エリン・ブロコビッチのレビュー・感想・評価
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ある意味、バディもの
以前見た時は、ド派手な服装と喧嘩口調のキャラにちょっと引いたけど。
そこにはポリシーがあるし、狙いを定めたことにとことん進む姿勢。
実に気持ちがいいし。
弁護士事務所の所長エドが、貧乏弁護しながらも一緒に仕事をする。
「とほほ」なんだけど、エリンの真っ直ぐさを認めていく過程。
なるほどなあ、と今回納得。
型破りな実話物、ラストもスッキリ面白かった(覚えてなかったw)
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「上出来よ」
社会貢献、社会正義を真に感じる正統派映画。
正義のために戦うことの重要性を感じます。
エリン・ブロコビッチは、法律の知識も経験もないながらも、強い意志と共感を持って住民のために闘い続けます。彼女の行動は、個人が社会の巨大な不正と闘うことができるという希望を与えてくれます。
また、環境問題への関心を喚起する映画でもあります。企業の利益追求がもたらす環境破壊とその影響について考えさせられる作品です。この映画を見ることで、環境保護の重要性や企業の社会的責任についての意識が高まるハズです。
個人の力で巨大企業に立ち向かう姿を描いた感動的な作品です。実話に基づく物語とジュリア・ロバーツの素晴らしい演技に心打たれました。
素晴らしい爽快感
公開当時に劇場でみたエリン・ブロコビッチ
WOWOWで放映する度に観てしまう
実話の持つ力強さと爽快感がたまらない
今作でアカデミー賞にノミネートされたジュリア・ロバーツ演じるシングルマザー、エリン・ブロコビッチのサクセスストーリー
実話を元にした社会派映画を彩る、美しく親しみやい爽やかなお色気振りまきながら、真剣に巨悪と戦う様が大変良いのですよね
事務所所長との掛け合いも心地よく、暗くなりがちなこの手の映画を最高の爽快感で締めくくってくれます
公害の被害者である家族の母が最後に流す感謝の涙と所長の心意気
最高のエンディングです
観ていられない?!
キレやすい性格で人生を台無しにしてしまう。また変な男を愛してしまう。PG&E社に潰されてしまう。子供達が危険な目に合うかも。エリンが折角集めた署名が鍵もかけない車内から奪われてしまう…。リチャードは相手方のスパイなのかも?等々。
色んな妄想とドキドキが絡み合いすぎて、途中で何度も観るのをやめようと思った程。これが「実話」だとの一文で、よりリアルに不安が胸の奥で広がったせいなのかもしれない。
でも、結局のめり込んで最後まで観てしまったのは、ジュリア・ロバーツの美貌と演技の賜物。
また腹を抱えて笑ってしまうジョークが、センスよく散りばめられていて、この映画の良さをひきたてている。まるで爽やかな山椒のようでもあった。
そして、何という結末!!
