ヴァージン・スーサイズのレビュー・感想・評価
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70点ぐらい。美女!美女!美女!
昔ビデオの時代にレンタルで観て、あまり良くなかった記憶があったんだけど、久しぶりに観たら気持ちも変わるかもと、20年以上ぶりに、2回目の、鑑賞。
ほとんど内容を覚えてなかったのもあり、わりと新鮮で、昔と違って、けっこう楽しめました。
ただ最後がアレだ、終わり方が唐突というか、もうフィルムが切れそうだから終わらせるぞ!と急いで終わらせたような感じで、尻すぼみでバランス悪い。
あと話的にも、あまり濃い内容があるとは言えず、昔は良く思えなかったのは、この辺が理由だと思う。
この映画の最大の魅力は美女たちの共演で美女たちを観て楽しむ、そんな気がする(笑)
美女!美女!美女!って感じで、現実に、こんな美女ぞろいの姉妹がいたら、そりゃあスゴイですよ(笑)
キャロル・キングの「So Far Away」と「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」が多用されてて、延々と流れてた記憶があったんだけど、
「So Far Away」は使われていたけど1分も流れないし、
「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」に至っては1秒も使われておらず…
思い出補正か、記憶って食い違ってる(笑)
でも同曲が似合うような、70年代のアメリカが舞台のノスタルジックな映画です。
アメリカ文化が好きな自分としては気分に浸れるし、美女たちが観れるしで、映画館で上映してるうちに、最低もう1回は観よ♪(笑)
映画館で観ると美女たちがデカイのよ!美女たちが!(笑)
発見したんだけど、テレーズを演じたレスリー・ヘイマンは、ヘッドコーティーズのキラに似てる(笑)
5人姉妹少女期の誰にも触れられない、理解さえ許されないような繊細な輝くの瞬間 脆く儚く美しい幻想を映画に定着。この時代を象徴する豪華キャストも見もの。
1970年代のアメリカ中西部の町。
リズボン家の5人姉妹は、17歳から13歳まで、全員年子の美人姉妹だった。
ヘビトンボが飛ぶ6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが、浴室で自殺未遂騒動を引き起こす。
数日後、精神科医のアドバイスで一家は近所の子どもたちを招いてホームパーティを開くが、彼女はその場で投身自殺を遂げてしまう…。
5人姉妹少女期の誰にも触れられない、理解さえ許されないような繊細に輝く瞬間。
脆く儚く美しい幻想を映画に定着させた作品。
女性による監督・脚本作品であることが重要で、男性によることとは大きく意味が異なる。
しかし、映画は思春期の少年の目線から語られるため、少女たちが本当に何を思っていたのかが全くわからない。
少年たちの妄想は膨らむばかり。
少年たちがいかにも子供じみて幼いことか。
一瞬挿入される、車で脱走した少年少女たちのシーンが実に楽しそうで切ない。
この時代を象徴する豪華キャストも見ものです。
ワン・シーンだけの出演も少ない無いですが、名前を並べるだけで嬉しくなってしまう。
ジェームズ・ウッズ
キャスリーン・ターナー
キルスティン・ダンスト
A・J・クック
ジョシュ・ハートネット(「トラップ」で観たばかり)
ヘイデン・クリステンセン(「スターウォーズ!」)
スコット・グレン
ダニー・デヴィート
マイケル・パレ
・・・
今回の鑑賞で個人的に驚いたのがA・J・クックです!!
「クリミナル・マインド FBI行動分析課」レギュラー、ジェニファー・"JJ"・ジャロウ役だった彼女が、16歳の次女メアリー役で出演していました!
