劇場公開日 1986年12月6日

「カッコイイ映画、カッコイイ王道、カッコイイトム・クルーズ!」トップガン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0カッコイイ映画、カッコイイ王道、カッコイイトム・クルーズ!

2017年8月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

言わずと知れたトム・クルーズをスーパースターダムへ押し上げた青春航空アクションの快作。
レビューを書けるぐらいがっつりと見たのはいつ以来だろう。本当に久し振り。
まるで初めて見た時のように、何だか新鮮に、ワクワクしながら見た。

話はTHE王道、THE定番。
腕はいいが無鉄砲な主人公。
ロマンス。
ライバル。
陰のある過去。
友の死。
挫折。苦悩。再起。友情。成長。
パイロット版『愛と青春の旅立ち』と言った所だが、邦画の『海猿』なんかは『愛と青春の旅立ち』より本作の影響特大なのが分かる。

ドッグファイトは迫力あり。昔見た時はサクセス&ラブが色濃い印象だったが、改めてこうして見ると、スカイ・アクションの醍醐味充分。
スタイリッシュな映像、編集、テンポのいい展開、それらに最高にマッチした音楽。
特に、空母からオレンジ色の空へ飛び立つOPシーンと音楽はカッコイイの一言に尽きる。
これぞドン・シンプソン&ジェリー・ブラッカイマー!
これぞ故トニー・スコットのエンタメ職人手腕!

そして、トム・クルーズ。
他の方々のレビューと言葉を重ねるようだが、トム・クルーズがカッコイイ。
革ジャン、サングラス、白シャツ、ジーンズ、バイク…THE80年代スタイル。
上半身裸でビーチバレーをするシーンなんてあざとく女性ウケ見え見えだが、それでも全部引っ括めて、同性から見てもやはりカッコイイ。
この時からアピールしまくりのトムくんのナルシスト気質だが、今も変わらぬキラースマイル、若々しさ。
スターがスターであり続けるとは、こういう事か。

ケリー・マクギリスのいい女っぷりに惚れ惚れ。現在の彼女の姿は衝撃的ではあるが…。
ヴァル・キルマー、ティム・ロビンス、メグ・ライアン…。皆、若かった!
にしてもメグ・ライアン、今何処へ…。

30余年。続編の企画が本格的に始動。
気になる話はどうなるのか。
ちょいと期待するのは、
マーベリックが教官もしくは本作のトム・スケリットのようなレジェンドになってて、昔の自分に似た腕はいいが無鉄砲な若いパイロットを育てる。
「俺も昔はお前みたいだった」
ベタっちゃベタだけど、やはり『トップガン』はカッコイイ王道路線であればこそ!

近大