見終わって検索すると、この会社は倒産したという記事を見つけた。実話の2人の活躍に拍手、拍手、拍手。
いつ見ても楽しく納得のいく実話。
劇場で鑑賞して依頼13年ぶりに観た。
観客に優しい映画作りをする監督
スティーブン・ソダーバーグに
巨大企業に挑む主人公に対し
危機的な設定などの難解さは無く
とても見やすい映画にしている。
自ら撮影や編集を手掛けるこの監督の作品は
「見せる」ことに安定感すら感じる。
ジュリア・ロバーツの売り方も
ほぼそれに沿っていて
プリティ・ウーマンから10年、
主演として2度目の栄光を手にした。
※
映画館で観れて幸せ
この頃のジュリア・ロバーツのビジュアルは、最高。
この作品と、前年のノッティングヒルの恋人でのジュリア・ロバーツは、一番キレイだった頃なので、白眉。
ちょっとリアルタイムから外れていて観たことがなかったけど、著名な作品だし、いつか名画座的な映画館で掛かるだろうと思っていたら、目黒シネマが3日間だけ掛けてくれた。
実話ベースのストーリーも良いし、スティーブン・ソダーバーグのムダのない編集もお見事。
弁護士役の俳優さんがスゴくイイ味出していて、表情の演技が最高。
全編を通して、ジュリアロバーツとこの弁護士役のコンビネーションが見どころ。
ハッピーエンディングの作品では、かなりの極北ではないかな。
20231127 目黒シネマ
子育てと仕事の両立&家族の支え
仕事に追われるママへ、息子さんの「ぼくと同じ歳の子どもが病気なんだ。ママでなく、その子のママが、証拠集めすればいいのに…」と裁判資料を読む息子の同年代の子どもへの思いと寂しさの混ざったセリフが切なかった。
それを聞いたママの子どもの成長を感じ取った表情は一見
感動に対してもう少し盛り上がりがあれば完璧だったかも
スカッとしました❗✨
いやぁ、誰に言えばいいか分からないけど、とにかく「ざまぁみろ!」と言いたい(笑)
バツ2、子持ち、貯金無しの女性がたった1枚の書類の不審に気付き、巨大企業相手に史上最高額の和解金を手に入れるまでの実話。
住民たちがエリンを見た目で判断せず、口は悪くとも物事に真っ直ぐな姿勢を受け止めてくれたからこそ実現できた事だと思う。
それともちろん周りのサポートも忘れてはならない。
エリンの母親としての強さと諦めない気持ち、周りの協力があって勝ち取った奇跡。
本当に言いたい。
「ざまぁみろ!」(笑)
深みよ
事実は小説よりも…で済む話。
20年も前の作品にいうのもあれだけど、
エリンの成功ストーリーって側面なら十分。
でも公害の被害者たちも、エリンの子どもたちも恋人も、
なんか添え物あつかいというか記号というか。
とにかく最後にくっついたボーナスの話が、全体をぶち壊しにするほど蛇足。
まぁあれにロマンを感じるのは90年代までだよねっていう。
【巨大化学企業が垂れ流していた6価クロムの実態を暴いた、”ど根性女性”の生き様と正義感に圧倒される作品。今作はドキュメンタリータッチであるが、見事なエンタメ作品でもある。】
■3人の子供を抱えて無職のシングルマザー、エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)は、交通事故に遭いながらも裁判に負けたことから、腹いせに担当弁護士エドワードの事務所を訪れて強引に職を得る。
ある日、書類の整理中に巨大化学企業PR&Eによる環境汚染の実態を知った彼女は、勝ち目のない戦いに挑んで行く。
◆感想
・ご存じの通り実話ベースの物語である。
だが、当時このテーマを映画化することは様々な軋轢があり、難しかった。
その壁を打ち砕いたのが、スティーブン・ソダーバーグである。
今作後の公害の実態を描いた数々の嚆矢的作品でもあり、記念碑的作品でもある。
・二度の離婚をし,、三児を育てるエリン・ブロコビッチを演じたジュリア・ロバーツの随所で観られる啖呵を切る姿が心地よい。
ー 彼女は、悪と善をキチンと理解している。忖度も一切しない。-
・エリン・ブロコビッチが、窮地に陥った際に現れたハーレイに乗る自由人の隣人、ジョージ(アーロン・エッカート)の彼女に対するスタンスも良い。
ー 彼が、今作後に大ブレイクした理由が良く分かる。-
