劇場公開日 2007年7月20日

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のレビュー・感想・評価

全61件中、1~20件目を表示

4.0感情不安定のハリー

2023年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

単純

興奮

知的

Apple TVのレンタルで久々に鑑賞。
前作で闇の帝王が復活しましたが、誰も信用してもらえず感情不安定になるハリーが描かれています。私はハリーが終始苛立っている姿を見て、「こんな状況な感情がめちゃくちゃになっても仕方ないよね……」と同情してしまいました。

そんな状況でも、少しでもハリーを信じてくれるホグワーツ生徒を集めてダンブルドア軍団として結成し、決戦に備えようとする行動力から勇気を貰いました。特に、ハリーが呪文を教える立場になってネビル達に指導する姿から1作目から大きな成長が伝わってきました。

終盤には予言を巡る戦いにハリー達がヴォルデモードの手下に立ち向かう光景に興奮しました。さらに、不死鳥の騎士団やダンブルドアが加わったバトルシーンは、光と闇が激しくぶつかり合うような迫力がありました。個人的には、本物のムーディ先生の見せ場がしっかりと用意されていたのが嬉しかったです。

一方で、全体的に急ぎ足なのが気になりました。原作を未読なのもありますが、登場人物の要点がわかりにくく、情報を整理しながらついていくのが困難でした。

それでも、次作以降に向けた準備運動をする気持ちで見ることができました。

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Ken@

4.0You Have to Admit Dumbledore's Got Style

2023年6月29日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

Entering the darker half of the Potter saga, everybody is planning for real battle as Hogwarts is overtaken by a tyrnnical overprotective cat lady. Much of the thick source material is reduced to montage, making for a much more lightweight experience compared to prior. Harry's rise to the chosen one and Carter's wicked witch are well-played attributes in this increasingly green-screened adventure.

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Dan Knighton

4.0ルーナ・ラブグッドも登場するしな

2025年8月25日
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鑑賞方法:VOD

2025年8月24日
映画 #ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (2007年)鑑賞

よくテレビで放送される理由としては、組織としての戦いの要素が強くなる点や戦闘シーンが多彩なこと、そしてダンブルドアが強いこともあるが、やはりシリウスの死だろう。前回のセドリックの死から単なる学園モノではなくなった

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とし

4.0【81.2】ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2025年8月9日
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鑑賞方法:VOD

