ゾディアックのレビュー・感想・評価
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膨大な情報に記憶や理解が追いつかず。
題名どおり。ロバート・グレイスミスの執念に周りが感化され犯人特定に動いていく様子は伝わりはするが、証拠や人物関係が何がなにやら。自分の頭では追いつかず。アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jrが出てきたのが印象的。デヴィッド・フィンチャーの他作品ドラゴン・タトゥーの女は楽しめたのだが。
作品のコンセプトがドキュメンタリー感をもった事件の表現(それこそ、グレイスミスと同様に映画という媒体で事件に迫りたい)だと思うので、それを考えれば、作品に対してエンタメ感(性・暴力・感情的・直感的)をある程度求める自分にとってはそんなには楽しめなかった(この作品には10%くらいそれがあるとして、もし自分を楽しませるのならば、40%は欲しかった)。
DVDの『ゾディアックの舞台裏』にて、フィンチャー監督は「正体が分かれば怖くない オーラも神話も消える それが必要だ」と言っている。必要以上に構えてシリアルキラーを神格化して逮捕できないとあきらめるな、というような意見につながるのだろうか?と考えた。また、警察が縄張り争いで協力しなかった点についても言及されていて、それは自分が視聴中に意識化されなかったなと気づかされた。
ゾディアック事件の考察、という作品。
実話を元にしているというのはわかるが、現在でも未解決という迷宮入りの事件。やはり結論がでるはずもないのでモヤモヤが残る。
というのはあくまでも『娯楽』という視点での話。
【ゾディアック】という『作品』としては、構成も含めて非常に完成されている。ただ、日時を羅列しての時系列説明は、一見では理解が難しく、流石に推理は無理。
エイブリー、トースキー、グレイスミスと、犯人を追う主要人物のフォーカスが変わる。時間が経つにつれて薄れていく証拠の中、この移り変わりから炙り出されていく犯人。脚本にグイグイ引き込まれていくのだが、やはりラストは仮定と想像の範疇で終わる。未解決事件なので仕方が無いのだが。
一つの事件で翻弄されていく人生の描写。2時間以上の尺があるので、3人の人生に、もう少し時間を割いて欲しかった。この3人の主役達の好演で成り立っている部分もある。
この映画は犯人が誰なのかを
長い
すっきりしない
実話をもとにしているのもあってスッキリしない。
容疑者のリーが死んでしまった事やDNAが一致しなかった事などを鑑みても
リーの犯行が決定的とは言えない。しかしドラマはリーが犯人だと言わんばかりに
終わっているのは実際の事件がそうなのだから致し方ないが。
しかし、実際の犯人は映画の様な魅力ある人物ではなそうな気がする。
自己顕示欲が強く非常に小物感が強いことは映画の描かれ方でも
人物像としては魅力がなく感じられた。
映画はキャラクターの魅力が大事だと思う。
悪党は悪党としての魅力が必要だと思う。
前半ロバート・ダウニー・Jrから後半マーク・ラファロへと
バトンタッチしていく様もなんだか不完全燃焼だ。
全体的には結局何もわからないということで終わるので
とにかくスッキリしない映画だった。
サスペンスものとして全体的に楽しめます。
やりきれない気持ちになる
1歩進んで2歩下がる
ずっと楽しい映画
未解決
未解決事件を映画化。
知ってたら観てなかった~(>_<)
コナンくんばりの推理でスッキリするんだと思い込み2時間30分💧
未解決なのね💦💦💦
先入観が嫌で一切情報入れず観ちゃう弊害ですね。
地下室のシーンはマジで恐ろしく、涼めました(>_<)
ゾディアックの正体とは
エンディングに向けての盛り上がりはすごい! それだけに惜しい!!
実際に起きた未解決連続殺人「ゾディアック事件」をベースにしたスリラー映画。
監督は『セブン』『ファイト・クラブ』のデビッド・フィンチャー。
主人公である漫画家ロバートを『デイ・アフター・トゥモロー』『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが演じる。
サンフランシスコ市警の刑事デイヴ役は『死ぬまでにしたい10のこと』『エターナル・サンシャイン』のマーク・ラファロ。
ロバートの同僚である新聞記者ポール役には『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『追跡者』のロバート・ダウニー・Jr。
1960年代末から1970年代にかけて、カリフォルニアで発生した連続殺人「ゾディアック事件」。
監督のデビッド・フィンチャーはちょうど少年時代をゾディアック事件真っ最中のカリフォルニアで過ごしていており、この事件の事がずっと心に残っていた様である。
デビッド・フィンチャーが監督した名作『セブン』は、連続殺人事件かつ劇場型犯罪を扱っているという点で、かなりこの「ゾディアック事件」から影響を受けていると思われる。
そのためまず『セブン』を鑑賞しておいてから本作を観ると、類似点が見つかって面白い。
図書館の貸し出し履歴から犯人を探すという展開は『セブン』と共通しているし、家に帰ってみると家族がいない…という展開は『セブン』のあのクライマックスを思い出してしまい本当に恐ろしさを感じた。
主人公は新聞社に勤める風刺漫画家のロバートではあるのだが、ロバート1人が主人公というよりは、刑事のデイヴと記者のポールを合わせて3人の視点から事件を追うという群像劇という色合いが濃いかも。
この3人が「ゾディアック事件」によって人生をかき乱されるという人間ドラマも本作の見所の一つだが、記者のポールの描かれ方には不満。
主人公のうちの1人の様な扱いで、敏腕記者らしいのだがあまり敏腕ぶりが発揮されておらずいまいちキャラクターが立っていない。
「ゾディアック事件」に関わってしまったことで最終的には落ちぶれてしまうが、彼の葛藤とか苦悩があまり描かれていないため、彼が落ちぶれたということと「ゾディアック事件」の間にはあまり関係ないんじゃないかという印象を持ってしまう。
前半はデイヴの調査、後半はロバートの推理に重点が置かれており、後半のロバートのパートは間違いなく面白い!