・又、エリン・ブロコビッチが、強引に勝手に就職した弁護士エドワード(アルバート・フィニイ)の驚きながらも彼女を受け入れる寛容な姿も良い。
・エリン・ブロコビッチが、足で巨大化学企業PR&Eの汚染を聞いて回るシーンも、後半に効いてくる。
PR&Eの弁護士が汗をかかずに提示する資料との違いの明白さが明らかになるシーンの爽快さよ。
<20年振りに鑑賞したが、真実を追求する人間の姿は尊崇である。
巨大化学企業PR&Eからの賠償金の額をエリン・ブロコビッチから告げられた女性の表情は忘れ難い。
が、今作の価値は賠償金の額ではなく、それまで大企業の言いなりになっていた市井の人達の声が、世間に伝わった事実が、貴重なのである。
個人的な感想であるが、初見時には凄い女性が居たモノだと思ったが、不惑になり社会の表裏を知る様になってから今作を鑑賞すると、この作品が齎して影響は多大なるモノであると感じた作品でもある。>
事実は小説よりも奇なり
ソダーバーグ作品のなかでも一番好きな作品。
エリン役がジュリアロバーツってのがイマイチ合ってないような気がしてたが、鑑賞するごとに馴染んできている気がする。
シェリルクロウの主題歌もカッコいい♪
ブロコビッチ本人がウェイトレス姿で登場
ダイナーに子供を連れ行き、自分は空腹なのに食事をしないシーン。
雰囲気のある整った顔立ちの細身のウエイトレスがどうやらエリン・ブロコビッチ本人らしく、さすがミス・ウィチタだなと納得しました。
彼女の出自や、不幸な身の上、生きていくためになんでもやるバイタリティ、支える献身的なパートナーの存在など、不可欠な要素を丁寧に描写してあるのですが、特に前半部分が冗長で、話の起伏が乏しく退屈でした。
学はないのに、仕事に対する矜持を失わず、情熱をもって周囲を説得していく姿は、これまでのジュリア・ロバーツが演じてきたキャラクターを大きく飛躍するものでしょう。
自身のボスをタヌキ親父と罵るシーンなんか、生き生きと演じていて、お互いの役者魂がバチバチ火花を飛ばしているかのような掛け合いです。
楽しめました。
2016.7.4
スピーディで無駄の無い展開
先ずはロバーツ君とフィーニー君が喧嘩ばっかりしてるのに実は仲のいいお父さんと娘みたいで絶妙の名コンビです。会話もシニカルで良し。
結論として第一級のエンタテイメントですが、映画評論風にいうと、そもそも元の話が抜群に面白いので、原作の手柄なのか、脚本がいいのか、演出がいいのかはよくわかりません。特典の監督の解説聞くと、やたら作品のテンポについて語っているので、要は編集なんですかね?
しかし、アメリカっていう国は想像を絶する悪魔みたような極悪人がいる一方で、とんでもない正義感の核ミサイルみたいな人もいてスケール感が底なしですね。
実話ベースっていうのが凄いですね。
法律家でないにも係らず、大手企業から多額の賠償金を勝ち取った女性の闘いを描く物語。
実話を基にした作品のようです。
流石にオスカーを獲っただけのことはあり、ジュリア・ロバーツの魅力満載の映画です。自由奔放で、豪快で、常識の斜め上を超えていく主人公を、見事に演じ切りました。
映画は、大企業との法廷闘争をメインストーリーに、主人公の心の成長も描き物語に深みを与えます。生活に困窮した主人公が、偶然得た法律事務所での仕事。依頼人の窮状に同情し、その依頼人の信頼に自らの存在意義を見出すストーリーは、男性の私にも強く共感を感じるものでした。
ただ、大手弁護士事務所・・・特に女性弁護士とのやり取りは、少々やり過ぎに感じます。
確かに女性弁護士はエリート意識を感じさせる嫌味なキャラ設定でしたが、決して「悪」の設定ではなかったはずです。その彼女に癇癪を起こし喧嘩を売っているシーンは、観ていて気持ちが良いものではありませんでした。
映画では、女性弁護士は依頼人達の信頼を得ることが出来ずに、惨めな立場に立たされてしまうのですが、それにカタルシスを感じるよりは気の毒に感じてしまいました。
主人公側から謝罪和解することで、主人公の成長軌跡を見せた方が、映画としては深みが増したように思います。
やや恋人とのストーリーが冗長であったことも含めて、私的評点は4にしました。
ブラックジャックより凄い!
