イグジステンズのレビュー・感想・評価
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どんでん返し&どんでん返し&どんでん返し
本作はどんでん返し映画です。
しかも何度も視聴者に対して仕掛けてきます。
私が知っている中でも過去最多のどんでん返し数だと思います。
ストーリーは「VRゲームの開発者が何故か命を狙われて、なぜ命を狙われたのかゲームの世界に行って確かめる」というもの。
デヴィット・クローネンバーグ監督の美術や世界観が全開の映画です。
彼の作品が好きな人なら絶対に見るべき映画でしょう。
クローネンバーグ監督の特徴ですが、ストーリーは最初からではなく途中から始まり、そして視聴者をその世界観に引きずり込みます。
この映画が好きな人は同じ監督の「スキャナーズ」も好きでしょう。
現実世界とゲーム世界をつなぐマシン、 ハイテクマシンなのに生々しい...
独特な世界観
ゲームの世界
新ゲーム“ExixtenZ”の発表の場。ダークでオカルトっぽい雰囲気の中、子宮のようなコントローラー“ポッド”を使い、脊髄に“バイオポート”穴を開けて中枢を刺激する。失敗すると脊髄マヒとなるが、一旦穴を穿つとどんなゲームも楽しめる。逃亡途中で出会ったウィレム・デフォーはゲームデザイナーを神様のように崇拝していて、ロウの背中に穴を開けてもらうことになる。
しかしまぁ、ゲームの世界に入ったらグロのオンパレード。イアン・ホルムの手術するポッドもグロいけど、カエルみたいな両生類の解剖。とにかく、『マトリックス』の影響を受けたみたいな設定だったけど、メカとかコンピュータとは無縁の世界。バーチャルリアリティの究極の世界のような気もするが、夢と現実を行き来する設定とそう変わりはない。それにしても目的がないゲームというのもつまらないものですね。リアリストとリアリストを殲滅しようとするスパイとの戦いのようだけど、その設定さえわけがわからない。
ゲームに狂った奴が現実との見境がなくなって殺人を起こすような事件。これを警告するような内容なのはわかるけど、機械が全く出てこないのもリアリティーがないかも・・・どんでん返しは面白かった。
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