観ても全くわかりませんでした。
最後まで続くモノローグが倒叙ミステリーをリード
中々に興味深く面白い映画でした。
衝撃のオープニング。悲劇的な序盤。
最後まで続くモノローグが、倒叙ミステリーをリードしていきます。
主役の五姉妹の末っ子を演じたハンナ・ホールがとても魅力的。序盤で退場した後の不在感が、映画全体の雰囲気に最後まで影響を与えていました。
その末っ子セシリアと四女ラックス以外の三人は、名前こそあれ、非常に記号的に描いているのが面白いです。原作の描き方も気になりますね。
描写されていながら直接的には説明がされないシーンも多くて、謎の多い魅力的な映画です。
【”誰も5姉妹の少女から大人の女に変わる微妙で繊細な心情に気付かなかった。”男の子達の子供っぽさや、5人姉妹の両親の過保護過ぎる姿が惹き起こした悲劇をセンスある音楽と映像で映し出した作品。】
■美しいリズボン家の5人姉妹。
彼女たちの厳格な母親は、この宝たちを世俗から守ろうと必死になっていた。
そんなある日、13歳のセシリアが手首を切って自殺を図る。
何とか一命を取り止めるが、精神科医は抑圧された生活が自殺の原因だと診断を下し、彼女は再び命を絶つ。
そして、残り4人も・・。
◆感想
・結末の悲惨さにしては、映像の美しさ、音楽のセンスの良さが光る作品。その後のソフィア・コッポラの作風の一端が伺える。
・登場人物の中でも、14歳のラックス・リスボンを演じたキルスティン・ダンストの妖艶さは、少女ではない。 最早、一人の若き女性である。
それに比して、彼女を落とそうとしたトリップ(ジョシュ・ハートネット)の幼稚さが目立つ。
マア、男の子と女の子の精神的成熟度合いのスピードの違いは、医学的にも証明されているけれど。
<今作は、物語の展開の軽快さと、ラストの重さのアンバランスが不可思議な余韻を醸し出す作品である。>
わかっていないことしかわからない
「僕たちは彼女たちのことをなにもわかっていなかった」
ということだけでもわかってよかった。
彼女たちもだれかにわかってほしかったではないだろうし、むしろわかった顔するやつ全員鼻で笑っている感じ。
いっしょに望遠鏡をのぞき、いっしょに家宅侵入する男の子たちと、それぞれの方法でそれぞれの場所で死を選ぶ女の子たち。
刹那的な少女時代の美しさや儚さや無垢さや凶々しさに結びつけて考えたくなるけど、それもものすごく野暮なことなんだろうなとおもった。
ガーリームービーと言えばコレ
パリ五輪閉会式でエールがフェニックスとplayground love演ってて懐かしくなって再鑑賞
映画館で観た'00当時はお洒落な映像と真っ暗なストーリーのチグハグさに(わっかんねー)と頭抱えつつ選曲がツボでサントラCD鬼リピしてた
今観るとキルスティン・ダンストのための作品ですね
ジョシュ・ハートネットの髪型は時代とは言え変で何で奴がモテるのか
惨憺たる出来のデビュー作
ソフィア・コッポラは『ロスト・イン・トランスレーション』や『SOMEWHERE』が割と気に入っていたので初期作品も見ておこうと思い鑑賞。同じ監督が撮ったとは思えないほど不快だった。
とにかく映像が酷い。当時のアメリカ映画にお決まりの文法をバカ正直にそのまま流用しているだけな印象を受ける。ショットはポップネスのためだけに好き勝手切り刻まれ、並べ立てられているため、余韻が生じる余地すらない。物語のほうは明らかにある程度の余韻を必要としているにもかかわらず、だ。かといってジョン・ウォーターズが『シリアル・ママ』でやったような、当時のアメリカ映画のポップな文法を愚直に模倣することで物語の奇形性を逆説的に強調するといった策略性や批評性も感じられない。単に映像と物語の波長が合っていないだけ。
