劇場公開日 2000年2月26日

マグノリアのレビュー・感想・評価

全46件中、21~40件目を表示

5.0生きるって切ない

2018年11月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

もう何度も観た大好きな作品です。
人はそれぞれの人生を、喘ぎながらも必死で生きている。生きるって何て切ないのだろう。
監督のP.T.アンダーソンはそんな人々の人生の断片を、少し距離を置きながらも突き放すことなく、慈悲深い目線で描き出す。そして人生の主役は自分自身なのだ、ということを痛感させられる。
ラストの非現実的な出来事は、登場人物たちにとって、逃れられない全ての苦悩から解放される救いであると共に、観客にもある種の浄化作用をもたらす。
この作品以前に同様の群像劇で構成された巨匠ロバート・アルトマンの「ショートカッツ」があるが、ここでもラストは天変地異により締めくくられている。アルトマンの崇拝者であったアンダーソンはこの作品にインスパイアされた事は想像に難くない。
全ての映画にオチやメッセージや教訓を求める方には消化不良の作品だと思う。そんな事に捉われず、登場人物それぞれの切実な人生に共感しながら鑑賞する作品です。

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BECK

5.0PTA祭その5

2018年6月16日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

劇場公開時以来の再鑑賞。あちこち記憶と違っていたが、思っていたよりもさらに素晴らしく、大好きだということを再確認した。登場人物が微妙に繋がりのある群像劇は大好物であるが、それだけではない。主要人物だけで老若男女10人以上いるが似たような人物はいないこと、クイズ番組という軸があることで人物の設定や繋がり具合を把握しやすくしていること、個々のエピソードも印象的であることと、など容易に飲み込めるような工夫が施された至れり尽くせりの親切設計である。テレビ局内等で長回しで動き回るカメラとか、その他細かな仕込みもちょこちょこありでさらにテンションアップである。
おまけにオープニングの"One"で一通り人物を紹介し、悩める登場人物達に"Wise up"をリレー式に歌わせるなど音楽の使い方がまた絶妙。エンディングの”Save me”ももちろん。
珍しく普通のいい人の看護師ホフマン、「自身に満ち溢れたカリスマという演技をしている男」を演じるクルーズ、「財産目当ての後妻」という定番キャラからのムーア、やることなすこと裏目裏目のダメおじさんの哀愁漂うメイシー、汚い言葉に一々反応する生真面目で不器用だけど優しい警官のライリー等々役者陣も素晴らしく、3時間があっという間に過ぎていく…。
そして物議をかもしたアレだが、人物たちの人生に影響を及ぼす繋がりの一つとして機能しており、また、人生はうまくいかないことがあってもそれでも何が起こるかわからないものだってことの暗喩だと思っている。

どうでもいいがエンドクレジット中に"Practical frog effects"という項目があって笑ってしまった。

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なお

2.0登場人物がそれぞれに繋がりがあり、1日を通した中のストーリーですが...

2018年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD
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ひぃちゃん

5.0何度も観れば分かる

2018年3月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

飛躍的な表現かも知れませんが、この映画は単純に楽な人生を歩んでいる人には全く意味が分からないはず。

自分がある程度、実際に経験した苦い思い出や、愛する人がいたり失ったり、愛する人を求めていたり、仕事で失敗したり、友達に救われたり裏切られたりと、そんな経験が無い人には摩訶不思議な内容です。

人生には色んな事があって、時には想像も付かない事も起こるけど、それでも前を向いて進もうよって言うテーマを受け取れる人にだけ、心に響く映画です。

私の周りでもこの映画に対する評価が低い人は、やはりそれなりの人ばかりです。

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a n

3.5「衝撃的なオチ」と「伏線」

2017年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

余命わずかの老人、SEXを説いてまわるカリスマ青年、癌を宣告された人気番組の司会者、
ドラッグ中毒の女性に恋してしまった警官、過去&現在の天才少年…その他もろもろ。
登場人物が多くて少し混乱すると思います。
彼らに共通することは人生において苦悩しているという事。

