劇場公開日 2007年6月16日

キサラギのレビュー・感想・評価

全89件中、81~89件目を表示

5.0邦画の傑作!面白い!素晴らしい脚本です!

2011年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

いやー、なめていました。邦画は元々好きではないのですが、この作品は面白かった。なんせ、ストーリーが秀逸です。細かいプロットや次々に明かされる時事実が先を読ませないほどのひねりが入っており、完敗です。推理小説や謎解きが好きな方にはぜひ観てもらいたい作品です。5人の演技も素晴らしく、各人が癖のある役をうまく演じており、ある意味5人の舞台演技を見ているようです。キャラも際立っており(これも脚本のおかげなのですが)ところどころに笑いが入っており飽きさせずに最後まで楽しく観ることができた。洋画ファンの自分にとって、こういう一風変わった邦画で面白いって言える映画はこの作品だけです。絶対にお勧めです。DVDでも借りてみてください(小栗旬のファンはやめた方がいいかも笑)

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としぱぱ

4.5ぎゃははと笑わせ、ちくりと皮肉

2011年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

知的

「シムソンズ」などの作品で知られる佐藤祐市監督が、小栗旬、ユースケ・サンタマリアなどの主役級俳優陣を迎えて描く、コメディ作品。

某地方映画館経営者に話を伺う機会があった。終わり際、その方は鼻息を荒げつつ語ってくれた。「私はね、これほど完成度の高いコメディは最近観たことが無いんだよ。是非、観て欲しい。映画館をやっているものとして、お勧めしたいんだよ」。

それが、本作である。物語の舞台はほぼ、地下に作られた小さな一室。そして、登場人物はたったの、五人。その最低限、というよりもむしろ、少なすぎる要素を必死に廻し、2時間弱の会話劇を作り上げてしまった。この低予算、かつ高純度の意欲にまずは、手放しに拍手を送りたい一品である。

追い詰める者、追い詰められる者、嘘を付く者、暴く者、強烈に濃く、濃く味付けされた登場人物たちが短時間で手を変え、品を変え、立場を変え、コンピュータの中で個人が覆い隠していた本音、本性を明らかにしていく。そこには単純に奇抜さ、リズムだけを考えて作られた台詞は無く、あらゆる真相へとたどり着く伏線として機能した言葉が丁寧に編まれている。

その中にあって、一人異質な立場を貫いている人物がいる。それが、小出恵介演じる「スネークさん」。何やら自分が信じたい意見、都合の良い意見に乗っかって、勢いのままにまくし立てる。観客は当然、「都合の良い奴め」と鼻白むが、一番活発に、鮮度抜群に活き活き描かれているのも、彼だ。作り手が、「スネーク」に任せた役割。それこそ、本作が鋭く突く皮肉の姿。

「スネーク」こそ、観客の姿そのものなのだ。マスコミやら掲示板に書かれた白々しい事実を、自分の都合よく解釈して理解する。そして、他人を罵倒する。実際に本作がコミカルに、コメディ色を強くしている要因も、彼の天性の陽気さが大きい。事実なんて、分かりはしない。私達自身が、真実を面白おかしく書き換えて、楽しんでいる。そんな冷静な皮肉が、滲み出す。

大笑いさせつつも、きちんと「スネークさん」(=私達)をちくりと刺すユーモアも織り交ぜられた奇抜な現代社会風刺も利く本作。なるほど、映画のプロが認めるのも頷ける。今、メディアを自由に動かせる力をパソコンをもって手にした私達に当てた、社会派エンターテイメントとしても成熟していたのだ。

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ダックス奮闘{ふんとう}

4.0秀逸。

2011年3月27日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

笑える

楽しい

この映画を観るのは何回目だろうか。

とにかく笑えて、ちょっぴり感動もできる、なかなか後味の良い映画だ。

まず、場面が一つの場所でしかなく、舞台をみているかのような、そんな感じがして役者の人たちがすぐそばに感じられる。

そして役者の演技力も秀逸。最初はお互いを何も知らないネットユーザーたちのだんだん明かされる正体を面白く演じている。

最後のまとめも良かった。エンディングでの踊りはかなり笑えた。

元気のないときなどに
とにかく観てほしい。

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ガーベラ

5.0完璧!!

2011年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

今さらながら・・・やはりこの映画の評価を載せないわけにはいかないので。

文句のつけようがない。
脚本のおもしろさ+役者一人一人の演技力=完璧な密室エンターテイメント。

とにかく観てほしい。そして、何度も観てほしい。

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juve0504

5.0おもしろい!

2010年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

おもしろい!
ワンシチュエーションで、出演者は男ばっかりだけど、どんどん状況が変わって飽きさせないし、最後にはピッタリとつじつまが合って心地いいです。
でも、最後に如月ミキは登場しなくていいと思いました。

この手の作品は、映画館の大きなスクリーンで見る必然性があるのかというと…、ちょっと微妙。

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ringo

4.5愛すべき、“超バカ映画”!