作品の完成度
本作は、シリーズで最も長い原作小説を、最短の上映時間に凝縮するという、極めて困難なタスクを見事にクリア。原作の膨大な情報を効率的に整理し、主要なプロットラインとキャラクターの感情の動きに焦点を絞った構成は、映画としてのテンポの良さと明快さをもたらす。原作ファンからは、多くのエピソードが割愛されたことへの不満も聞かれるが、映画単体としての完成度は非常に高い。特に、ハリーの孤立感と反抗心、ダンブルドア軍団の結成、ヴォルデモート卿の暗躍という、三つの重要なテーマを軸に物語を構築することで、映画的なカタルシスを創出。原作の持つ重厚なテーマを、より視覚的・感情的に訴えかける形で表現することに成功した。
しかしながら、その一方で、物語の奥行きやキャラクターの背景描写がやや浅くなってしまった側面も否めない。原作では緻密に描かれていた政治的駆け引きや、魔法省の腐敗といった要素が、映画では簡略化された印象。シリーズ全体を通して見ると、この作品は次の段階への架け橋としての役割が強く、物語の転換点としての意義は大きいものの、単体で完結した作品としての深みに若干の物足りなさも残る。アカデミー賞や主要な映画祭での受賞歴やノミネートは確認できず、批評家からの評価も賛否両論。しかし、興行成績は世界中で大成功を収め、シリーズの商業的な成功を決定づけた重要な作品であることは間違いない。
監督・演出・編集
監督デヴィッド・イェーツの手腕が光る一作。彼の演出は、シリーズに新たな息吹をもたらした。これまでの監督たちが採用してきた、ややファンタジー色の強い演出から一転、よりリアルで、重厚なトーンへとシフト。カメラワークは手持ちカメラを多用し、登場人物たちの心理的な揺れ動きをダイナミックに捉える。特に、ハリーが怒りやフラストレーションを爆発させるシーンの演出は、観客の感情を強く揺さぶる。
編集は、マイケル・ゴールデンバーグの脚本を最大限に活かし、原作の膨大な物語を2時間22分に凝縮する役割を果たした。カットのつなぎは非常にスピーディーで、物語の進行に緩急をつけることで、観客を飽きさせない。魔法省でのハリーとヴォルデモートの対決シーンは、編集とVFXが一体となり、圧倒的な迫力とスピード感を創出。原作の持つ緊迫感を、視覚的に見事に表現している。
キャスティング・役者の演技
* ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)
シリーズの成長とともに、ハリーの内面的な葛藤を繊細かつ力強く表現。思春期特有の反抗心と、親しい人を失った悲しみ、そしてヴォルデモート卿の精神的な影響に苦しむ姿を、これまで以上に深く掘り下げた演技。特に、精神的な苦痛から来る怒りの爆発や、孤立感を表現する表情の変化は圧巻。ヴォルデモートに憑依されるシーンでは、苦悶に満ちた叫び声と、邪悪な笑みを浮かべる対照的な演技で、ハリーの精神的な不安定さを完璧に演じきった。子役から脱却し、本格的な俳優としての才能を開花させた、彼にとってのターニングポイントとなる作品。
* ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)
ロンの持つユーモアと、ハリーへの変わらぬ友情を自然体で演じ切った。ハリーが孤立していく中で、ロンが唯一の理解者として、支えになろうとする姿を、真摯に表現。ダンブルドア軍団でのリーダーシップを発揮しようとするも、どこか不器用な様子も、ロンというキャラクターの魅力を引き立てている。
* エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)
ハーマイオニーの知性と、ハリーの苦悩を深く理解し、支えようとする優しさを丁寧に演じた。ダンブルドア軍団の結成を主導し、持ち前のリーダーシップを発揮する姿は、原作のハーマイオニー像を忠実に再現。ハリーとの友情を、時に厳しい言葉をかけながらも、常に寄り添う姿勢を、説得力を持って表現。
* ゲイリー・オールドマン(シリウス・ブラック役)
ハリーにとって唯一の肉親と言える存在として、愛情深くも孤独を抱えるシリウスの複雑な心境を表現。原作における彼の閉塞感や無力感を、オールドマンは抑えた演技と憂いを帯びた表情で見事に体現。特に、ハリーへの温かい眼差しと、逃亡生活による苛立ちの狭間で揺れる演技は、観客に深い共感と悲哀をもたらした。ハリーを守ろうとする強い意志と、やがて訪れる悲劇を予感させる、圧倒的な存在感。
* イメルダ・スタウントン(ドローレス・アンブリッジ役)
アンブリッジの偽善的な残虐性を、完璧な演技で具現化した。ピンクの服をまとい、甘い声で話しながらも、生徒たちを厳しく罰する姿は、シリーズの中でも特に異質な恐怖を観客に植え付けた。スタウントンは、一見すると愛らしい教師の仮面を被りつつ、その奥に潜む権力への執着と冷酷さを、巧みに演じ分けた。彼女の演技は、官僚主義の闇を象徴する存在として、作品のテーマ性をより強く打ち出した。
* マイケル・ガンボン(アルバス・ダンブルドア役)
ダンブルドアの新たな側面を力強く表現。穏やかな賢者としての顔だけでなく、ハリーを危険から遠ざけるために、あえて距離を置く苦悩や葛藤を見せた。ヴォルデモートとの最終決戦では、ハリーを守るために自身の全てをかけて戦う姿を、圧倒的な迫力で演じきった。ガンボンの演技は、ダンブルドアを単なる善の象徴ではなく、感情を持つ一人の人間として描き出し、物語の重厚感を一層深めた。
* レイフ・ファインズ(ヴォルデモート卿役)
クレジットの最後に名前が出る有名俳優として、圧倒的な存在感を発揮。ヴォルデモート卿の冷酷さ、そしてハリーへの憎悪と執着を、わずかな登場シーンで強烈に印象付けた。特に、魔法省でのハリーとの対決シーンでは、恐ろしさと同時に、ある種の悲哀すら感じさせる演技で、キャラクターの深みを増した。
脚本・ストーリー
原作の膨大な情報を取捨選択し、映画的な物語構造に再構築したマイケル・ゴールデンバーグの脚本は、高く評価すべき点。ハリーの内面的な成長と、周囲との関係性の変化に焦点を絞ることで、シリーズのダークな側面を強調。ホグワーツでのダンブルドア軍団の結成や、魔法省での最終決戦など、原作のクライマックスを効果的に配置し、物語の盛り上がりを創出。しかし、原作の持つ重層的なテーマや、多くのサイドストーリーが省略されたことで、物語の複雑さが失われたという意見も。
映像・美術・衣装
デビッド・イェーツ監督のリアリズム志向が、映像面にも強く反映。これまでの作品に見られた、幻想的な色彩は影を潜め、全体的に暗く、くすんだトーンで統一。ホグワーツ城の内部も、より現実的な質感で描かれ、閉塞感や不穏な空気を演出。美術は、ホグワーツの教室や魔法省の壮大なセットが印象的。特に、魔法省のセットは、その巨大さと、ディストピア的なデザインが、権力と官僚主義の象徴として機能。衣装は、登場人物の成長と、物語の暗さを反映し、より洗練された、シックなデザインへと変化。ドロレス・アンブリッジ教授のピンクの衣装は、その可愛らしさと、彼女の残忍な性格とのギャップを際立たせる、象徴的なデザイン。
音楽
ニコラス・フーパーが新たに作曲を担当。これまでのジョン・ウィリアムズによる荘厳なスコアとは異なり、より現代的で、エモーショナルなサウンドが特徴。特に、ハリーの苦悩や、ダンブルドア軍団の結束を表現するメロディーは、物語の感情的な起伏を効果的にサポート。主題歌はなく、劇伴のみで構成されている。
作品 Harry Potter and the Order of the Phoenix
監督 デヴィッド・イェーツ 113.5×0.715 81.2
編集
主演 ダニエル・ラドクリフB8×3
助演 マイケル・ガンボン B8
脚本・ストーリー 脚本
マイケル・ゴールデンバーグ
原作
J・K・ローリング B+7.5×7
撮影・映像 スワボミール・イジャック
S10
美術・衣装 美術
スチュアート・クレイグ
衣装
ジェイニー・ティーマイム S10
音楽 音楽
ニコラス・フーパー
メインテーマ
ジョン・ウィリアムズ A9

