サーフズ・アップのレビュー・感想・評価
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イワトビペンギン
唯一の見所はイワトビペンギンがヤバいね、とペンギンの種類を覚えられた事くらい(苦笑)。 サーフィン好きか小栗旬ファンじゃないと時間の無駄。 まず目立つのが小栗旬の演技の下手さ。 映像作品ではそれなりだが(大河主演するくらいだから少なくとも下手糞ではない)吹き替え/アフレコとなると別の技術が要る。 それと今回は渋谷系サーファーの軽さを狙ったんだろうが、 元々小栗旬は真面目な俳優なんだろう、 軽薄なサーファー野郎なトークが似合わない。 映像作品ではビジュアルがプラスされるから違和感ないが、 声だけだと演技だと違和感丸出しで、とにかく演技力で乗り切ろうとしてる感じで、チャラ男なパリピを演じきれてない。 マイク眞木と共演なんだから息子の真木蔵人と親子共演でも面白い。 サーフィン親子だし流行のイケメン俳優よりも話題性はある。 真木蔵人は元イケメン俳優だし。 一番面白いのは木村拓哉や山口達也等サーフィンを得意とする、 ジャニーズ系の俳優だが、 木村拓哉はジャニーズ事務所との確執(工藤静香と勝手に結婚した既婚者)で無理だし山口達也は売れないTOKIO(苦笑)だし。 とにかく話題性を狙った俳優を使いたいなら、 せめてサーフィンにゆかりのある俳優を起用するべきだろう。 とここまで酷い話なら見た事を後悔するだろうが、 肝心の映画の内容についてはまあまあなのだ、とはいえやはり。 酷い吹き替えのせいでストーリー云々はともかく (強いて言うならアメリカ人はロッキー信者が多い ^^;)、 サーフィンのシーンCGは噂通り素晴らしい。 もっともあえてCGアニメにしなくても実写でも充分通用するだろうが、 色々と大人の事情ってヤツがあるんだろう(ディズニー/ピクサーのトイ・ストーリーが新規開拓したCGアニメの市場)。 とにかくB級扱いで構わないから、 話題性よりも実力派で作り直したらもっと面白くなると思う。
ドキュメンタリー風アニメ
冒頭からインタビュー形式で始まるドキュメンタリータッチのアニメ?と、不思議な感覚に包まれる。そういえばサーフィン映画にはドラマもあるけどドキュメンタリーも多いし、そうした映画をオマージュしていたのかもしれません。山下達郎の曲をフィーチャーした『ビッグウェイブ』もあったし、サーフィン映画はBGMも重要な要素。それを考えると、少し物足りなかった・・・ 主人公コディはイワトビペンギン。『皇帝ペンギン』『ハッピーフィート』に続きペンギン映画でもありますが、そのペンギンが伝説のサーファー“BigZ”に憧れて、ペングーアイランドで催される大会に参加する物語。ペンギンは泳ぐのも得意なんだし、何もサーフィンさせなくてもいいじゃないか・・・と冷ややかな目で見ていたのに、いつしかその違和感も全くなくなりました。 サーファーのサクセスストーリーだとか、迫力ある波乗りシーンを中心にしたものとか、そんな先入観も打ち砕かれるほど、意外な展開・・・というより、単なる友情物語でした。生きていく目標が大会で優勝することだなんてつまらないこと。サーフィンは楽しむものなんだ、と隠遁生活を続けていたギークは説く。コディはそれを理解できず、ライバルに勝つことばかり考えていたけど、技術的なことも教えてもらえないので焦るばかり。 なぜかペンギンだけの物語ではなく、大会にも出場するチキンのジョーも物語の中心にいる。もちろんドキュメンタリー風なので、陰では常に人間が彼らを撮影しているはず。どういう趣旨で作られたのか・・・対象年齢がさっぱりわからない内容です。それでも最後にはウルっとさせられ、勝つことが大切じゃないんだと納得させられる。いい映画だったのかな・・・ 【2007年12月映画館にて】
ペンギンサーファーのドキュメンタリー映画
ドキュメンタリータッチで描かれた青春映画です。
終始ドキュメンタリー風。こういうトリッキーな作り方をしていて予想外でした。
ドキュメンタリータッチで描かれるのは確かにおもしろいのですが、本作ではそれが裏目に出てしまっています。テンポが悪くなり、物語が失速してしまいます。ここはマイナス点ですね。
蓋をあければアニメーション映画らしい内容になっています。テーマは友情、勝敗、夢、努力などド直球です。
良く言えば王道。悪く言えばありきたり。
2007年に公開されたという事なんですが、今(2014年)に観てもCGがきれいで驚きました。ペンギンたちの毛は細部まで描かれていて、揺れたときの感じがリアルです。また、島の木々の揺れかたやこだわったのであろうジャングルなど、映像面はとにかくスゴかったです。
でもやっぱり一番なのは海のCG。きれいでしたね。水しぶきや波の砕けかたなどなど…サーフシーンは圧巻でした。
サーフィンやりたくなりますね(笑)
前半はやや間延びしますが、後半からラストの爽快感はスゴく良かったです。
真剣に観るのではなく、菓子やジュース片手に子供と気楽に観るのがオススメです。
物語は青春もの
あまり期待していなかった割には面白かった。 日本で作った青春ドラマとかちょっと前のアメリカの青春ドラマのアニメ版ですね。 ライバルとの勝負あり、恋あり、挫折あり、立ち直りあり 期待しないで見ると結構いけますぜ!
