「やはり傑作」逃亡者 Rasty1135さんの映画レビュー(感想・評価)
やはり傑作
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おそらく3度目の視聴です。まず疑問に思うのは妻殺しで極刑である死刑のスピード判決です。動機にしても保険金なのだろうか、優秀な外科医で収入は高く金に困っているなどの情報が無い。常識を外れて高額な受取金でもあるまい。まあ、これは切羽詰まるキンブルを演出する一環だと思う事にした。
おもしろいのはキンブルが本来の逃亡者とは真逆の行動を取るところ、遠くに逃げるどころか舞い戻る。頻繁に出没する。この逃亡者とは真逆の行動に優秀な連邦保安官のジェラードが振り回される。だがジェラードの直感、推理力、現場判断力やスピード感は見るものを魅了するかっこ良さが満載で頼れる男です。台詞回しもユニークでスカッとしてしまう。
印象に残ったのは病院での逃亡中の一コマで胸部骨折の少年に交わるところ、逃亡中であろうがレントゲン写真を見てしまう。気になるところは確認しなければならない使命感がそうさせるのでしょう。当然優秀な外科医として本質に気付きカルテを書き換え手術室に行先を変更する。少年との会話含め医者としてのカッコよさが伝わってきます。
普段は交わる事がない二人が最後にはお互いを認め合うシーンは羨ましいカッコよさ、この映画はカッコイイのです。
良い映画というのは年を経ても色褪せませんね。
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