「ハワード・ホークス監督の娯楽作」特急二十世紀 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
ハワード・ホークス監督の娯楽作
著名な劇場オーナー兼演出家が無名女優を見出して舞台は成功して、二人は惹かれ合うものの別れた後、特急二十世紀という列車の中で再会して……というハワード・ホークス監督によるコメディ。
ハワード・ホークス監督が起用した(ホークス監督のまたいとこの)キャロル・ロンバードの出世作であるが、この映画の「無名女優を起用して有名女優になる」という内容に重なる起用方法であったと思う。
初めて観た時には、キャロル・ロンバードの金切声が耳に響いたが、慣れるとイイ感じかも…(笑)
劇場オーナー兼演出家オスカー・ジャッフェ(ジョン・バリモア)が新しい舞台公演に着ようしたのは素人のリリー(キャロル・ランバード)。
OJは彼女を「ダイヤの原石を磨けば…」という気持ちで彼女を指導して、リリーは大女優になる。この指導場面で「彼女が演じるための導線をチョークで書く」というあたりが楽しい。
OSと組んでいる男2人、シールを貼りまくる乗客の男など個性豊かな登場人物は、なかなか楽しませてくれる。
ハワード・ホークス監督が楽しませてくれる映画のひとつ。
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