スリーピー・ホロウのレビュー・感想・評価
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ティムバートンとジョニーデップ最高傑作
首を切るシーンが何ヶ所かあったけど普通に観れた。怖がりの主人公はとてもかわいかった。ジョニーデップかわいかった。クリスティーナリッチもかわいかった。
軸がぶれない
妖怪・サイケデリックでおなじみティム・バートン監督。
私はレオンやグラン・ブルーでお馴染みリュック・ベンソンや
ファイト・クラブ、セブン、ドラゴンタトゥーのデヴィット・フィンチャーが
好みなので、映画全体としてはそもそも受け入れられない、というよりかは
価値観の違いがある。
しかし、リンカーン秘密の書やシザーハンズから、軸がぶれずに作品を描けるの
はとても素晴らしいことだと思うので、この先の作品にも注目したいところだ。
バートン×デップのコンビの最高作の一つ!
18世紀末。ある村で連続首無し殺人事件が発生。犯人は首無し騎士…? 捜査官イカボッドが事件を追う。
アメリカ人なら誰もが知っている首無し騎士の物語を、ティム・バートン×ジョニー・デップで映画化した、1999年の3度目のコンビ作。
バートン×デップのコンビ作としては、「エド・ウッド」「スウィーニー・トッド」「シザーハンズ」と並んで大好き。
ジョニー・デップが「パイレーツ〜」で一般人気になる前の作品なので、日本では悲しい事にさほど話題にならなかったが、今だったら…!?
とにかくこの映画が好きなので、もう何度も見ている。
冒頭、滴り落ちる血のようなインクとダニー・エルフマンが奏でる音楽に開幕からゾクゾク。
バートンならではのダークな映像美はパーフェクト!
美術と衣装の素晴らしさは特筆!
デップ演じるちょっと頼りないイカボッド捜査官はコミカル。よく気絶するし(笑)
そのイカボッド捜査官の過去の対峙と、ミステリータッチのストーリー展開は全く飽きる事無い。
ヒロイン、クリスティナ・リッチはこの世界観にぴったり。仄かにロマンス要素も取り入れ、登場人物は皆怪しく、ムードも完璧!
何と言っても圧巻は、首無し騎士。
大木の根元から飛び出す出現シーンは鳥肌モノ。颯爽と現れ、首を切り落としていき、不謹慎な言い方だが、クール!
演じたアノ人の怪演共々、強烈インパクト。
ティム・バートンの手腕が冴え渡った最高のエンターテイメント。
やっぱりバートンにはこういう世界観が合う〜。
さて、久し振りに何故見たかと言うと、本作の前に「ダーク・シャドウ」も劇場以来久々に見て、つまらなかったモヤモヤ感を払拭する為のお口直しに…(笑)
怖がりだけど頑張る主人公
スリーピー・ホロウという小さな村で起きる怪奇現象…
それは、相次ぐ首無し殺人事件。
事件解決のため村を訪れた捜査官イカボッドは、自称「科学捜査が得意」として、首無し騎士など迷信に過ぎない、私が真相を暴いてみせる、と意気込む。が、ある夜、本当に首が無い騎士が目の前に現れる……、というお話。
ホラー作品で、数人の被害者が首を斬られますが、それほどグロい感じではなかったと個人的には思います。
この作品、主人公イカボッドの、挙動がいちいち面白いです。
ヘンテコな道具を持ち歩き、怯える、気絶する、怖がりなのを隠そうとして虚勢を張る……あと、顔に血が飛んできたときの反応とかも。
マスバスという助手の男の子がいるんですが、その子に助けられてばかりで、イカボッドの情けなくていまいち頼りない感じが面白くてかわいく思えます。
実は私、はじめは首無し騎士はニセモノで、誰か人間が化けているんだと思っていました。なので、「死人の木」での出現シーンは結構驚かされました。
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