エリン・ブロコビッチのレビュー・感想・評価
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「ストロング・ウーマン」
ジュリアにとって「プリティ・ウーマン」以来の完璧なはまり役だ。
脚本の力もあるが、カメレオン監督のソダーバーグは見事に男が監督したとは思えないほどの「強い女性」を描き出している。
エリンの冒頭の顔色と最後の顔色は明らかに違うなど、細かい演出が作品に深みを与えている。
微笑まずには居られないラストの爽快感は、どの監督よりも勝る。
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女は敵に回しちゃいけない
作品によって当たり外れがはっきりしすぎてるスティーブン・ソダーバーグ監督の最上段に飛び込むホームランな作品。
バツイチ子持ちな肝っ玉母さんはしかも失業中。ろくな生活保護も受けられず、窮地に追い込まれた末にとった行動が、法廷を巻き込み、起死回生の人生の大逆転劇をやってのけてしまうのです。ちなみにこれは実話らしい。アメリカならではのサクセス・ストーリー。さらに男女差別のないアメリカでなきゃ、ここまでの嘘のような本当の話は成立しなかったでしょう。
ここまでの引き付けるストーリーを、ソダーバーグ監督は持前のけれん味のないシャープな演出で活かしてます。本人もなが~いスランプをくぐりぬけて、主人公の女にかなり自分を見出したかのように、ほんと歯切れよく映画は進行していきます。そして末筆ですが、主役を演じたジュリア・ロバーツは本当すれた女の役やらせるとうまいですね。日本の元気のない人全員に観てほしい作品です。
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