「言わずと知れたトム・クルーズの出世作。トップガンたちのDanger Bodyにメロメロ〜💕」トップガン たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
言わずと知れたトム・クルーズの出世作。トップガンたちのDanger Bodyにメロメロ〜💕
アメリカ海軍の戦闘機搭乗員養成機関、通称「トップガン」へと入隊する事になった恐れ知らずのパイロット、マーヴェリック大尉。
競争、友情、恋愛を通して成長するマーヴェリックの姿を描いた青春アクション映画。
監督は巨匠リドリー・スコットの弟、トニー・スコット。
主人公ピート・"マーヴェリック"・ミッチェル大尉を演じるのは『アウトサイダー』『卒業白書』の、レジェンド俳優トム・クルーズ。
戦闘機F-14のレーダー迎撃士官、サム・"マーリン"・ウェルズ中尉を演じるのは、当時はまだ駆け出しの新人だった、後のレジェンド俳優ティム・ロビンス。
マーヴェリックの親友・グースの妻、キャロル・ブラッドショウを演じるのは、こちらも当時はまだ新進気鋭の新人だった、後の名優メグ・ライアン。
第59回 アカデミー賞において、歌曲賞を受賞!
第44回 ゴールデングローブ賞において、主題歌賞を受賞!
皆さまは「どんな映画が好きなの〜?」という問いかけになんと答えているのでしょうか?
高校時代の私はこの問いかけに『トップガン!』と答えておりました。
…いやまぁ正直言って特別『トップガン』が好きだった訳ではないんすよ。
ただ『トップガン』くらいが、映画好きじゃない人にも通じるし、他人にキモいと思われないちょうど良いラインかと思っていたのです。
『家族ゲーム』とか『ソナチネ』とか『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』とか『ファイト・クラブ』とかは、何となく他人には言いづらいじゃないっすか💦
『パーフェクト・ワールド』とか『荒野の七人』とか言っても通じないだろうし…。
今ならどんな作品名も言えるけど、やっぱり思春期の頃は色々と考えちゃいますよね〜。
とまぁある意味思い出深いこの作品。
久しぶりに見返してみてビックリ。こんなにつまらなかったっけ?
なんだかテレビドラマの総集編みたい。お話の盛り上がりは乏しく、なんか淡々と物語が進む。
アイスマンとのライバル関係も描写が薄くてそこまで印象に残らない。というか、登場シーンこそアイスマンはちょっと嫌な奴な雰囲気を漂わせていたけど、基本的に彼の方がマーヴェリックよりも良い奴っすよね。「お前さぁ…。少しはルールを守れよ!戦闘機は一人で飛ばすもんじゃないんだよ!!」みたいなこと言ってるけど、それ超正論です。
グースが死んだ時も素直に慰めてくれたし…。
実はマーヴェリックよりもアイスマンの方が主人公に相応しいんじゃない?
肝心のF-14による空中戦も何やってんのかよく分からん。とりあえず「Danger Zone」流しとけば良いやろ、みたいな感じ。
そしてMTV全盛期だったこともあり、全体的にミュージック・ビデオっぽい。どんだけ「Danger Zone」と「Take My Breath Away 」流すんだよっ!💦
もう「ファファファファファ〜ン〜💕」みたいなイントロがかかるたびに、「またこの曲かよ!?これギャグなのか!?」とか思っちゃって吹き出しちゃいました🤣
名匠として名を馳せるトニー・スコットも、まだこの作品を監督した時には未熟だったのでしょう。
CMディレクター時代の癖が抜けていないのか、なんとなく映画になりきっていないというか、なんかコマーシャルのような作品だなと思ってしまいました。
まぁ実際USネイビーのコマーシャルとして使用された訳だから、この感想で間違ってはいないんだろう。
良かった点はトップガンたちの弾ける若さ!その肉体!!
この映画でトップ・スターへと上り詰めたトム・クルーズ。スターになるのも納得の、爽やかでマッチョなイケメンっぷりを堪能できます。
トム・クルーズやヴァル・キルマーたちの、ムキムキDanger Bodyを堪能できるビーチバレー・シーンには鼻血ブーですよん😍
あとベット・シーンにおけるトム・クルーズの舌使いがとってもエッチでした。ここでも鼻血ブー。
学生の頃に観た時はもう少し楽しめたと思うのだが、やっぱり年齢を重ねるにつれて感想も変わるね。
トム・クルーズのPVとしては満点だけど、映画としては今一つかな。
…あともう一つ。
この映画の吹き替えは史上最悪クラスの酷さ。ここまで酷いと逆に面白いわっ!!
塚本高史にオファーしようなんて考えた奴は、今すぐ桜花に乗ってミグ28に特攻してくれ。