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honey

3.5DVDゲットシリーズ200円。 わかったようなわからないようなオッ...

2024年10月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

DVDゲットシリーズ200円。
わかったようなわからないようなオッサンには難しいファンタジーも5作目。ようやくあの鼻なしマンが悪の権化なのがわかった(笑)
今作は意地悪おばさんがほぼ主役だった。みんな成長しましたね。チュッ💋チュッ💋するハリー、ハーマイオニーではないのかね(笑)

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はむひろみ

4.0映画「ハリー・ポッター」特別上映で観賞

2024年10月7日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

いよいよハリー・ポッターシリーズも後半戦に突入。ダークファンタジーっぽさが漂いまくり。ハリー・ポッターに試練がこれでもかと降り注ぎますが友情で乗り越えていきます。4週連続で5~8作品目まで劇場公開しますのでハリーポッターファンの方々は是非映画館へ足を運びましょう。

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よう

4.0困難に屈しない、ハリーたちの力強い成長を感じられる

2024年8月30日
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ドラマシリーズが2026年から配信決定しましたね!とても楽しみにしています。
冒頭ハリーの悪夢から始まり、言論弾圧など終始暗い雰囲気の今作は今までの楽しい雰囲気とのギャップで胸が潰れそうになるシーンも多かったです。
学校と言う大人の視点からは狭い社会ですが、学生にとってはそれが全てといってもいい場所での弾圧や規則での締め付けと、それに抵抗するハリーたち。
一昔前には世界中のマグル社会で実際に行われていた恐怖での統治そのままの姿なのかな、と想像を巡らせるとフィクションの世界とはいえ他人事ではないなと思わせられました。
今自分たちが享受している平和も、決して当たり前ではないし細い針の上でバランスを取っているような不安定さなのかもしれないと昨今の情勢を見ていると感じます。
しっかりと世の中を見極めて、その時その時で最善の選択をしていくことが重要なのだ、と鑑賞しながら改めて感じました。
幸いにも日本は平和と呼べる世の中ですが、常に今できる最善を選び取っていきます。