2008年3月21日

笑える

楽しい

単純

 吾輩が、今年の上半期に出会った、もっともシンプルで面白い“超おバカ映画”でございました最初、チラシを見たときは『ホストの映画か?』と思っちゃったんですが、なるほどこういう映画だったんですね。もう上映時間1時間48分の間、殆んど笑いっぱなし…(^^;。

 冒頭で“おバカ映画”と書いておりますが、俳優陣はみんな大真面目に“バカ”を熱演しております!映画の形式としては、最初から最後までずっと1つの部屋を舞台に展開する“ワンシチュエーション・ムービー”なので、ともすれば退屈な展開に陥りそうですが、この映画の場合、次から次へと話が展開していき、そしてそれがとてもテンポ良く、また笑える(たとえ次の展開が先に読めたとしても、それを見越してまた笑えてしまう…)ストーリーになっていますので、まったく“飽き”は感じられませんでした。事実試写室の中では、常にあちこちから“爆笑”が聞こえてまいりましたから。

 『大真面目に演じている』と書きましたが、ここで描かれているキャラクターは、全員が間違いなく“バカ”です。世間的に言えば“アイドルオタク”の類いです。でもこの映画では彼等を“愛すべき大バカ”として描いています。そしてそれは、緻密に練り上げられ書き込まれた古沢良太 氏による脚本と、吾輩が大好きな「シムソンズ」を撮った佐藤祐市 監督による演出、そして“濃厚すぎる”とも言えるキャスティングの俳優達の演技とのアンサンブルによって、初めて成立したモノだと思います(香川照之が、頭に“イチゴのカチューシャ”のせてるところを、想像してみて下さい。この映画、そんなシーンがいっぱい出てきます。しかも役者は“大真面目”…(^^;)。

 制作費が山ほど掛かったってことはないでしょうが、極上のエンターテインメントに仕上がっています。この時期最高に楽しめる1本だと、吾輩自信を持っておすすめいたしますよ!

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mori2

4.0惜しい

2007年12月18日

笑える

個性的な5人を演じた俳優の演技と,
クスッと笑える台詞の数々が,
テンポの早い展開と融合。

二転三転するドラマの推移が,
飽きることなく画面に見入らせ楽しい。

ただ,登場人物が少ないせいか,
展開が進むたびに,「あっ,この人やな」と当てはめて,
先読みできてしまえる所がもったいないし,
サスペンス要素があるわりには,
緊張感が欠片も無くて残念。

あと,終わり方がクドい。

サクッと潔く終わらせた方が,
ファンと芸能人の関係性に愛が見えて,
素晴らしい余韻になったと思う・・・。

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AKIRA

5.0絶対に観て下さい、損しませんから

2007年8月24日

泣ける

笑える

知的

小栗旬、ユースケサンタマリア、ドランクドラゴンの塚地、香川照之、小出恵介というユニークなキャスティングに、ちょっと期待していたのですが、期待通りの面白さでした。
基本的にこの5人によるワンシチュエーションドラマです。
C級アイドルの一周忌にネットのファンサイトで知り合った5人が集まり、自殺だと思われていた事件が、彼らの素性が明らかになるにつれて、二転三転、いや四転五転していくというお話です。
コメディでありながらミステリーでもあり、驚きのトリックによる結末もあり、しっかり感動もさせてくれる贅沢な映画です。
5人の役者さんが皆さんとても良い味を出しています。
特に驚いたのが、小栗旬ってこんな演技が出来たんだという感じです。
ちょっと彼に対する見方が変わりました。
ひとつだけ残念なのは、最後にアイドル自身が出て来てしまった事です。
映画を見て行く中で観客それぞれがこのアイドルに対する自分なりのイメージを作り上げていた筈なので、実際に見せて欲しくなかった人が多いのではないでしょうか。
彼女の歌と一緒に踊る5人のシーンは楽しかったのですが、それでも本人は見せないで欲しかったです。
この点は、スタッフの間でも揉めたと監督さんが話していました。
ちなみにラストに出て来る宍戸錠さんのシーンが謎の終わり方なのですが、
これは、錠、、、、針金、、、ピッキング、、、鍵、、、という意味で、けして続編を意識している訳ではないそうです。

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フリーダ

4.5幸せになれる

2007年8月2日

泣ける

笑える

幸せ

笑った、笑った。そしてちょっと泣けちゃった。
まずはこの作品を地方で劇場公開してくれたことに感謝を。
賛否のあるラストですが、それを含めても見終わった後、幸せな気分になれるでしょう。
失礼ながら、個人的には今年一番の拾いもの(いい意味で)!

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のりたく
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