監督が本人であるエリン・ブロコビッチと、ジュリアロバートとこの二人は共通性があると。カリスマ的な力強い女性で、同じような性格でエネルギーがあると。美しいところも似ていると私は思ったが。ジュリアロバートを主役に抜擢したのも無理はないなあと思った。何度か観ているが、法曹、政治、独占企業が絡む、映画ほど好きな映画はない。
草の根の一般市民、母子家庭の母親であるエリン・ブロコビッチが身近な、そして、人間の生命を脅かす、社会問題に気づき、大会社(PG&E:日本の東電のようなもの)を相手取り戦うわけだ。全くゼロに近い知識だったことが、この裁判によって学んでいく姿が素晴らしくいい。わからなければ、わかるまで理解しようとするため、調べるにいくことや読むこと、人の聞くことを恐れない。『聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥』という格言を思い出させる。彼女は聞くはいっときの恥とは思ってはいない。わからないことに対する探究心は力強いし、知りたいから。それに、このPG&Eの問題が彼女の学習動機につながっていくわけだが、こういうチャンスを逃さなく活用するエリンにも感激する。パラリーガルの免許だって持っていないんだよ!!
場所は米国カルフォルニア州のモハビ砂漠にあるヒンクリー(Hinkley)という小さな地域。この土地は良くも悪くもPG&E恩恵を被って生きている地域だ。1996年の『Hinkley 対 PG&E』の サンバナディノ郡での訴訟で勝ったが、PG&E』の上告で裁判が大きく変化していく。ここにエリンのボスは環境汚染、や公害に強い弁護士をトップにかかえる。そして、弁護士たちだけで、交渉をしようとする。
米国は訴訟社会だと思われるが、訴訟起こすまでの草の根運動家の力が強い。教育のアプローチにのせいか、問題意識が強い人が多いようだ。エリンもその一人で、ここでエリンの凄いところは自分がヒンクリー(Hinkley)に住んでいなく、直接の被害者でないところだ。自分が直接的に6価クロミウム水質汚染の被害者だったり、家族が被害者だったら、立ち上がるケースは多いし、その被害を弁護士を通じて訴訟に持っていく。しかし、彼女は傍観者と言っていい立場だ。その彼女の好奇心、問題意識だけでなく、人として、同じ人間として、子供を抱える人として、この被害をそのままに見過ごせなかったんだと思う。弁護士の役割はもちろん大きいが、それより、何が正しいか否かか知っている彼女の行動力、原動力が凄い。体制に巻かれて利益のために正義ももみ消される世の中で、これだけもがいて損得より善悪を優先できる彼女はあっぱれ!
一番好きな会話はジョージとの会話のシーンで、ジョージが『別な仕事か、男を見つけろ』といったといったとき、『初めての仕事で、初めて周りのものが自分を尊敬してくれている』と。ジョージがひとこと優しい言葉が言えないのか?というシーン。エリンはその優しい言葉が言えない。息子に、『卵も買ってこようか?』と言われた時、『いいねえ』だけじゃなPerfect!!!が言えない(小声で言ってみる)。ボスにも、2ミリオンの小切手をもらった時も、勘違いに気づいて、『ごめんなさい。ありがとう。』が言えないし。(ボスが去ってから小声でありがとうと)ボスからは美人コンテストで習わなかったのかと?
DVD210円ゲットシリーズ。ジュリア・ロバーツの魅力爆発! セク...
DVD210円ゲットシリーズ。ジュリア・ロバーツの魅力爆発!
セクシーかつキュート。パワフルかつポジティブなジュリア演じるエリンの魅力に必ず虜にされるだろう。
そして実話という重み。全米史上最高額の和解金を手にした女。
説明無用の快作。絶対見るべきです。
巨悪に立ち向かう女性の強さ
巨体企業の公害問題に立ち向かう話。(実話)
ストーリーは好みではあるものの、主人公の性格(すぐ怒る、自己中心的、承認欲求高すぎ)が苦手で感情移入が出来ず、感動とまでいかなかった。
ただ、この大きな裁判に決着をつけることが出来たのは、主人公の性格があってこそなのだろう。。。
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