むに従ってだんだんと老けていくメイクと演技が見事
特に入院後の姿は実年齢の50前の姿そのままなのか、急激に年をとり過ぎた様子を見事に演じてみせたところは、大俳優の凄さを感じます

野球選手に優男のレッドフォードは似合わないはずですが、主役の女に手が早い役柄に説得力がでました

クライマックスのプレーオフ最終戦9回裏の攻撃シーンの盛り上がりは半端ありません
グランドボーイの伏線もここで爆発し最大の効果を上げます

シカゴでの時計直撃の特大ホームランが伏線なのですが、そのクライマックスシーンは物凄いカタルシスをもたらしてくれます!

野球映画といえば、フィールドオブドリームスがまず最初に名前が上がりますが、こちらこそ最高の野球映画だと思います

あき240