それぞれがアメリカンライフを送っている、ある一日のお話です。
一見何のつながりもないように見える彼ら。
そこで起こった偶然と不思議なめぐり合わせ。

人生に悩んでいる登場人物全員が窮地に陥った時に・・・
それは起こるんですwwww

なぜ空から蛙が降ってきたのか。。
82という数字がやたら出てくるのは旧約聖書の8章2節、蛙のエピソードからヒントを得たと言われていますが、
監督は脚本執筆当初は、この聖書の内容は知らなかったそうです。
チャールズ・フォートという作家の本からヒントを得たそうで、
「蛙というのは、社会の健全性を判断するバロメーター。環境が汚染されれば、奇形の蛙が生まれるからね」との事。
恐らく撮影途中あたりから聖書の件を知り82を演出に加えて
関連付けさせたのかも知れませんね(*^_^*)

それにアメリカでは「絶対起きないこと」の例えに「蛙が降る」という、ことわざがあったり
土砂降りの事を「it's rains bullfrogs.」と言うそうです。
bullfrogs=ウシガエル

で、色々調べた結果ですが・・竜巻なのですね。
映画のタイトル「マグノリア」は花の名前ですが、映画の舞台となったサン・フェルナンド・バレーに実際にある
ストリートの名前でもあります。ここは竜巻が発生しやすい地域です。

時々、気象情報が間に挟んでいたのは竜巻が起こりやすい条件だったのではないでしょうか。
少年が唯一人、蛙の雨を見ても大して驚かず「こういう事もありうる」と微笑んだ理由。
彼がいた図書館で勉強していた本が竜巻関係だったことw
冒頭でダイバーが飛行機吸い上げられたのは、これの伏線でしょう。
聖書、ことわざ、竜巻をかけ合わせた演出なんだと思います。

こういう伏線がいっぱいあります。
例えばクローゼットの殺人犯。ラッパー少年が犯人を警官にラップ調「犯人はうじ虫」って教えますが、
警官は理解できず。。ですが物語の途中で黒人女性の息子のあだ名が「うじ虫」と出てきます。

他にも伏線がありますが、映画を観て楽しんでください。
後から知ると2回目見るのが面白くなりますよ♫

結局のところ、この映画のメッセージ性は??

■偶然は必然だったとか・・
■人生において何が起こっても不思議ではない・・
■信じられない事態が目の前で起こったことで
それまで心を捕えていた悩みを一瞬忘れ追い込まれていた状態がリセットされ自分を捕えていた悩みを
今までとは違った角度で見ることが可能になった・・

そういう事を言いたかったのかな?

トム・クルーズのブリーフ姿が見れるとは思わんかった。(笑)
今のトムなら演じないような役柄なので貴重な映画かもだねw

3時間と長い映画でありながら、謎は謎のままにして伏線だけは用意周到。
あとは観客がそれぞれに考えてねって感じです。
分からないまま観ると不完全燃焼で(゚Д゚)ハァ?ってなる映画ですねw

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Leo★/R

1.5オチonly

2016年10月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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ジンクス

3.5懺悔…

2016年9月14日
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鑑賞方法:DVD/BD
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♪riko♪

2.5???

2016年9月11日
iPhoneアプリから投稿

??????…???………。 カエル!?!?

ラストシーン近くで食事を始めてしまいました…。
ゲロっ。いや、グロっ…。

いろんなことが同時に起きていて、繋がっていたりする。ということなのかな。

じっくり見るより、かるーく見たほうがよかったかな。
吹き替えをお勧めします!

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もか

3.5文学や抽象とエンタメの間にいる

2016年8月13日
Androidアプリから投稿

これをエンターテイメントにしているのはトムクルーズの力かな。
偶然なのか必然なのか、
いろんなことが繋がっていて、
という話しはよくあるけど、
無理矢理繋げている訳ではなく、
それぞれの人間の話と見れるので自然。
それぞれの思いが伝わるような伝わらないような。

何故かたまに見たくなる映画。
多分、音楽がよいのだと思う。
登場人物が歌を歌うところが良かった。

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son

4.0アトラクションのような映画

2016年7月20日
iPhoneアプリから投稿

真面目に観るには辛く
不真面目に観るには難しい映画

根気が必要です。
吹き替えで観るのをおすすめします?

ストーリー展開がアトラクションや馬車馬のよう
とにかく、いろんな意味で酔ってしまいます。

俳優陣も大変豪華です。ジュリアン・ムーアは美しいし、ひとりひとりが貪欲に生きる映画でした。

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Ayaka

3.5What ?!