監督の父親でありアメリカ映画界の大巨匠であるフランシス・フォード・コッポラは叙事詩的な(つまり第三者視点からの「観察」に徹した)大作を数多く撮り上げている。そこではロングショット/長回しが基調を成していた。一方でソフィア・コッポラはきわめて個人的な(登場人物の内面の「生成」に徹した)どちらかといえば地味な作風を得意とする。彼女は父親の作風とその文法との単純な対比関係から、さして考えもせずにクローズアップ/モンタージュという安易な対立軸を採用しただけなのではないか、と邪推してしまう。
本作のちぐはぐさ(映像と物語の乖離)についてソフィア・コッポラ自身も自覚的であったようで、以後の作品からは本作のような軽率なアメリカ映画っぽさは消えている。その結果、父親と同じようなロングショット/長回しの文法に寄ってしまったことはある種の因果というか運命というか。
物語そのものに関していえばいつも通りのソフィア・コッポラという感じ。生死の境界線上をうつらうつらと彷徨う少女たちの姿は『ロスト~』のシャーロットや『SOMEWHERE』のジョニーに重なり合う。それゆえ映像とのミスマッチが一層腹立たしい。
死にたい理由を周囲に種明かしすることなく死んでいった少女たちを「男に消費されない女」の象徴としてウーマンリブの文脈で称揚することもできなくはないが、それにしては男たちの身勝手なエモーショナリズムに対する批判が足りない。「オレたちバカだったよな・・・」と思い出に浸る男たちを眼差すカメラはむしろ同情的でさえある。
ラストのパーティーシーンでプールに飛び込んだ青年が「俺は悩める10代なんだ!」と喚き散らしたことからもわかるように、やはり本作の主眼も『ロスト~』や『SOMEWHERE』と同じく「内面の空虚さに悩む個々人の描出」なんじゃないか。少女たちは死にたい理由を周囲に言いふらさなかったのではなく、言いふらすほどの理由がなかったのだと思う。
第三者視点でよかった
序盤からみんなどんどん狂っていくようなストーリー
リセプションあるあるの、女の性的搾取が暗黙の常識として描写される情景。
末っ子は状況に耐えられず自○する。
以降閉じ込められるが、閉塞感に耐えきれず次女はパーティーからセックスに明け暮れる。
枠組みに閉じ込めることだけが子育てではない。
最後の童貞たちのナレーションにて、彼らの悲惨な状況をやや冷めているようで微かな興味を示した形語っていたのが印象に残った。
彼女たちのもつ独特の脆さは、「死」が彼岸にないことに起因
10代の5人の美人姉妹の儚く切ない死にまつわる物語。
10代のもつ危うさは、水を入れられてパンパンに膨らんだ風船に似ている。ちょっとした刺激で、一気に破裂し、中の水が溢れてしまう。しかも、割れてなお、床をびちゃびちゃにするハタ迷惑さ。
彼女たちのもつ独特の脆さは、「死」が彼岸にないことに起因する。きっと彼女たちにとっては、彼方の地平線上にあるが、それでも同じ陸続き。途中には海や山のような大きな障害物は存在せず、遠いには遠いが、たぶん、行こうと思ったら行ける。
年を重ねることは、風船の中の水の量はそのままに、ゴム部分だけが徐々に伸びきっていく様に似ている。いつしか風船の容積は増え、相対的に水が占める割合が減っていく。それに無自覚でいることへの畏れは静かにヴァージンを蝕む。
ソフィア・コッポラの第1回監督作品。他の作品に比べ、多弁で脚本に起伏や事件性のあるところは第1回監督作品ならではの、らしさ。
90分の作品中、85分までは、まあまあ、最初の作品だしな、と思いながら観ていたが、ラスト5分でソフィアらしさ大爆発。ガスマスクとプールに背面から飛び込む少年に、天恵のセンスを感じる。
理解できないのに印象に残る
昔VHSで観た時、おしゃれで媚のない印象は得たが、話の筋はよく理解できなかった、ヴァージンスーサイズを、2023年に映画館で観た41さい女子の感想です。
字幕翻訳がいとしの松浦美奈さまだった。
次女メアリーが、クリミナルマインドのJJとして近年私の中でおなじみになったA.J.クックなのが、再鑑賞の動機の一つ。わっかいJJに会えてよかった。
