「「由紀恵貞子☆最恐説」」リング0 バースデイ 一撃さんの映画レビュー(感想・評価)
「由紀恵貞子☆最恐説」
「貞子」最新作がとんでもない駄作だったため、改めて過去作の良さをと思いレビューします。
はやりもう、パニックホラーに寄せないと「呪いの恐怖」ではホラー映画として、リングとしての破壊力は期待できないのでしょうか。
明らかにこの作品を境に、以降の作品はパニックホラー化してしまい、3D2は四つん這いの蜘蛛の様な貞子が複数体襲ってくる始末。ウォーキンデッドやバイオハザードに寄せ過ぎて、ある意味パニック。
貞子というホラーアイコンがジワジワと迫り来る恐怖。そんな貞子の怨念の最後の作品です。
貞子役の仲間由紀恵さんはこの作品の貞子にピッタリ過ぎて、貞子の悲しみに感情移入し過ぎます。一作目のリングの貞子を由紀恵貞子として観直すと感慨深いです。
本作で主役の新聞記者、宮地を演じた田中好子さん、今作までシリーズの中で山村志津子を演じたモデルの雅子さん、貞子幼少期の担任の先生役を演じられた角替和枝さん。3人の女優さんはお亡くなりになられており、シリーズへのご出演は本作が最後です。大好きな作品として大切にしたいと思います。
最恐シーンの由紀恵貞子はシリーズ通して最恐シーンに仕上がったと感じます。リングのテレビから出てくる貞子、リング2の井戸から上がってくる貞子、そして本作の最恐シーンの貞子はそれらを遥かに上回る恐怖でした。「うわぁ!!!!!」ってなりますよ(笑)
そんな貞子がもう一度観たい。
そんな願いはもう叶わないと思います。
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