2016年3月7日
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I can't really understand what was happening in the film ... and why flogs falling from the sky ???!! and too long to focus on it for 3 hours but I like Tom Cruise tho

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Bond Showgo

3.0分からない……

2016年2月9日
iPhoneアプリから投稿

なんだこれは…
まずオープニングは中々良かった
で、本篇始まったと思ってたら全然ついていけない…
ん?この人だれ?ん?どこで繋がってた?

途中からは興味もなくなった。
どうなろうがどうでもいいわ!!
病人多すぎじゃ!

しかも、それは起きる……ってカエルかい!!なんやそれ!説明はないんかい!!

自分が浅かったのかなあ
理解しようという気持ちが足りなかったのかも。もう一度見ます。

トムクルーズはこういう役も出来るんだと思った。似合ってた。

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JYARI

3.5長い!

2015年5月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

3時間の大作。がしかし。人間達の1人ずつの出来事が繋がっていく有様が小気味よく。
ラストの出来事は突拍子もなく???と浮かんでしまったが。

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スパイク

4.0破壊力大 「みっともなさ」の集合体。 誰かに「みっともない」と思わ...

2015年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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gitok

3.0不思議な映画。

2015年1月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

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ひろっぴ

3.5どうしようもなくて、愛すべき彼ら

2015年1月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

この作品に出てくる人たち、みんなを愛してほしい、なんかそんな気持ちになる作品でしたね。
みんな、本当にどうしようもない人たちなんですけど、でも人ってやっぱりどうしようもなくしか生きられないとも思うんですよね。見ていて、だんだんと身につまされるというか、こんな風にしか生きられないことを肯定しなくちゃいけないような気がしてくるんですよ。そう思うと、極度に教訓めいた作品ということかもしれないですね、これって。そう言えば、前に見た『ゼア・ウィル・ビ・ブラッド』もそんな教訓めいたものを感じたような気がします。もちろん、押しつけがましくなく、どうしようもなさをただただ描いていたわけですけど。
群像劇にありがちな、最後に一堂に会するというわけでもなく、神話的なモチーフで締めくくるのも悪くないですよ。なんかとんでもないことが起こった後って、やっぱりすっきりしますもんね、不思議と。

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チャーリー

2.5ええっ?ていうやつ

2015年1月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

もっとわかりやすくてもよいと思う。
とらえどころのない導入は魅力的だが、どこまでもそれが続くとなると単純に散漫な印象だけが残ってしまう。
まとめることをほぼ放棄したかのストーリーのオチは、あまりにシュールだ。ある意味では究極の、予想外、は評価されたのだろうけど、点を結ぶ線に、あり得ない事、を持ってくる発想は苦肉の策とでもいうか、物語を突き詰めることからの逃避に映る。
感情的な演技を多様する演出も、ポイントが散って効果的とは思えない。
特にラストの微笑は既視感を覚え、いただけない。
マイナスばかり挙げ連ねたがエネルギーに満ちているのも事実。

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okaoka0820

4.0みんなマグノリアしちゃう。

2014年11月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

知的

自分がダメなときに見ると良い映画。
やっぱり、好きな映画。
それぞれの人生を背景にして、それぞれのストーリーが同時進行されていきます。

みんな、色んなことあるし。

だけど、空からカエルが降ってきてみんなマグノリアしちゃうんだってことでした。

だから、今日も明日も頑張ろ。

素敵な映画です。

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Yuune.

4.0痛々しい負い目

2014年11月6日
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知的

自分の欠点、失敗、負い目を直視するのは、勇気がいるし、苦しい。

都合の悪い部分には、あえて蓋をして、「自分はまっとうな人間です」って顔で暮らすほうが、どれほどラクか。

痛々しい負い目…。それでも、呼吸し、食べ、飲み、ダメな自分を見つめ、いつかそこに花を咲かせよう。

一見ばらばらのストーリーも、実は、同じ軌道(テーマ)を巡る惑星のように、どこかで繋がっていた。

そして、偶然にも、少しずつ誰かが誰かを救っていた。

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Raspberry

3.0ラストのカタルシスたるや

2014年6月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

興奮

観たつもりになってて観てなかった。
群像劇なんだが特筆すべきは爬虫類嫌いには恐怖でしかないラスト(私は大爆笑したが)と全編通して素晴らしい音楽かと。
群像劇自体の巧みさはあまり感じられなかった。

死ぬときに自身の罪を振り返るってことは一種のテーマだろうが、
そこまで感情移入できなかった。
でもいい映画!

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cani tsuyo