劇場公開日 1990年6月29日

「トム様は永遠の青春スター」デイズ・オブ・サンダー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5トム様は永遠の青春スター

2022年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1990年(アメリカ)監督:トニー・スコット。
兄のリドリーはお元気なのに、トニーは今から8年前68歳で亡くなりました。
『トップガン』はもちろんこの作品以外にも大好きな、
『トゥルー・ロマンス』『クリムゾン・タイド』があります。
トニーの死は自殺とされ、比較的若くして亡くなり残念です。

この映画は製作・監督・主演が同じことから『トップガン』と比較されて、
二番煎じで新鮮味がない・・・と、ディスカスのイントロダクションにまで書かれて
気の毒ですが、前半の快調さと較べると後半は盛り上がりに欠けるのは事実でしょう。
出だして知的な表情を浮かべさすが『トップガン』から5年後の成長がみられると思うと、
後半はカッとしやすく、クラクションを鳴らした車に体当たりする、非常識な若者に
代わってしまう。
一番楽しいシーンは、ナイーブで信じやすいコールを、仲間がパトカー(10トントラック)
で現れ(パトカーにまったく見えない)
アルコール検査と称して、超マブイ女の子が、パァーッと警官の制服の胸を広げるシーン。
(ブラジャーはしてます(笑)ブラックのハーフカップブラ)
そして騙されて笑うコールと女の子は熱いキスシーン!!
こういうワクワクするシーンはニコールとはありません。
知的な女(脳外科医)は、クールですが乗りはイマイチ。
ロバート・デュヴァルを観るだけでもこの映画を価値があると思います。
(トム・クルーズのマイ・ベスト映画は『マグノリア』の啓発セミナー講師。)
どうしてアカデミー賞助演男優賞がとれなかったのか不思議!!
(マイナーな暗い映画なので、好まない人の方が多いのかな?)

この映画はカーレーサーの世界を描く映画で、
レーサーは生命の危険と隣り合わせの職業。
死の恐怖が底に流れる。
カーレースの映画は、
スティーブ・マックイーンの『栄光のル・マン』(1971年)
『ラッシュ/プライドと友情』(2013年)
『フォードvsフェラーリ』(2019年)を観てます(レビューもしてますね。)

この映画もクラッシュ場面は派手です。
アメリカのカーレース、「ストッカーレース」がよく分からないのですが、
この映画では改造車が使われてて、作りはベコベコでデザイン・ペインティングが、
派手かつ安っぽい。そしてぶつかると直ぐに壊れる。
競り合うときに、横に体当たりする荒っぽさは開拓者精神溢れて
乱暴者の、さすがアメリカ人!!

ロバート・デュヴァルがクルーチーフで、要するに司令塔なのですが、
穏和な風貌で得ををしていますが、彼の指示をコールはワイヤレスマイクで逐一聞きながら運転操作をします。
「今、後ろから9番目!次のコーナーで外コーナーで膨らんで抜け!!」
「アクセル、アクセル次はブレーキ目一杯踏み込め!!」とか指示するから司令塔なんです。
ハリー(デュヴァル)の無謀に指示が飛びます。
「大丈夫!大丈夫!まかせろ!」とか言われて死にかけるコニー。

ライバルのロウデイ(マイケル・ルーカー)との先頭争いで熱くなった2人は、
大激突!!救急車で運ばれます。黒煙が凄い。
「目が見えない!見えない!」と騒ぐローリー。
頭を強打したローリーは脳の断層写真を撮ると、
脳が腫れて視神経を圧迫。
入院して治療を受けますが、なんと担当の脳外科医がニコール・キッドマンなのですね。
まぁ一目惚れでしようね(この辺りは格上の女にアタックする『トップガン』的展開(笑)

念願の「デイトナ500」レース。
付き添うのはクレア(キッドマン)
車を降りたローリーの顔は真っ黒。
煤けたのかオイルが付いたのか?
抱きつくクレアも真っ黒!!
ハンスジマーの選曲・編曲はロック系で凄く良いです。
ラスト2曲のエンディング曲はトム・クルーズのご所望だっそう。
とてもジーンとくるロックでした。
トムを堪能した映画でした。

琥珀糖