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佐田敏樹

3.5ババアはピンクがお好き

2024年5月20日
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楽しい

あーあ、ハマっちゃった。もう最後まで観るしかないね。完全に子供向けから大人向けの映画になってきました。終盤だけだが、ようやく魔法対決らしくなってきてちょっとワクワク。シリウス退場したが、新たなレディが仲間に加わったね。見た目賛否が分かれそうだが、何か何処の学校にも居そうな不思議ちゃんキャラで、個人的には嫌いではない。初めマルフォイの親族っぽい顔してたから敵だと思ったけど笑

ダンブルドアとヴォルデモートの対決にちょっと期待したが、短くすぐ終わって残念。今後もっと激しいドンパチを乞うご期待だね。それにしても、前作からハーマイオニーの魔法使う頻度が極端に減ったのは何故?もう少し活躍が観たいかなー

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DJ XYZ

3.5あのペンはやばい

2024年2月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

前作同様、最初からフルで見るのは2回目。
しかも相当前だから、細部は全然覚えてなかった。
最後の戦闘シーンだけは覚えていた。

さて、強キャラ魔法使いの不死鳥の騎士団がいきなり大集合。
シリウスに加え、久しぶりにルーピン先生も出て来て嬉しい。
ムーディも出て来たけど、あんな失態しといてシレッとリーダーなのは、やはり実力は飛び抜けているんだね。
一人だけバイク風の箒だし、なんかアラジンのジャファーみたいな杖だし、安心感凄い。

アンブリッジは当然ワザと腹立つキャラにしてるだろうけど、ほんとイライラする。
たまに現実にもああいう人いるよね。

ルーナはここで初登場だったんだね。
めちゃくちゃ可愛い。
ハーマイオニーに引けを取らない。
これは人気出るのもうなずける。

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りんちゃん

4.5五年生。死が目の前を掠めていく。自分の身は自分で守りたい。

2024年2月4日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波、VOD

悲しい

興奮

幸せ

前提として
・多分3回目(字幕&吹替)。
・原作は未読。
・『ハリーポッター』シリーズは『~と炎のゴブレット』まで視聴済。
・デビッド・イェーツ監督の他作品は未視聴。

めちゃくちゃ好き。

ハリポタ映画の世界観を決定づけた、衣装・音楽・建造物・VFXなどが随所に観られる。明暗のバランスも良い。暗めではあるが暗すぎない。闇の中の光を強調している。

まずは展開。かなり良い。
冒頭はお約束のダドリー家。ただし、いつもと毛色が違う。ホラー映画さながらの始まりから、ヴォルデモートの影響力が垣間見える。
これもお約束、ウィーズリー家との合流。うーむ、心地がいい。シリウスとも再会。家族としての会話がいい。

学校生活には楽しみがいっぱい。それをドローレスが制限しまくる。学生としてのストレスと、その発散までのカタルシスが楽しい。フレッドとジョージがいい味出してる。
そんな青春もお構いなしに動き回るヴォルデモート。一人苦しむハリーと、それを支えようとしてくれるロンとハーマイオニー。

そして後半。呪文によるバトルが勃発!この展開もアツいんだ……!!
生徒たちの成長が観られる前哨戦。危機に駆け付ける騎士団!そしてまさかのダンブルドアvsヴォルデモート!!
終盤では悲劇が訪れます。僕たちも大好きだった、あの……
でも希望に満ちたエンドで終わるのが今作の好きなところ。