字幕で観たい作品。
サーフィン映画といえば「ビッグ・ウェンズデー」で描かれた
あの大波チューブの素晴らしさが未だに記憶に残っている私。。
多分サーフィンをやっている人なら、一度はあんな風に
波のカーテンの中をくぐり抜けてみたいのだろうなと思いつつ…^m^
CGで波を表現するという、さほど目新しくもない(?)映像美に、
動きが加わっている分、スピーディでリズミカルだという利点と、
音楽がノリノリ(ちょっとウルサイくらいだった)なもんですから、
まずまず楽しめるようになっていると思います。
なんでペンギンがボードに乗るんだよ?なんていう真っ当な疑問は
最初から却下されているみたいですね…。ま、アニメなんで^^;
チャンピオンとか一等賞になることよりも、大事なものがある。
…っていうのがテーマらしいんだけど(汗)、話の主役はまだ子供。
伝説のペンギンサーファーが、それを悟るのはいいとしても^^;
まだ上昇過程の若輩に、それを納得させるのはいかがなもの…?
っていう真っ当な疑問が浮かんだ私ですが、どうなんでしょう。
まずはチャレンジあるのみ!(もちろん彼もそうしてますけど)
やがて味わう挫折の末に、それを熟得するのだと思うんですけど、、
だって若いうちに修練しとかないと、楽しい人生は望めない(汗)
…ハニカミ王子くんだって、プロに転向しましたしねぇ(爆)
やっぱり誰しも、それが夢で頑張ってきたんなら、
一度は挑戦してみるべきだと思いますけどね。後悔しないように。
内容はそんな感じで、ラストももちろん友好的に終わってますが、
序盤から中盤にかけての、ちょっと悪ふざけな描写がしつこいXX
サーファーのイメージは軟派なんでしょうけど(確かにそれも多いが)
プロを目指すくらいになると、波キチガイ&海が恋人!(スイマセン)
みたいにちょっとヲタク化してきちゃうと思うんですが。
まぁそれをアニメで描け、といっても無理な話なんでしょうけど^^;
(吹替えに一言。子供向けじゃない作品は字幕上映を希望!(・へ・))
大きな進歩見せたソニー製CGアニメ
かなりよく出来ているのでちょっと驚いた。技術的にはソニー・ピクチャーズ・アニメーションの前作「オープン・シーズン」を遥かに上回っているし、主人公の成長を爽やかに描いたストーリーもうまくまとまっている。声の出演者たちも一様によい。特にシャイア・ラブーフ、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・ウッズ、ジョン・ヘダーらは持ち味を十二分に発揮。キャラクターも個性あり、愛らしい。全米で全く当たらなかったのが不思議なくらいだ。 ドキュメンタリー映画の撮影中というコンセプトは賛否分かれるところ。うまく笑いに化けているところもあるが、蛇足に終わっている部分も多い。それでも、個性ある作品に仕上げようという心意気は買える。 おそらく問題は、作品の中身よりも、後追いになってしまった企画自体にある。ペンギンものは「ハッピーフィート」に先を越され、新鮮味がなかった。前作「オープン・シーズン」がこれまたどこかで見た要素の詰め合わせのような亜流作品だったため、作品を見る前に飽きられてしまった可能性が高い。おそらくそうした先入観がなければもっと評価されていたはず。 さて、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの気になる次回作は「ネアンデルタールズ(原題)」。タイトルから推測すると、今度こそオリジナリティがありそう。飛躍のときは近付いている。
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