エバン・オールマイティのレビュー・感想・評価
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ローレン・グレアムがいい感じ
個人的に、神や天使が出てくる映画って好きです(この映画では天使は出てこないけれど)。神の指示通りに箱舟を作って、その後どうなるか気になるところで、実際に洪水が起こるのかどうか。結果的には意外な展開になったけれど、考えてみたら、そういう洪水もありうるなと納得してしまった。
ノアの方舟
エメリッヒの「2012」もノアの方舟的なSFだったが、こちらはまんまノアの方舟、小さな人口湖のダム決壊だから地球規模の大災害と言う訳でもない。信仰心はあっても神のお告げなどを持ち出すと病院行が落ちだろう。そこは映画だから何でもアリ、世界を変えるのも愛とリスペクトなんて茫洋としたお題目をかかげて悪徳政治家の陰謀阻止を絡めたハートフル・ストーリー。
よくも集めたと感心するのは動物エキストラ、とてもバージニア州の野生動物とは言えない連中ばかりだが、かいがいしく働くさまは観ているだけで癒される。
ただコメディとして面白いかと言うと風貌やコスチュームで受け狙い程度なので微妙、まあ無難といえば無難、家族で楽しめるディズニー映画のようなファンタジーでした。
張り切って生きる者に目的は生まれる!!
毎日張り切って生きているので、啓示を受けるのは納得が行きました。職業が下院議員というのも退屈にならず良かったです。建造を始めるまでが若干長く感じましたが、建造はちょっと豪華な日曜大工という感じでほのぼのとしました。洪水も現実的な路線で、まあかなりの小規模ですが無理がありませんでした。カレルお得意の変身も披露して、聖書に興味はありませんが、オリジナリティがあるので、まったり楽しめました。
「忍耐」を祈れば、神は「忍耐」をくれるか?
映画「エバン・オールマイティ」(トム・シャドヤック監督)から。
神が主人公・エバン(アメリカの下院議員)の前に現われ、
ノアのごとく箱船を作るよう告げられる。
ストーリーとは直接関係ないが、「ノアの箱船」について
こういう定義があり、メモをした。
「ノアの箱舟、神の怒りと勘違いしている。愛の物語だと思う。
信じあう心だ。動物はカップルで現れて、互いに助け合う。
ノアと家族もだ。皆が寄り添って箱舟に乗る。」と。
さらに、夫婦関係に悩んでいた妻に、
神がこうアドバイスするシーンがあり、慌ててメモをした。
「『忍耐』を祈れば、神は『忍耐』をくれるか?
それとも『忍耐』を手に入れるチャンスをくれるか?
『勇気』を祈れば、神は『勇気』をくれるか?
それとも『勇気』を手に入れるチャンスをくれるか?
『家族の絆』を祈れば、神は『あったかい温もり』をくれるか?
それとも『愛し合う』チャンスをくれるか?」と。
これって、とてもシンプルな考え方だけど、わかりやすい。
手に入れる方法は、そのチャンスをいかすかどうか。
もう一度しっかり「愛し合う」ことが出来れば、
家族の絆に包まれた、あったかい温もりが手に入るということ。
う〜ん、さすが神様のアドバイス、奥が深い。
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