ダークマンのレビュー・感想・評価
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B級感が半端ない、『ロボコップ』と『デッドプール』と『ダークナイト』が合わさったようなアンチヒーロー映画
監督はかの有名な、初代『スパイダーマン』三部作を監督したサム・ライミ。彼が初めて手掛けたスーパーヒーロー映画ということで観てみたのですが、個人的にはあまり「スーパーヒーロー映画感」がしませんでした。
どうしても私の中では、「スーパーヒーローと言えば、人々を助けてなんぼ」みたいな固定観念があるのです。なんで、人々を救うどころか逆に迷惑をかけまくったダークマンは、どーしても「スーパーヒーロー」っていう感じがしないんですよね。
まぁ、でもこれはこれで「〝復讐の鬼〟と化したダークヒーロー」って感じで好きです。
ところで私は、タイトルに書いた三つのスーパーヒーロー映画に、今作はとても似ていると思います。
「主人公が悪人たちに復讐を果たす」という点で『ロボコップ』(『デッドプール』も当てはまりますね)。
「主人公が醜い姿となり、恋人と疎遠になる」という点で『デッドプール』。
「主人公が一人去っていき、物語が閉じる」という点で『ダークナイト』。
そして三作とこの『ダークマン』という作品は、〝復讐〟というテーマが共通しています。
やはり復讐心という〝怒り〟を原動力に、スーパーヒーローという存在は出来上がるのだと思います。……と言って復讐のないスーパーヒーロー映画もありますけどね。
ちょっとB級感強すぎて、退屈してしまう部分も正直ありましたが、容赦のない復讐の物語を楽しめる、素晴らしいアンチヒーロー映画だと思います。
私は誰かであり、誰でもない。
どこにでもいて、どこにもいない。
〝ダークマン〟と呼んでくれ。
────ラスト、ダークマンが残した言葉より
サムライミの初期の名作
バーンマン
大昔のダークヒーローもの。よく出来ていると思う。
コメディタッチのアクション映画で監督はあのサムライミ。XXマンものには抵抗があったので観ていなかったが、思いの外楽しめた。流石に30年以上前の作品なので色々古さを感じさせるところもあったが、何よりテンポが良いし、アクションシーンに迫力がある。この3年後にシンドラーのリストに出たリアム・ニーソン初主演の作品だったとは知らなかった。ヒロインの弁護士役のフランシス・マクドーランドのキャスティングには違和感がある。弁護士にも見えないし魅力的でもない。悪人サイドが本当に救いようのない悪い奴ばかりなので主人公が邪悪になるのも仕方ないだろう。
これもアメコミ?ではないようですね。 若きリーアムの悪党たちへの復...
バットマンに出てきそう
リーアムニーソンがヒーローやってたん知らんかった!
ってもヒーローというかただの復讐鬼。
なんだかバットマンのヴィランにいそうな設定。
切なく可哀想だえど嫌いじゃない^_^
スパイダーマンの原型
科学者としての自己実現
哀しきヒーロー。設定が良い。
wowowの発掘良品にて。リーアムニーソンのヒーロー役は珍しいのでは、と興味を持って鑑賞。発掘良品で紹介されている作品は結構好きなものが多いです。まさに宝物を発掘したような気持ちになって、作品への特別感が増しますね。
主人公が研究者だとか、マスク崩壊までの時間制限だとかの設定が好きでした。陰でスッと動いてコートの裾が翻るような描写も格好いい。
ダークマンの容姿も凄くツボ。バタバタした感じの動きもたまらなかったです。声のしゃがれ具合も素敵。『ウォッチメン』のロールシャッハを思い出しました。
高台の謎の像の間で闇に佇むカットもめちゃくちゃ絵になっていました。
ダークマンのその名の通りダークヒーローな雰囲気も好きなのですが、恋人に今の自分を受け入れてもらえるのか葛藤したりと、切ない描写も素敵でした。
敵もみんな悪役らしい悪役で清々しい。指のあれが印象的でしたね。マスクを被った主人公と鉢合わせる展開もハラハラするとともにコミカルさも感じさせて、おもしろかったです。
アクションシーンは迫力があり、バトルの演出も凝っていて楽しめます。サムライミ監督が後に撮る『スパイダーマン』を彷彿とさせるシーンもありました。ラストバトルの舞台もクライマックス感があって好き。
演出に古さもありましたが、逆にその古さによってクセになるようないい味が出ていました。
ダークヒーローならではのほろ苦さ、哀愁が漂う幕引きも良かったです。
若きリーアムニーソン
タイトルなし(ネタバレ)
視聴:複数回
推薦:映画マニアのみ
感想:小さい頃に見ていた記憶があり、久しぶりに鑑賞した。冒頭の指切りは今でも印象的でよく覚えてました。敵役の面は分かりやすい悪役顔でこんなんだったなぁと思い返しながら見てました。
指切り、義足マシンガン、葉巻、歯むき出しの顔、人工皮膚で他人に成りすまし、どれをとっても刺激的なものでした。
懐かしい映画でした。
スパイダーマンの監督に96時間
タイトルなし(ネタバレ)
やっぱこの頃の映画っていーよなぁ。
大胆で勢いがある。
質感や色合いも、今の映画にない良さがある。
時代的にもジャンル的にもバットマンやザフライみたいで好き。
てかダークナイトでの高層ビルの上のシーンはダークマンの影響か?
スパイダーマンの高層ビルシーンもちょっと似てたなぁ
記念すべきリーアムの初主演作
リーアムの主演作とゆうことで見ましたが、リーアムの演技はとてもよかったです。主人公のエモーショナルな部分の演技はすばらしく、顔、声だけでなく、体でも熱にこもった演技をしてくれました。きわめつけに、包帯をまき、顔の見える範囲が目だけになっても、その目でこちらに訴えてきます。
TAKENの影響もあり、サイキョーおじさんのイメージが強いですが、このときのリーアムはまだ情けなく、若いので、リーアムの最近とは違った一面がみれます。リーアムファンには必須の映画でしょう。
スパイダーマンのようなファンタジーのヒーロー映画ではありません。どちらかといえば、ロボコップ(初代)やバットマン ビギンズに近いように感じました。その主人公の気持ちがテーマですよね。また主人公はまったく強くありません。とくに超能力も持ってないのです。だって科学者ですから。ですから、強いスーパーヒーロー映画を期待する人は見ないほうがいいです。あと、情けはかけなとこは他のヒーローと違っていいですね。
CGに少しB級臭のする古い映画ですが、アクションシーンはけっこう派手にやってくれてるので、スッキリもさせてもらいました。
リーアム最近かなり忙しいですが、その流れにのって、再びリーアム主人公でリメイクしてほしいですね。きっともっとすばらしい作品になると思います。
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