次にキャラクター描写。これもかなり好印象。
ハリーはめちゃくちゃ疎外感を感じる。が、終盤でカタルシスに至るまでの要素は揃えてくれる。つまり挫折しても立ち上がるまでの過程があの短い時間に詰まっているということ。観ていて純粋に応援できるし、共感もできる。急に主人公感出てきたね。あとお兄ちゃん感もすごい。年下のナイジェル(映画オリキャラらしい)を庇うシーンとかまさにそれ。見た目といい経験値といい、頼りがいがある。

ロン、めっっっっっっちゃ良い役回り。永遠の親友ポジ。どこまでハリーが自信無くしてもずっと信じて励ましてくれる。ずっとそこに居てほしい。ポンコツ感は相変わらず。でもそれがいい。

ハーマイオニーは二人との距離感がかなり近づいた様子。ただ親友として居てくれるのが良い。ハリーを尊敬しつつも、恋仲を茶化す。

ロンもハーマイオニーも、ハリーのそばにいてくれる心優しき悪友と言った感じ。特に、打倒ドローレスで結託する三人組が微笑ましい。

ネビルはめちゃくちゃ努力家なところを見せてくれる。どうしたネビル。いつからそんなかっこよくなってきたんだ?!応援してるぞ!!

新キャラのルーナは、儚げな魅力がある。親と死別した、他の人には視えないモノが視える、などハリーとの共通点も多い。ハリーのメンタルに陰ながら大いに貢献してくれるので活躍ともに観ていて楽しいキャラ。ネビルと良さげなコンビだったが果たして……?

チョウはハリーといい雰囲気。本格的にロマンスが観られます。が、最後の扱いが可哀想すぎる……カットの余波食らってない?
ジニーの表情にも注目。成長とは裏腹に、恋敵が現れた彼女の心情やいかに。

あと、シェーマス。今作では地味に重要な役どころ。手のひらをクルクル変える生徒たちの心情とヘイト管理を担ってます。彼のシーンを挿しこんだのは英断。

生徒以外のキャラクターもみんな良い。
特にシリウス!本当に良い!!しゅき!!!
ハリーにとっての唯一の家族であり、人生の指南役でもある彼。本作のキーキャラクターです。暖炉から顔を出す演出が変更されてたのには笑っちゃった。

ほぼゲストキャラクターのドローレス。彼女が前半のヘイトをかっさらっていく。性悪で絶妙にムカつく感じと、クセが異様なまでに強いのが記憶に焼き付いてしまうほどの強烈キャラクター。演技が素晴らしい。
ただ正直、彼女への仕返しが一回分余計だった気がしなくもない。でもスカッとはするしなぁ……

逆に後半のヘイトと強烈さを持ち合わせるのがシリウスのいとこ、ベラトリックス。"ザ・魔女"といった言動で強烈に引き寄せられる。
……待ってこいつ、いとこなのにこんなことするの?マジ???

マグゴナガル先生とかダンブルドアとかスネイプとか、色々と書きたいことはあるけど割愛!見どころ満載だからキャラクターにも注目して観てほしい。

衣装も洗練され、確立したように見える。紆余曲折を経て、ここに至ったと考えるとすごく感慨深い。
建築物も同じく。ホグワーツ外での冒険も描かれるため、その様子も見どころ。魔法界の細部が広がる。
音楽も名曲揃い。イチオシは『Flight of the Order of the Phoenix』。今ではシリーズ代名詞の一つみたいな顔してるけど、今作からじゃないか?
あ、そうそうVFXのレベルも一つの到達点を迎えたと思う。雰囲気も世界観もマッチしているのが妙技。

ファンが観たかったものを入れつつ、物語を進めながら、感情のアゲサゲもさせてくれる。比喩的表現も多く、全体を通して「巧い」の一言!
ワクワクさせられっぱなしで、観て良かったと思える一作。シリウスもしっかりと絡むので『~とアズカバンの囚人』も見直したくなる。
初めから終わりまで大満足のハリポタ。そんな作品。

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NandS

3.0ピンクのおばさんが不快。

2024年1月27日
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ピンクのおばさんが不快。

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さしみしょうゆ

4.0成長の物語へ

2024年1月21日
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『炎のゴブレット』以降は、ストーリーの割合が増えている。
本作は魔法学校を中心としたファンタジー作品から
闇の魔法使いとの闘いを描いたストーリー・アクション映画へとシフトしている。