これまで集められた証拠をもとにロバートが真実を追求するが、その結果として家庭が崩壊していってしまう…というサスペンス要素と人間ドラマがうまく噛み合っている。
パズルのピースを埋めていくように、事件の真相を推理していく様子はミステリーとして一級品の面白さ。
犯人と思われる男が映写技師として働いていた時の映画館のオーナーであるボブの家を訪ねるシーンのスリルは並のホラー映画では敵わないほどの恐ろしさがある。あの後、家族が家にいないという展開にはそりゃドキドキしますよね。
後半部分が面白かっただけに、前半部分の退屈さが勿体ない!
150分以上もあるサスペンス映画なのに殺人描写は3つしか無いため、興味を持続するのが大変だった。
デイヴの捜査パートは特に大きな出来事も起こらないし結構地味な展開が続くため、正直途中でこの映画ダメだわ、と思ってしまった。
未解決事件を取り扱っているため、明確な答えは明らかにならない。
あれって結局何だったんだと思わざるを得ない、謎のままで終わる描写も多く、普通のサスペンス映画だと思ってみると肩透かしを喰らうかも。
この映画のテーマは謎を解き明かすことではなく、事件に携わった人間たちの姿を描き出すことだったのだろう。
スティーブ・マックィーンや『ダーティハリー』など、チョットした小ネタが楽しい。
やはりデビッド・フィンチャーはサスペンスを撮るのが上手い!
とは思うが、もう少しコンパクトに纏まっていた方が娯楽的な面白さが増したと思う。
なんとなく惜しいな〜、と思ってしまう1作。
未解決事件
犯人が中学生という衝撃的な事件、神戸児童殺傷事件。犯人は酒鬼薔薇聖斗と名乗り、警察に挑戦状を送ってきた。犯人が「ゾディアック」を崇拝していて真似ているのでは?と言われていた。その時に「ゾディアック事件」を知った。
何年か前にこの映画を観たのだけれど、記憶が曖昧で、再鑑賞。
主人公は漫画家で、記者でもないので控えめに事件に興味を示していたものの、捜査も進まず、事件を追っていた記者も諦めてしまったことから、自ら事件を調べ始めて真相を突き止め、本まで出版する。ジェイク・ギレンホールが気の弱そうな漫画家から事件を追ってキリッとした記者(作家?)になっていく過程を好演。
実際の事件の映画化にしてはドラマ性もあって、長い映画だけど面白かった。本当の犯人は他にも有力な容疑者が2人ほどいた様だが、真相が分かる時は来るのだろうか。
こんなに長いのに
映画館で長めの作品を見るのは(余りにも駄作でない限り)ほとんど苦ではないんですが、
家でスマホ片手にみる長作は少し苦手なわたしなのですが
今までで一番時間を気にすることなく楽しめた長め作品かなと思います。
原作を読んでいる訳でもないし、映画に詳しくない、ましてや洋画にかっこいい意見など言えないですが
少しのユーモアと所々のスリラー感が休む間もなく訪れてずっと集中して見ていられました。
難しいお話ではあると思うので、ほんの少しでもよそ見するとすぐ理解が追いつかなくなる場面はありましたが。
クリミナルマインドが大好きなわたしはズバッと犯人逮捕!みたいなのも少し期待しながら見ていましたが、
この作品はフィクションではないので後々そんなことを考えていた自分に恥ずかしくなりました。
主人公や他のゾディアックキラーに人生を狂わされた人々の様子からも、当時の状況を有り得ないほど忠実に再現されている監督の意思からも
どれだけゾディアックという存在が事件を知るアメリカ人にとって恐怖でならないものだったのかということが伝わってきました。
あまり適切な表現ではないと思いますが、凶悪犯罪に巻き込まれそうになったことなどなく平和に暮らしてきたわたしは幸せものだなあと思いました。
2時間半は長すぎます。
ゾディアックと呼ばれる殺人犯による連続殺人事件を追う、警官や新聞記者を描いた群像劇です。
実際の事件を描いたサスペンスです。この事件は、1960年代後半に発生した事件だけに、まったく知識がない事件でした。
未解決事件という事、史実をベースにしていることもあり、全体的に抑揚を欠いた見せ場に乏しい作品のように感じます。2時間半以上の時間を費やすのは少し厳しい作品でした。
未解決では済まさない
1968年のサンフランシスコで起きた連続殺人事件は未解決だったが、映画では、この人が犯人だ、と言っているようなもの。
劇場型の犯人”ゾディアック”に翻弄される警察とメディアがドラマを進行していくが、殺人シーンはデヴィッド・フィンチャー監督らしく、迫力があって不気味。
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