「大ヒットした名作」トップガン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
大ヒットした名作
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最新作を観る前に復習として再鑑賞、今更、感想というのも憚られるくらい大ヒットした名作なので気が引けますが、公開当時、観た時の印象は希薄で硬派なパイロットものにラブロマンスはそぐわない気がしたこと位、見直すとバーでナンパしてからベッドインまで30分もあるから不謹慎と言う程のことはないですね、おまけに最初のテイクではラブシーンなし、試写の反応で会社の方から注文が入り追加撮影したと言うからベースは硬派路線だったのでしょう。
見どころはなんと言っても空中戦、CGなんて高嶺の花だった時期だから海軍の全面協力による実機の迫力はずば抜けていますね、ただ、協力に当たり国防総省はパラマウントに180万弗請求したそうです、本作が評判になり志願兵が急増したと言うのにしたたかですね。
それに加えて注文も多かったようで、クーガーは墜落を無事生還、同僚グースの死も空母火災から事故に変り、女性教官も恋愛禁止なので軍人ではなく民間の研究者になっています。
なんといっても本作の魅力は単純明解な脚本と若きトムクルーズの名演にあるでしょう、当初主役はジョン・トラボルタらしかったのですがトムにして大正解でしたね。
今ではミッション・インポッシブルなどバイクさばきも板についていますが、バイクの運転は本作が初めてでモータースクールに通ったそうです、そういう意味では礎になった出世作ですね。
見直してみて、公開当時の印象が良くなかった理由は、事故った原因がアイスマンの優柔不断と急旋回のジェットウォッシュにあることは明白なのにアイスマンが英雄気取りという後味の悪さだったかも知れません・・。
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