音楽が、VHSで観た頃は知らなかったけど、2023年の今は知っている名曲がたくさんあって、嬉しかった。
アリーマイラブ好きでもあるので、HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART / AL GREENと、ALONE AGAIN (NATURALLY) / GILBERT O'SULLIVAN がかかってとても興奮した。
SO FAR AWAY / CAROLE KINGも好きな曲。
ジョシュハートネットの髪型がおかしくって笑えた。
姉妹がなんで自殺したかが読み取れたらいいなと思って観たけど、その点は説明する気がないことがわかった。姉妹の内面は描かないから。これは絶対に意図的。
説明しようとすればできるかもしれないけど、自分(たち)以外に内的世界を見せてなるものかという、作り手の意図じゃないかな。元少女として、そこはわかる。陳腐な大人たちに、女の子を性欲の捌け口&男同士の絆作りの道具にする(元)男の子たちに、わたしの何がわかるの?あんたたちなんかに絶対知った顔なんてされたくない。だから絶対教えない。そういう気持ちなのかなぁって思った。
ラックスが編み物してた。ラックスのお部屋がかわいかった。
キルスティン・ダンストが可愛い
キルスティン・ダンストがとりあえず可愛いです!
チアーズ、スパイダーマンのイメージが強いので、キャピキャピした役以外を観るのも新鮮でしたし、彼女の全盛期?というくらい可愛かった。
他の人に埋もれない、個性的でキュートなビジュアルが魅力だなぁと、あらためて思いました。
ジョシュ・ハートネットが出演していてビックリ。
もう引退したんですよね?
彼の出演しているブラックホークダウン大好きなので、新しい役で観るこができないのが残念です。
映像はとても美しくて、10代の絶妙な感情や、学校生活、親との関係を描いていて、飽きません。
自分の昔を思い出す…とはいきませんが、なんか納得します。
ただ、観る人を選ぶ映画だとは思うし、何回も観たいかと言われたらそこまでの魅力は感じませんでした。
13歳の女の子じゃないとわからない
「だって先生は13歳の女の子じゃないもの」
この台詞にこの映画の全てが詰まってると思う。
私がこの映画を見たのは13歳を少し過ぎた頃だったけど、少女たちの大人になることへの退屈と絶望を感じて「あぁ彼女たちは大人になりたくなかったんだな」と思った。だから見終わった後に不思議な感じはあまりしなかった記憶がある。
多くは大人になることを理解した時には少女時代が過ぎ去っているものだと思うけど、少女の時に大人になることを理解してしまったら…
それ程に少女の時は美しくて幸せだったのだと思う。
当時から見返して無いので、今見直したい作品のひとつ。
ダンスト
やっとやっとやっと観れた本作
どこが良いのかわからない
病的だけどいけてる
切なくて美しい、今までで観た中で一番の青春映画
永遠に憧れる象徴としての女神みたいな
アッサリ!すんなりと自殺を選んじゃう呆気ないラストを迎えるが一人一人を綺麗な映像に音楽と合わせて映しても良かったような。
姉たちが自殺を選ぶ理由はまぁ解るが一番下の妹の理由は何なのか?
軽くオカルト風味を削いだオカルト映画にも感じられるのは気のせいか。
可愛い訳では無いし若干、老け顔なK・ダンストが魅力的で女のコを撮るのが巧い監督だコッポラ娘は。
J・ウッズのトボけた感じも良くK・ターナーやD・デビート、S・グレン、M・パレとコッポラ父さんの力が発揮されたキャスト陣。
オカルト青春映画みたいな不気味な力は無いが「キャリー」も連想させられてしまう雰囲気が!?
ロックンロールの名盤を燃やされてしまうシーンはあまりにも酷だ。
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