「色めくも厳しい悲劇だった」菊豆(チュイトウ) エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
色めくも厳しい悲劇だった
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シネマスコーレの特集上映「張芸諜 チャン・イーモウ 艶やかなる紅の世界」から2本目。
鮮烈な色彩と妖艶なエロティシズム。チャン・イーモウの世界にどっぷり浸かってしまった。
1920年代の中国、金で買われるかたちで染物屋に嫁いだ菊豆(コン・リー💕)。主人は前妻ふたりを虐待し殺した。菊豆も毎晩の折檻でアザだらけになった。
そう、主人は変態ドS野郎だった。
同居している主人の甥・天青に救いを求め不倫関係に落ちた菊豆。天青の子を身ごもり主人の子として出産。
主人が脳卒中で倒れて形勢逆転。
主人をいたぶりセックスに明け暮れる日々。
しかし二人目を身籠り地獄に落ちた。
不倫が許される時代ではなかった。
最後は親たちの修羅場を見てきた我が子の手で、、、
これは厳しい悲劇だった。
救いのない悲劇だった。
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