劇場公開日 2007年8月10日

「原点回帰!」オーシャンズ13 mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0原点回帰!

2007年8月21日

笑える

楽しい

知的

 豪華キャスト三度結集!前作で“欧州大豪遊ツアー”を敢行した“ジョージと愉快な仲間たち(^^;”。果たして今回は、どんな騒ぎを引き起こしてくれますことやら?
 今回は“オーシャンズ”のホーム・グラウンドともいえる、ラスベガスを舞台に正にシリーズの原点回帰ともいうべき、丁々発止の犯罪エンターテインメントが繰り広げられます。結構スピーディーだった前作に比べると、前半は“まったり”した感じのストーリー展開で、『う~ん、何か少しパンチが足りんな~』と思っておったのですが、中盤以降は『そこまでしたら、やり過ぎでしょ!』と言いたくなる位、ムチャなシーンの連発で、かなりツッコミながら楽しんでしまいました。
 今回ゲストキャラとして、御大アル・パチーノが出演しておられますが、とても楽しそうにワル役を演じておられます。スクリーンに映るだけで、もう貫禄タップリ、オーラ出まくり!シリーズのラスト(ホントか?)を飾るにふさわしい、怪演でございます。さっすが!
 ところで今回は、テス(ジュリア・ロバーツ)もイザベル(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)も出てきません(作中、ダニーとラスティーの会話で名前だけは出てきます)。で、その代わりにお色気パート(?)を一手に引き受けたのが、エレン・バーキン。しかし、少々年齢が行き過ぎておられる(当年53歳!)…ていうか、『チョットしんどいんちゃうのん!』と思ったのは吾輩だけでしょうか?何せこの方が「シー・オブ・ラブ」(そういえば、この映画でもアル・パチーノと共演してましたね)で、世間を魅了したのは今から18年も前(!)のことですから。今回マット・デイモンと“お笑いラブ・シーン(^^;”があるのですが、冷静に見るとかなりキツかったですよ。他に適役いなかったのかなあ~?

 で、ジョージ・クルーニー曰く『今回で最後。「オーシャンズ14」は無い』んだそうです。まあ、これだけのキャストを集めるのは大変でしょうし、ここらが潮時とも思ったんでしょうかね?でも映画的には、続編作っても全然問題のない終わり方してましたから、気が向いたらまた作ってくれればいいな!と思います。こういう映画は、作品の出来上がりを語る以前に、魅力あるキャストが集まって楽しそうに遊んでる(…ように見える…)のをスクリーンで見るのが、楽しみなんですから。お願いしますよ、ソダーバーグ監督!

~追記~
 男の本音…媚薬“ギルロイ”が欲し~い!!(^^;

mori2