これまでのハリーポッターはエクスペクト・パトローナムの習得以外にはあまり成長が感じられない主人公で
精神性が『賢者の石』からほとんど変わっていなかったり、
技術的に難しい魔法を使って問題解決するなどの描写がなく、
人間関係の広がりも小規模
シリーズものとして割と致命的な問題だと思っていたが、
本作ではストーリーも動いたことでその辺の成長がみられた。
これは良い変化だった

前作のようなわかりにくいストーリー構成ではなく、2部構成になっているのが良かった
ややアンブリッジのホグワーツの恐怖支配場面の尺が長い気がするが、
その裏で生徒たちの訓練をしているので後半の対決シーンが活きてくるので善し悪しがある。
出来ればその支配にも魔法が関わっていると面白かったのだが

見所は
・冒頭の飛行シーン
・魔法省は必見(ここで+1点)
・ネビルはもう一人の主人公
・支配からの解放、因果応報
・訓練の結果闇の魔法使いと戦えている生徒たち

『アズカバンの囚人』までの魔法世界の描写が良すぎたのでやや物足りなさを感じるが
映画としては楽しめる

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tabletap

4.5前作『炎のゴブレット』よりは映像が鮮明になり、内容はホラー路線から...

2023年12月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

前作『炎のゴブレット』よりは映像が鮮明になり、内容はホラー路線から軌道修正している。
セットやアイテムには拘りを感じる。それを見せたがるようなカメラワーク。
登場人物が多いので名前を覚えると楽しさは倍増すると思う。

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Don-chan

2.5ハリーポッターとピンク婆アンブリッジ先生。

2023年10月17日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

難しい

内容は、ハリーポッターシリーズ作品の第5作目にあたる不死鳥の騎士団の映画化。主人公ハリーポッターや取り巻きの其々が成長や老化しながも二項対立の軸がハッキリとしていく助走感の強い作品。
印象的な台詞は『父親と同じく怠け者で傲慢で弱虫だ。卑劣な男だ』スネイプ先生がハリーに投げ掛ける自分自身の告白めいた言葉。何よりハリーの事を思っている行動が先生として際立つ所が面白かった。
印象的な場面は、今回も走りすぎる場面が多いので???がつく場面が多いですが、目玉はピンク婆アンブリッジ先生につきます。毎回問題のある闇の魔術防衛術の先生が今回は、より分かりやすく魅せてくれました。演技🎭が素晴らしい憎まれ役はドラゴ以上に効果あったと思います。今回のオチに当たる『嘘はいけません!』は皆も大きな解放感を得られたのでは無いでしょうか。
印象的な立場は、イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿の中にある魔法世界との説明がサラッとされていたのとアイランドの血族による差別意識や階級意識が上手く表され顔に出さない感情表現への徹底ぶりが良かったです。
終始ヴォスデモートとの対決としてますが魔法省とホグワーツの内輪揉めで三つ巴の争い。善悪では割り切れない人間の性に焦点を当てながらも、対立軸のはっきりした見やすさは違和感を覚えます。
個人的には、真実薬💊が使われたチャンチャウに対する謝罪が無いまま終わり、スッキリしませんでした。ハリーはモテモテです。、毎回新キャラクターやら先生方の通称や昔の関係性が端々に盛り込まれ言いっぱなしで補完話はスネイプ先生ぐらいで実成長時間との勝負で大変そうだなと感じます。成長著しいドラゴとダドリーには驚きます。いつの間にかハリーちっちゃくなりました。

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コバヤシマル2

1.5置いてかないで〜

2023年7月13日
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段々作品がダークちっくになってきて益々置いてかれてる
ずーっと重くて暗い空気が漂っていて不穏

アンブリッジに終始イライラ、ハリーがキスをした位しか感想はないです
何が何だかよくわかんないけど次も頑張って観るよ!!

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わんわん

3.0第5作目。 さらに暗く本格的にストーリーが動き出していく。 結束し...

2022年6月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第5作目。
さらに暗く本格的にストーリーが動き出していく。
結束していく生徒たちを観ているのは微笑ましかった。孤立していくハリーを支える友情も。
シリウスさんが…あっさりしすぎていて寂しい。

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よっしー

3.0少しずつ疑問点が出始めた

2022年4月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

今までに比べると、失速気味な印象。
というのも、今回の核になっている「予言」というものに関する説明が一切ないので、原作未読の自分にとってはよくわからないまま話が進んでしまったから。
ハリーの中の善悪の葛藤など、見どころは十分にあるのだけど、原作をだいぶはしょってしまっている(っぽい)のが気になる。

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ちかし

3.5【ハリポタシリーズ5/8作目!ファンタジーと現実の世界が融合した感覚?!】

2022年3月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

・2007年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・映画[ハリー・ポッター]シリーズ第5弾(全8作)です。
・初の身内死者を出した前作で、蘇ったヴォルデモートの下僕に殺されてしまったセドリック。それを目の前で見ていない魔法省は「ヴォルデモートが生き返った」事実を認めず、いきさつを話すハリーを嘘つき呼ばわり。それを契機にハリーとダンブルドアに様々な責任を押し付け、ホグワーツ魔法学校をも支配しようと画策。魔法省は上級次官のアンブリッジをホグワーツの先生に就任させ、ホグワーツからどんどんと自由を奪う。一方、裏ではヴォルデモートが力をつけるために着々と計画を進
め、それを懸念している「不死鳥の騎士団(過去、ダンブルドアがヴォルデモート陣営に対抗するべく創設した組織)」の残党も水面下で活動を始める。三つ巴の状況で果たして、ハリーは、ホグワーツは、ヴォルデモートは、不死鳥の騎士団は、一体どうなるのか…という大枠ストーリー。

[お薦めのポイント]
・出来事は多種多様で複雑でも、物語の骨格は明確で「整った映画」
・ハリポタの世界と現実世界がうまく融合されていて、共感度がかなり高まりした
・「不死鳥の騎士団」このフレーズだけでワクワクします

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

[物語]
・物語の骨格は「ハリーの心の成長」だと思いました。冒頭から殻に閉じこもりがちのハリーは、ともすれば自分勝手に孤独に落ちて行っているようにさえ見えます。加えて、口をきいてくれないダンブルドア先生。ホグワーツを管理統制しようとする魔法省、そこから派遣されたアンブリッジ先生による何も行動できないくらいの雁字搦めの規則。そんな中でも着々と力をつけようとするヴォルデモート。かなりのピンチに陥ります。しかし、ここで親友であるロンとハーマイオニーが無条件に支えてくれて、他の生徒が支えてくれて、不死鳥の騎士団メンバーが支えてくれる。それによって心を強く持ちヴォルデモートに立ち向かえたハリー。もちろん、様々な出来事が起こる物語ですが、本質はここなのかなぁと。様々な出来事を複雑に絡み合わせて発生させつつも、最後にはこの骨組み部分をわかりやすく観客に提示してくれているなぁ、と感じました。
・特に、様々な規制によって魔法学校の生徒に魔法を使わせなくする魔法省、は悪者ではないけれど、物語(主人公たち)の意思や行動を阻む大きな制約となっていて、物語を盛り上げてくれます。
・その骨組みを覆う外側のエッセンスも楽しめます。例えば、冒頭から過去の様々な人が登場していきなりワクワクさせてくれたり、ことは魔法省を巻き込んだ大事になっていることを感じさせてくれる物語構成、偉い人とはわかっていてもこれまで一度もその強さを見せることがなかったために「本当に強いの?」と疑ってしまうダンブルドア先生自身の強さが初めてみれる、などです。

[演出×映像]
・映像と演出において、これまでの作品とは一線を画すほどに、ハリポタの世界に対する共感度が強まった作品でした。我々の現実世界を思わせるような自然豊かな風景(物語導入部分)、身近に感じる地下鉄の雰囲気、公衆電話の中が魔法世界に通じる、マグルが住むマンションのはざまに不死鳥の騎士団のアジトがある…などなど。マグル(人間)の世界が描かれるときに、私たちが普段過ごすような風景、それがリアルに映像演出されており、「私たちにも見えないだけで、本当にいるのかも」と思ってしまうような作りになっているのです。 これまでの作品では、おとぎの国の話としてしか見ていなかったものが、一気にリアルに身近に感じてしまうのです。 魔法の世界と現実世界をうまくつなげてくれいてる、まさに現実世界×ハリポタ世界の融合!を体感しました。これが私の共感度をかなり高めてくれました。

[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。違和感も感じません。いつもどおり、安定のハリー・ポッターの世界に入り込ませてくれるBGMたちでした。

[演技・配役]
・ロンが皆に疑われているハリーをかばうなど、確固たる親友枠を誇示してくれたところが頼もしくて素敵でした。
・一方、ハーマイオニーはいつも通り冷静な立ち位置でいる。これもまたバランスが良くて素敵です。
・1作目で「将来ハリーの宿敵になるだろう」と勝手に予想していたマルフォイが「たかがマルフォイ」とロンに言われるまでになり下がってしまったところが少し残念ですが笑ってしまいました。
・継続して観ていると、あの幼かったハリーが、なんと初のキスシーン!は感動モノです。

[全体]
・これまでのハリーポッターシリーズでは、予想外の伏線に魅了されていました。しかし、5作目の本作はどちらかというと「しっかりとした魔法バトル物語」に仕上がっていますね。もはや、子供向けではなく大人に向けられたしっかりした映画です。
・シリーズ1,2作目は同じ匂いがして、3作目はガツンと様変わりして感動、4作目は何とも言えない変化を感じ少しだけ「…」に、5作目で完全大人向けのファンタジー映画に収まった、というイメージです。ここまでくると、この先がどう変化するのか、しないのか、これも楽しみになってきます。
・個人的には「不死鳥の騎士団」がガンガンに戦う映画にしてほしかったです。笑 しかし、本作はやはり「ハリーの心の成長」だと解釈しました。その為に必要な要素を限られた上映時間に取り込む都合上、そういった話は描けなかっただけかもしれませんね(そもそも原作にそんなシーンがなかったりして笑)。
・そして、ここぞという時にいつも素敵な台詞を発するダンブルドア先生。今回も、「ハリーの心の成長がテーマだ!」と感じさせてくれたのは彼の言葉です。

 「どれだけあやつと似ているかではない。どれだけ違うかだ」

・なるほど、この言葉に向かって物語は進んでいたのか…とぞくっとしました。
・残すところあと3作。もう少し時間はかかりそうですが、できる限り一気観して、ハリポタの世界を思いっきり楽しませて頂こうと思います。ありがとうございました。

#映画 #ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 #HARRY-POTTER-AND-THE-ORDER-OF-THE-PHOENIX #2007年 #ファンタジー #シリーズモノ #ハリー・ポッターシリーズ #デヴィット・イェーツ監督 #J・K・ローリング #ダニエル・ラドクリフ #ルパート・グリント #エマ・ワトソン #ゲイリー・オールドマン #ハリーの心の成長 #ファンタジーと現実の世界の融合
#全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.6

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3104arata

4.0イメウダ・スタウントン演ずるピンクおばさんの嫌らしさが、強く印象に残った

2022年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

新たにデビッド・イェーツ監督による2007年公開の米英映画。脚本、音楽も新しくマイケル・ゴールデンバーグ、ニコラス・フーパー。

イメウダ・スタウントン演ずるピンクおばさんの性格の悪さ!見ているこちら側もこの野郎と思った。それだけ、その演技及び脚本が出色ということか。

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Kazu Ann

3.0ピンクババアが本当にムカつく 顔もムカつくし仕草の一つ一つがムカつ...

2021年12月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ピンクババアが本当にムカつく
顔もムカつくし仕草の一つ一つがムカつく
妙にイラつかせてくる所がやっぱすごい上手いんだろうな〜
キャストも演技もすごい
秘密の部屋で特訓してる時に魔法撃ち合うけど、、、どういうルール???
ヨーイドンも何もないのに先に撃った方が勝つだけの謎の練習
ヴォルとダンブルの対決はよき分からないけどすげ〜と思った
もうすっかりダークファンタジー

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暮れなずむハリー
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